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日常で世界を変える(湯浅編)  作者: mei


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9月14日 野球部vsサッカー部(奮起)

 俺が投げたボールの先には、羽田がいた。彼は、山林大学の1年生捕手。キャッチャーミットからは、大きな音を鳴らしてくれる。今は投げていないけど、俺よりも、春風の方が凄いピッチャーだ。早く投げるのを見てみたい。そう思っていた。


 ー9月10日ー


 林は、抜き去ろうとしている園山に並べられようとしていた。彼らの肩は、ぶつかりそうになるほど接近している。園山がは、さっきまでの走りが加速しているようだ。彼の脚は、はちきれんばかりのエネルギーで動いている。二度目の直線で、二人の距離はほとんどなくなってきていた。二人は、ライバルの顔に闘志を燃やしているように感じる。コーナーを曲がると、園山のスピードはさらに加速した。園山の体は、まるで風のように進んでいく。野球部の歓声と鼓舞が、園山の気を奮い立たせた。獲物を狙うチーターのような目で林を見つめているのうだった。園山は、林を捉えた。俺たちから少し離れていたが二人の足音が聞こえていた。園山が林を抜き、トラックからは大きな歓声が聞こえてきた。抜かれた林もすぐさま園山を追い詰めようとしていた。しかし、その差はなかなかつまらない。園山の足は、ピストンのように動いている。園山と林は、刻々と差が開いていく。こんなに差が開くとはな。

 俺たちは、興奮の渦に包まれた。園山は、フィニッシュラインに向かって猛進した。次のランナーは、野球部が成田、サッカー部が勢野。成田がジャンプをしながら準備をする。サッカー部は、差が空いてしまったこともあり、いっきに歓声が小さくなっていた。一方、先頭で帰ってきた園山の体に疲れはないみたいたま。勝利への渇望が、彼を奮い立たせせているようだ。彼は、胸を張ってフィニッシュラインを駆け抜け、次の成田にバトンに手渡した。次の走者である成田は、少しスタートが遅れているように感じた。

 帰ってきた園山を野球部で総出で、彼の走り「祝福してしいた。彼は、両手を広げながらハイタッチをしていた。彼の顔には、誇りと喜びが溢れていた。あまり仲良くないけど、彼の走りは、とてもよかった。園山の健闘を讃え合ったのだ。俺も負けてられない。昔、ともに戦った野球部同士の絆。あの頃に戻ったような気持ちだった。アンカーの俺が走る時、どんな形で回ってくるのか。走り出していた成田を見ながら俺は考えていた。最後のアンカー勝負になったら負けられない。俺は、体をほぐしながら緊張をほぐしていた。

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