9月3日 サッカー部
グローブに入るボールの威力は強かった。引退してから、約1ヶ月が経過した。このグラウンドでキャッチボールをしているのがとても懐かしい。俺が受けていたのは、エース直江だった。グローブに入れている手がとても痛く感じる。捕ったボールを、山なりで投げ返した。俺は、来週行われるピッチングに向けて、練習を再開していたのだった。この後、肩があたたまったら、マウンドに立って後輩に投げる予定だった。
新チームが始動してから、ここまでなかなか思い通りに行っていないことは聞いていた。守さん!!いきますね!!直江の大きな声が聞こえてきた。さっきりよ、さらに速い球を投げていた。俺は、軽やかにグローブを構えて捕球した。ナイスボール!少し離れたところにいた直江は、ありがとうございますと返事をしてくれた。俺たちは、真剣にキャッチボールを続けたいく。守さん。ちょっと待ってください!俺は、直江の方を見つめた。どうやら、直江のところにサッカーボールが飛んできたみたいだった。
取りに来たのは、淮南高校3年、エース藤森だった。藤森は、スポーツ推薦で大学に行くと言われていた。エース藤森は、ボールを受け取り再びドリブルをしながらもらっていった。すると、直江が突然、声を上げた。どうした?直江は、こっちに来るように手をさしてきた。
俺 「どうした?」
直江「さっき、藤森さん来たんですよ」
俺 「おお」
それは、さっき見ていた。
直江「それで、もう少し向こうでやれって言ってきたんですよ」
俺 「は?マジ?」
なんか、前にもこう言うことあった気がする。
直江「そうなんですよ。どうしますか?」
俺 「とりあえず、お前が決めろよ。キャプテンなんだから」
引退する前なら、すぐいくけど、今はそれができない。
直江「そりゃあ、ムカつきますよ」
俺 「じゃあ、一緒についていってやるよ」
直江「ありがとうございます」
藤森に対していくのは、勇気がいるだろうな。スターだし。
俺 「でも、場所的にそこまでサッカー部のところでもないだろ?」
直江「そうですよね」
俺たちは、直江がいるところを確認した。
俺 「なめらたら困るからな」
直江「藤森さんのところに行くんですか?」
藤森と俺と同じで3年だ。今は、しきっていないだろう。
俺 「今、サッカー部のキャプテンって誰なの?」
直江「西ってヤツだ」
俺 「仲いいの?」
この後、どうなるのだろうか?俺にもよくわからなかった。




