9月6日 メンバー
園山がもってきたメンバーは、村田、賀川、新内、佐藤の4人だった。おそらく、佐藤はついでで呼んでくれたのだと思っていた。足は速いけど、村田や賀川ほどでもなかった。しかし、佐藤がいることで、少しでも俺が話しやすくなると思ってのこと。そういう気遣いができるのが園山だった。俺のもとに集まってくれたこのメンバーに対して、説明を始めた。
俺 「サッカー部とのリレー対決は、8日にある」
村田「なんで、リレーすることになった?」
そりゃあ、そう思うよな。
俺 「藤森が提案してきたんだ」
新内「なんか藤森とあったの?」
そう、藤森となんかあったんだ。
俺 「野球部とサッカー部のグラウンドをめぐってもめたんだよ」
あんなことにならなかった方がよかったのかな?
村田「俺たちがしてる時は、何も言ってこなかったのにな」
新内「なんかあるのか?」
村田や新内の疑問も理解できる。
俺 「それは、俺にもわからない」
佐藤「そうなんだ。まぁ、勝てばいいってことだろ?」
わかりやすく、佐藤は伝えてくれた。
園山「その通りだ。勝てばいい」
村田「何人でやるの?」
俺たち6人の周りに生徒たちが通っていく。
俺 「2年5人、3年5人だ」
賀川「3年一人多いじゃないか」
俺たちは、今6人いる。
園山「それは、補欠だよ」
村田「入念に準備してくるな」
園山「勝負だからな」
勝負への撤退具合は、園山らしかった。
村田「補欠に回るの、佐藤で決定じゃない」
新内「そうだな」
佐藤は、渋い顔をした。
佐藤「えー。まじかよ、俺も走りてぇよ」
村田「やめとけ。負けるぞ」
俺たちは、佐藤の補欠で満場一致した。そして、走る順番は、明日直江と確認して決めることにした。
俺 「じゃあ、今日暇なやついたら、走るぞ」
村田「いいね。久しぶりだわ。走るの」
すぐさま賛成してくれた。
新内「たしかに。最近勉強ばっかりだからな」
佐藤「俺も補欠だけど、走ろうかな」
あとは、園山だけだった。
俺 「そうだな。園山も大丈夫か?」
園山「ああ。問題ない」
村田「よっしゃ。じゃあ、行こうか」
新内「おっけー」
俺たちは、やる気満々だった。
佐藤「いくぞ、守」
俺 「おう!」
佐藤の声に引っ張られながら、グラウンドに顔を出したのだった。




