9月5日 副キャプテン
園山「なんだよ、改まって」
湯浅「んー、、、、」
園山の存在に俺は、上手く話せなかった。
園山「どうしたんだよ?」
湯浅「なんていうか」
どう伝えたらいいだろうか?
園山「‥‥‥」
廊下から、外にいた野球部の方を見た。
湯浅「上手く話せないけど」
園山「‥‥‥」
こっちの方を見ない。
湯浅「なんていうか」
園山「‥‥‥」
再び、俺の方を向いてきた。
湯浅「あれだよ、あれ」
園山「何?」
なんとなく何を伝えたいのからまとまってきた。
湯浅「今、野球部の練習行ってるか?」
園山「いや、行ってない」
即答だ。
湯浅「これから行く予定は?」
園山「ないよ」
湯浅「そっかぁ」
もう、コイツは野球をしないのか。
園山「何が言いたい?」
湯浅「何って言われてもな」
早く結論が知りたいみたいだ。
園山「言いたいことあるんだろ?」
湯浅「うん」
そう、俺は園山に伝えないといけない。
園山「何も言わねぇから、早く言えよ」
湯浅「もう、わかったよ」
園山「おお」
ゆっくり頷く園田に対して口を開いた。
湯浅「今度、サッカー部とリレーすることになったんだ。お前も出てくれないか?」
おそるおそる反応を見た。
園山「いいよ」
湯浅「まじ?」
疑わざるをえなかった。
園山「ああ。断る理由あるか?」
湯浅「いや、わかんないけど」
再び、窓から外を見つめた。
園山「野球してた時みたいに、堂々としてろよ」
湯浅「え?」
なんか、説教されているみたいだ。
園山「お前は、俺に文句言ってる頃がちょうどいいんだよ」
湯浅「なんだよ、それ?」
俺は、胸がアツくなっていた。
園山「何かあれば、いつでも言ってくれ」
すごい嬉しかった。
湯浅「じゃあ、お願いしてもいいか?」
園山「ああ」
昨日のことを思い出しながら話した。
湯浅「足が速い野球部のメンバー、あと3人集めてくれないか?」
園山「わかった。それはいつあるんだ?」
話が速い。
湯浅「8日だ」
ここで勝つか負けるか。それによって、これからの野球部も変わってくるのだった。
園山「おっけ。任しとけ」
湯浅「ありがとう」
俺が勝手に園山のことをビビっているだけで、実際は、そんなことはなかったのかもしれない。




