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後に魔王と呼ばれる元イジメられっ子  作者: ちょむろう
一章 復讐を誓い歩み出す
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第11話 連鎖



 その後、学校は休校となった。逃げた先生が他の教師を連れて戻って来た


 オレは連絡を受けて来た警察に連れて行かれた




(汐留さんと、この人は確か・・・)


 連れて行かれた先には以前、病院で会った男の人と汐留さんがいた


「やぁ、北大路くん。前会ったのは病院だったね、覚えているかい?」


 オレは小さく頷いた


「そうかい。前は名前を言っていなかったよね?警官の佐藤と言うんだ。よろしく」


 オレはまた小さく頷いた。挨拶が終わると集めた情報を元にオレに質問が飛んできた


 一通り答え終わると佐藤という警察官が喋り始めた


「北大路君、、どうして何故なんだ。なんでこんな事を」


「何でって?それはあんたも良く知ってるだろう」


 オレは睨みつけ冷たく答えた


「復讐・・・そんな事して本当に良いと思っているのかい?それに君のご両親だってそんな事は望んで無い筈だよ」



(佐藤の言葉は酷い詭弁だ。まやかしだ、何も知らない奴の戯言だ)




「あんたには、何も分からないよ。それに、、こうさせたのはあんた達だろ?そして良いかどうかは汐留さん、あんたが答えてくれよ」


 オレの言っていることを全て理解した2人は何とも言えない顔をしていた


「今回、北大路さんがした事について政府としては罪に問わず、無罪にする話で進んでいます」


「な!!!」


 汐留の話に佐藤は少し驚いた顔をした


「北大路さん、やはりあの熊は貴方が、、あの時なぜ正直に言わなかったんですか」



「言えば・・竜哉達を殺せていましたか?」



「それは・・・」



「北大路くん。君の気持ちも分からないではない。でも、やはり間違っている、こんな事」



(あんたの言葉は全てまやかし、デタラメだ)



「あの時、、何もしなかったあんたにそんな事を言われる筋合いは無いよ」


 オレは突き付けた。何を言おうが変わらない意思を


 

 佐藤は黙る事しか出来なかった



「汐留さん、オレをこれからどうするんですか?"能力センシティブ"を使える事が分かり、しかも無罪にしてくれるって事は何かあるんですよね」



「うん?あぁ、もう今の学校には居られないと思いますし、北大路さんにはこれから、コチラが用意する専用の学校に通って貰おうと思っています」


「そうですか、、」


「はい。士部崎さんにも同様の話をさせて頂きます。どうされるかは士部崎さん次第ですが。それと、貴方には数日後コチラの用意した場所で能力を見せて頂こうと考えていますのでよろしくお願いします」


「わかりました。もう話が無いのなら帰っていいですよね?」


「私の方は一旦終わりました」



「あぁ、、もし何かあれば自宅に行くようにするから。しばらく自宅からは出ないように」


 佐藤は覇気のない声でそう言った




 案内されながら出口へと向かった。その先では何やら騒がしい声が響いていた


「ーーしなさいよ!出しなさいよ!その北大路って子を出しなさいよ!」


「出せ!連れて来い!ここに居るってのは分かってるんだよ」


「ううう、、竜哉〜〜」



 複数人の大人達が泣き喚いていた


(今、オレの事を言わなかったか?)



 先ず汐留が気づき遅れて佐藤も気づいてオレを別の所に案内しようとしたが、気にせず進んだ



 大人達は近づくオレに気付いた



「お前が・・北大路か」



「そうですけどなんですか?」 


「何だとクソガキ!!お前、、よくもウチの綾を」


「アンタが綾ちゃんと竜哉を殺した北大路か」


「よくも、よくも」


 オレが"北大路透"である事を認識するとこちらに敵意を見せた


(この人達は竜哉と鈴木の両親か)



 突如男2人が叫びながらオレの方へ走って来た。慌てた佐藤と汐留、そして近くにいた他の警察官がオレと男2人の間に入った


「このクソガキが!!!殺してやる」


「落ち着いて下さい!!」


「離せ!離せよ!!何であの犯罪者を庇うんだ」


「止めなさい!ここは警察署だぞ。あんたら逮捕するぞ」


「捕まえるのは私達じゃなくてあの子でしょ」


「そうよ。こんなのおかしいわ!どうして綾が、、うう」



 "暴れ"、"泣き叫び"とんでもない事になった


 その中でオレだけは冷静だった



「"絶剣闇夜ぜっけんあんや"」






 "漆黒の刃"を飛ばしてこちらに向かって来ていた男の首を正確に跳ねた





「え!?」




 一瞬その場は静寂に包まれ、首が無くなった男は力なく倒れた。辺りは血塗れになり周りはようやく起こった事を理解した


「あ、あ、ああなた、、うそ・・・いやぁ〜〜〜!!!」


「お、おい!!緑山さん!緑山さん!」


(殺したのは竜哉の父親か)


