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日常で世界を変える(湯浅編)  作者: mei


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9月20日 野球部vsサッカー部(貪欲)

 野球をしていて思った。これから先どうすればいいか時々わからなくなる。いつものようにバットを振りながら、考え事をしていた。最近は、野球だけを考えればいいわけではない。進学したとしてもいずれぶちあたる壁。修飾。まったく、頭の中で思い浮かばないのだ。


 ー9月10日ー


 あと二人。緊張感が少しずつ出ていた。以前としてサッカー部がリードしていたが、少しずつ差は縮まってきていると信じていた。次の走者である直江からは、とても真剣な表情をしている。彼の緊張感が筋肉に伝わっているようだ。第7走者は、野球部村田、サッカー部長尾。少しだが、村田がその差を縮めているように感じた。直江の表情を見ていると、俺も簡単に声をかけられない。けど、負けたくないのも本音だ。

 村田は、これまで幾度となくチームの危機を救ってくれた。昔、俺と園山が練習方法をめぐってモメた時、一番初めに俺の言い分を聞いてくれた。この時気がついた。ただ、自分の言い分の正しさだけを追求してないけないことを。村田は、いつも園山よりだけど、いざとなった時は俺を助けてくれたのだ。そんな村田は、チームの誇りを背負い、前の長尾を追っていく。残りは、直江と俺だけ。さらに、差を縮めてくれ。俺ができることは、チームを勝たせること。それだけだ、負けは許されないのだ。

 二人の選手たちは競り合い、もう間も無く帰ってこようとしていた。いってきます!ボソッとつぶやき俺から離れていく。これからどうなるだろうか?直江は、胸に手を当てながら何かを考えているみたいだった。先に帰ってくるのは、サッカー部の長尾。しかし、すぐ後ろに村田も迫っている。まだ、チャンスはある。俺は、そう思った。野球部の生徒たちの声がだんだん強くなる。もっと行け!!!。そう話したのは、紛れもなくキャプテンの直江だった。彼の勝利への貪欲さがひしひしと伝わってくる。それに負けじと、村田も必死に走る。そりゃあ、そうだろう。先輩なんだから。こんなところで、負けてしまっては困る。野球部たちの声が、村田たちランナーの後押しとなる。リードするサッカー部に少しずつ近づいてくる。長尾も差を広げたいが、縮まっていく。ここからは、両チーム現キャプテン対決が始まろうとしていた。そして、長尾は西へ。村田は、長尾へ。それぞれ第9走者へとバトンがつながれたのだ。俺も少しずつ前へと進み、直江が戻ってくるのを待つことにした。

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