7月23日 中学生
長野県予選は、現在2回戦の途中。俺たちがいるのは、Bブロック。昨日の、俺たちが取手西高校に8対0で勝った裏で、守田工業高校は、千川第一高校に勝利した情報が監督から入った。俺たちは、不安よりもワクワクの方が大きかった。同じ市内ということもあり、ほとんどの選手が誰かと知り合いという状況は、ほとんどない。
しかし、今夏の守田工業高校は、とても勢いがあった、園山学院高校と千川第一高校の2戦で、打線は、合計26得点。一方、投手陣もエース真中と2年の富山の継投で失点はわずか1点。打線も守備もつけいる隙がない。
昨日は、70球程度投げたので、今日と明日は、ブルペンに入らない予定だ。俺は、佐藤とストレッチをしながら、守田高校のことを話していた。
佐藤「守田、2試合で26得点凄くない?」
俺 「凄いな。そんな打つイメージなかったけどな」
佐藤に背中を押してもらいながら、右脚を伸ばしていた。
佐藤「だよな。すでに、真中と友利が3本ホームラン打ってるらしい」
俺 「そうなんだ」
友利の打撃が、こんなに凄いなんて知らなかった。
佐藤「友利は、中学校一緒だろ?」
俺 「あぁ。小中でバッテリー組んでたからな」
佐藤「小学校も一緒なんだ」
佐藤は、驚いていた。
俺 「そうそう」
佐藤「打たれる気しかしねぇな」
佐藤も自分の状態の悪さを感じ取っていた。
俺 「彌生は、一緒のやついるの?」
佐藤「いるよ。真中、于海、和田。みんなレギュラーだ」
俺 「それは、キツイな」
確か、佐藤は、八代東中学校。ただ、真中や于海たちは、ボーイズ出身だから、あまり野球の実力は知らない。だが、先発予定の佐藤にとっては、もっとも打たれたくない相手だろう。少し沈んだ気持ちで俺の話を聞いていた。
【八代北】 【八代南】【八代東】【八代西】【大森】
世良幹 (堀本修吾) 于海弘 長田誠也 友利弥喜
(村田慎二) (足立會) 和田裕翔 大下源 (湯浅守)
(園山竜騎) (山﨑泰明) 真中尚樹 都築駿太
(高橋圭太) 中山大輝 (長尾淳久)
(佐川秀平) (南翔太) (清水京也)
(佐藤彌生)