9月11日 野球部VSサッカー部(過信)
まさかの結末だった。昨日のリレーは。野球部、サッカー部。それぞれの想いがこめられていた気がする。俺は、次の野球の練習に向けてランニングをしながらふりかえっていた。
ー9月10日ー
直江「皆さん、大丈夫ですか?」
3年のみんなはニヤけていた。そりゃあ、そうだろう。今か今かとイジるタイミングを探していた。
直江「今日勝って、野球部の場所維持しましょ」
しゃー!!みんな大きく声を出した。
直江「今日のリレーなんですけど、最初は耐えて、後半に逆転っていうレースプランなんでお願いします」
クスクスと村田や賀川たちが笑っていた。
直江「何笑ってるんですか、頼みますよ」
村田が軽く返事をした。
直江「じゃあ、お願いします!」
直江の合図とともに、俺たちは、解散した。1番の若葉は、どこか緊張しているみたいだ。大丈夫だろうか?対するサッカー部は、俊足の玉波が1番。頑張らないと大きくリードされる可能性もある。負けてもいいから、できるだけ離されない距離できてほしい。
直江「若葉!!」
若葉「どうした?」
直江に呼ばれるように若葉は歩き出した。
直江「緊張してんのか?」
若葉「ああ。相手は、玉波さんだしな」
玉波は、2年でも知っているほど人気のやつだ。
直江「負けてもいいから、後悔のないようにな」
若葉「ありがとう。でも、負ける気ねぇから」
直江「カッコいいじゃん」
緊張している直江に声をかけるなんて、コイツも成長しているな。そんなことをいつの間にか考えてしまっていた。
若葉「だって、負けたらバッティング練習できなくなるからな」
直江「なんだよ、それ」
若葉「ハハハハ」
笑いながら、若葉はスタート地点に向かった。いよいよ始まる。このリレーがどういう結末を迎えるのか俺たちにもわからない
直江「いよいよ、始まりますね」
俺 「ああ。俺にリードした状態でまわせよ」
直江「任してください」
俺 「すごい自信だな」
スタート地点にいた審判は、二宮、若林たちの陸上部だった。陸上部まで巻き込んで俺たちはどうしたいのだろうか?俺たち自身もわからないでいた。
直江「はい。絶対勝つんで」
俺 「その自信どこからくるんだよ?」
直江「思いこみですよ」
俺 「バカにしてるだろ?」
直江「いえいえ、まったく」
二宮のスタートの合図とともに走り出した。




