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日常で世界を変える(湯浅編)  作者: mei


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70/80

9月27日 打撃投手

 【淮南高校打順】

 1番 若葉亨   

 2番 成田勇平  

 3番 足立會 

 4番 直江雄太郎 

 5番 南翔太

 6番 近藤秀平  

 7番 氷島旗   

 8番 八尾快斗

 9番 佐川秀平  


 これは、今のメンバーの中で組んだベストメンバーの打線。ここで抑えられたら、少しは自信にもなるか?俺の中では、クリーンナップの足立、直江、南の3人は三振で仕留めたいと思っている。1番、2番は、軽く打ってもらい準備体操。エンジンをかけるのは、足立から。南までいければ、あとはコースが甘くならなければ打ち取れる。問題は、7番の氷島だと考えていた。というのも、コイツはとても足が速い。セフティーバントなんかもしてくる可能性がある。コイツのところでもう一回エンジンを入れないといけないのはやっかいだが、それも仕方がない。

 俺は、ボールを握り、キャッチャーの方を向いた。今日は、特別に山名に来てもらった。今は、受験勉強に専念しているらしく、久しぶりに野球をするようだ。2年でもよかったけど、打たれた時の言い訳にはしたくなかった。やるなら、本気。そう思ってお願いした。コイツならいつも通りに投げられる。俺は、そう確信しながら、見ていた。事前の打ち合わせでカットボールもサインに入れるように伝えている。後は、どう打ち取っていくか。俺の中で、なんとなくの打ち取り方は伝えた。後は、キャッチャーの山名がどうサインを出すか。さぁ、始めようか。

 1番の若葉はゆっくり構えに入る。サインは、初球カーブがきた。当然、甘く入れば打たれる。でも、大丈夫。俺は、セットポジションから第1球目を投げ込んだ。曲がりは大きくないが打つような球でもない。アウトコースに投げ込んだボールはストライク判定となった。2球目は、チェンジアップかぁ。首を縦に振り、ゆっくりとセットポジションに入る。大きく足を上げ、第2球目を投げた。

 金属音とともに打球は、ライトとセカンドの頭上に打ち上がる。あんな低い球を打つのか。もったいないな。俺は、中途半端な打撃をした若葉に何も言いようがなかった。後ろを振り返り、打球の行方を見守る。最後は、セカンドが手を上げ、ボールを捕球したのだった。セカンドは、捕球したボールをショート、サードへと繋いでいく。そして、サードに渡ったボールはピッチャーの俺へと返ってきた。これで1人目が終了。計算通りだ、ここまでは。

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