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日常で世界を変える(湯浅編)  作者: mei


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9月28日 親の気持ち子知らず


 お母さん「明日試合なんだ?」

 俺   「ああ。だから、観に行くわ」


 明日は、2年の野球部が淮南高校と聖徳高校が対決するのだった。


 お母さん「お昼どうするの?」

 俺   「テキトウにどこかで食べるよ」

 お母さん「わかったわ」


 後輩たちがどんな試合をするのかとても楽しみだ。直江のピッチングは、本当に重要になるだろう。


 俺   「また、帰ってくる頃に連絡いれるよ」

 お母さん「もっと早く連絡入れなさいよ」

 俺   「野球あるんだから、できないよ」 


 なかなか聞き入れてもらえない。


 お母さん「なんでそうなの?」

 俺   「試合も何時に終わるかわかんないし」


 ああ、もううるさいな。段々、お母さんとの会話がめんどくさくなってきた。


 お母さん「ホントにちゃんとしないと、手伝わないからな」

 俺   「なんでそうなるんだよ」


 お母さんは、機嫌が悪くとこうなることが時々多くある。


 お母さん「野球じゃなくて、勉強もしなさいよ」

 俺   「わかってるって」


 お父さんは野球をすることに対して賛成のようだが、お母さんは、あまり賛成していないみたいだ。仕方ないけど、なんだか鬱陶しさを増していた。明日は、直江が久しぶりに登板するからこそ、ちゃんと見届けたかった。おそらく、終わったら野球スクールに行く。俺も今のままだと、到底大学でやれるレベルではないのだから。


 お母さん「ちゃんと連絡してきなさいよ」

 俺   「ちゃんとするから」

 お母さん「そういえば、お父さんが大学どうするのって聞いてたわよ?」

 俺   「お父さんが?」


 お父さんの名前を使って自分が知りたいだけなんじゃないかと思ってしまう。


 お母さん「ちゃんと言っときなさいよ」

 俺   「10月までには決まると思うから」  

 お母さん「わかった。それを言っとくわ」


 大学の授業料が安くないことくらい、俺でもわかる。そこに意味があるのかと言われてもあまりピンとこないのもたしかだ。


 俺   「時間ある時に、俺からも言っとくよ」

 お母さん「ならいいけど」


 子どものことって、そんなに知りたいもんなのかな?大人でない俺には、まったくわからなかった。親の気持ち子知らずってことなのだろうか?でも、そんなのどこの家でもそうに決まってる。よくわからない言葉を作ったものだ。

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