 パニックになった。泣き叫んでいる女性は隣にいる女性に支えられながら首の無い男の方へと駆け寄った


 パニックの中、何が起こったのか理解した佐藤と汐留はオレの方を見てきた


「北大路君なんて事をするんだ」


 

 佐藤の言葉を聞いてオレがした事と認知した様だった


「よくも、よくも緑山さんを」


「この化け物が!!!」


「お前には良心と言うものは無いのか」



 好き勝手に言われた



(何で・・・お前らにそんな事言う資格は無い)



「汐留さん、あんたオレの能力を見たがってたよな」


 その言葉に汐留はこちらを向いた




「今、ここで見せてやるよ。"絶剣闇夜"」


 "漆黒の刃"が数10本と現れその内の1本をオレは右手で握り向けた



「ちょ、ちょっと待って下さい!!北大路さん」


 汐留は気づき止めに入った。他の者は恐怖していた



「竜哉や鈴木が大我と一緒にオレの家を燃やした事、、両親を殺した事は知っているだろ」


 オレの言葉に明らかに動揺した


「なら、、これもしょうがないだろ?今度はあんたらが痛みを味わう番なんだよ」




「綾達は関係ないでしょ。それにあれは事故だって」


(何だよそれ、、ふざけんな)



「何が関係ないだ!何が事故だ!ふざけるな、フザケルナ、ふざけるな!!!」


 刃が一斉に襲いかかった


「いけない!!」


 その瞬間汐留はポケットから"ボール"のようなモノを投げた


 ボールは3人の近くに落ちるとバリアーのような壁を生み出し3人を覆った




 "絶剣闇夜"は壁に刺さっていたが、ギリギリ届かなかった


(な!!!!!)


 オレは驚き直前で何かした汐留さんを見た


「危なかった。しかし、まさかこれが壊されるなんて」


 汐留に安堵と驚愕が見られた


 周りの人間は何が起こったのか理解出来ずにいた。竜哉達の両親は助かったが、依然として目の前のオレに恐怖していた


「汐留さん、、今のは一体!?」


「それはまた今度教えます」


 汐留さんはそう言うと竜哉達の両親に近づいた


「お久しぶりです。緑山さん、鈴木さん」


 知り合いに声を掛けられ少し元気になった様だ


「おぉ、汐留さん。さっきのはアンタが?おかげで助かったよ。早くあの化け物を捕まえるよう言ってくれ」


「申し訳ありませんが、北大路さんは今回の件については無罪と言う事で話が進んでおります。先程の緑山さんについても同様の話になるでしょう」


 想像もしていなかった回答に動揺した


「ちょ、ちょっと待ってくれよ!さっきあのガキがした事はアンタも見てただろ?それがどうして無罪何だよ!!おかしいだろ」


「以前お話しましたよね?政府は能力を重要視していると。だから鳳仙大我さんの件で貴方方のお子さんは無罪になったのです。今回はその対象が北大路透さんになっただけのお話です」


 信じられないという顔をしていた


「そんな、、あれはあくまで事故だったじゃないですか。アイツは明確に殺したんですよ!同じな訳無いじゃないですか」


「竜哉さんや、綾さんが北大路さんを常習的にイジメていた事はご存知ですか?」


 その言葉に驚き、動揺した様だ


「その状態であの事件を事故だったとは言い難いです。そして、今回の件はそんな状態で家やご両親を失った北大路さんに同情する部分もありますので、無罪という判断になってもなんらおかしくはございません。ご理解頂けましたか」




「そんな・・そんな・・・」


「りゅうや〜〜あなたぁ〜〜」


「あや、あや、、ごめん、、、ごめんなさい」


 竜哉達の両親はどうしようもない現実を知り絶望していた


「北大路さん、申し訳ありませんが貴方を帰らせる訳には行かなくなりました。今の貴方は何をするか分かりませんから」


 そう言うと汐留は佐藤の方を見た


「あ、あぁ悪いが北大路くん、しばらくこちらで身柄を預からせてもらうよ。悪い様にはしないから安心して欲しい」


「分かりました」


 オレは2人に従った



 絶望し、泣き喚いている竜哉達の両親を無視して前に進んだ






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