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日常で世界を変える(湯浅編)  作者: mei


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8月24日 群馬北高校vs道和高校5

 いよいよ明日から、学校だ。嬉しいような嬉しくないような。なんとも言えない気持ちになっていた。


 ー8月20日ー


 球場からは大きな大声援が上がったのだ。それは、そうだろう。こうして9回にプロ注目同士の対決が見られるのだから。マウンドには、群馬北高校のエース中川。打席には、道和高校の3番八乙女が入った。八乙女は、ここまで4打数2安打。しかし、中川に対しては、2三振。決して相性はよくないだろう。

 俺は、どうしてもさっきの四球が許せなかった。おそらくわざとだろう。最後は、八乙女を抑えて終わりたかったというのが本音なんだと思う。八乙女の心情はどうなのだろうか?中川は、セットポジションに入り、初球を投げた。スライダーだ。バットを振らず見逃した。判定は、ボール。いきなりスライダーか。本当に三振をとりにいっている気がした。

 バッターボックスの八乙女は、どうだろうか。打席を外し二、三度バットを振って再び打席に入った。サインに頷いた中川。大きく足を上げて2球目を投じた。八乙女は、バットを出した。ボールは、キャッチャーミットへと吸い込まれていく。一塁ランナーは、空振りとともに一塁へと戻っていく。あんなチェンジアップはなかなか打たないだろうな。俺は、中川に関心をもっていた。

 ワンストライクワンボール。これで、どちらが、有利というのはなくなった。マウンドの中川は、キャッチャーのサインに首を振った。なかなかサインが決まらない。今度はインコースにキャッチャーが構えた。サインに頷き投じた3球目。スライダーが低めに外れてボールとなった。いくらいいバッターとは言え、あれだけ、いいボールが決まると打てないだろう。カウント的にややバッターの八乙女の方が有利だがそんなに変わらない。なんか、動きそうな予感がした。ただ、アウトになったら、その瞬間、試合終了となってしまう。そんなことになったら後悔しか残らないんじゃないかと思う。

 セットポジションに入った中川は、一塁ランナーへと牽制球を入れる。いいピッチャーではあるが、牽制は、それほど上手くないように見える。そして、投じた4球目。足をあげた瞬間、一塁ランナーが走る。変化球ということもあり、キャッチャーも投げるのにワンテンポ遅れる。慌てて投げるも判定はセーフ。一気にツーアウトランナー二塁とチャンスを広げたのだった。しかし、先ほどの4球目はストライク。そのため、カウントはツーストライクツーボール。

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