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日常で世界を変える(湯浅編)  作者: mei


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9月19日 野球部vsサッカー部(姿勢)

 

 俺 「どうした?」

 直江「次、白峰工業高校と練習試合が決まったんですよ」


 白峰と練習試合できるのかぁ。


 俺 「まじか。めっちゃいいじゃない」

 直江「よくないですよ。僕、調子悪いですから」


 たしかに、コイツの調子がよくないというのは前に聞いていた。


 俺 「大会じゃないんだから気にするなよ」

 直江「だから、今日呼んだんですよ」

 俺 「なんだよ、それ」


 どういうことだろうか?


 直江「だから、新球なげたくて。僕もチェンジアップ投げようかなと思って」

 俺 「お前には向いてないだろ?」


 俺にチェンジアップを教えてほしいのか。


 直江「そうなんですか?」

 俺 「ああ。お前はどっちかというとストレートで押すタイプだろ?」


 コイツは、俺と違ってすべて感覚で投げているタイプだ。そのため、伸びしろはまだまだある。


 直江「まぁ、そうですけど。守さんも一緒じゃないですかぁ」

 俺 「違うだろ、どう見ても」

 直江「そうですか?」


 自分の才能にまだ気づいてないみたいだ。


 俺 「ああ。俺はストレートよりもコントロールと変化球でかわしていくスタイルだよ」

 直江「そうですかねぇ」


 よくわからないでいるみたいだ。


 ー9月11日ー


 トラックのスタートラインから先に走り出したサッカー部島崎。彼は、2年生ながら、ベンチメンバーに入り、調子がよければスタメンも狙える選手らしい。島崎は、長身で長い脚を駆使してリードをしていた。トラックの周りからは、生徒たちが観客が上がっていた。一方、島崎に遅れて走り出した氷島は、懸命に走っていた。彼は、5番センターで夏の大会にでていた。決して、長距離砲というタイプではないのだけど、非常にミートが上手い選手だった。1番においても面白いと勝手に考えていた。バトンを持ちながら、風のように俺の横を走り過ぎ去った。先を行く島崎がいいペースだから、ここで少しでも差を縮めたい。それが本音だった。俺もうかうかしてられない。氷島が6番だから、あと3人しかいない。村田、直江、俺。体を動かしながら、氷島を見つめていた。野球部は、総立ちになりながら応援していた。走る予定ではなかった佐藤たちも駆けつけてくれている。コイツらにダメな姿勢は見せられない。氷島は、力強い走りをしており次の村田へともう間も無くバトンが繋ぎ渡ろうとしていた。

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