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日常で世界を変える(湯浅編)  作者: mei


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8月23日 群馬北高校vs道和高校4

 大きな息をついた。時間はかかったけど、今日で夏休みの宿題を全てやり終えることができた。


 ー8月20日ー


 群馬北高校のエース中川ら、やはり別格だった。その後も三振の山を築いていく。道和高校打線も手にを負えない。7回に群馬北高校が1点をとり、その1点を守り抜いていた。いよいよ9回。この回を抑えたら、群馬北高校が決勝戦に進む。

 一方で、一人ランナーが出れば、道和高校の八乙女に回ってくる。9回表、道和高校の攻撃は、9番の山田から始まる。山田は、ゆっくり構えて中川の方を見た。最終回ということもあり、スタンドからは大きな声援が聞こえてくる。しかし、中川の勢いは、止まらない。ストレート2球でおいこむと、最後は、スライダーで三振に仕留められた。

 あとアウト2つ。道和高校は、また一つ苦しくなる。しかし、打席は1番の山本へと回っていく。今日の山本はタイムリーヒットを打つなど2安打を放っていた。まだ、期待がもてるんじゃないか。俺は、お茶を一口入れ、試合を見守った。中川が投じた初球、快音を響かせたが、打球はレフトファールゾーンへと飛んでいく。惜しかったな。もう少し、右であれば。俺は、いつの間にか山本を応援していた。

 中川の2球目は、スライダーだ。甘い!!俺は、心の中で叫んだ。俺の言葉通り、山本はバットを振り抜いた。また、さっきと同じようなところへ飛んでいく。塁審が大きく手を挙げた。あぁ。惜しかった。もうチャンスはないんじゃないか。フェアーゾーンに入れなかった山本の問題だろうか。最後、チェンジアップにバットが空を切り、この日、10個目の三振を喫してしまった。

 いよいよあと一人まできた。打席には、2番の平井が入った。もしかして、、、、、。打席に入った平井でははく、ベンチへと帰っていく山本の方を見ていた。手袋を外しながら、ベンチの最前列から声を出していた。もしかしたらだけど、さっきの山本の打席。ツーストライクまでは、わざとファールを打たせたんじゃないだろうか?ここまで、5.6.7.8の4イニングでさっきみたいにいい当たりを打たれたの初めてだった。それに加えて2球連続なんて考えられなかった。歓声が沸く。気がつくと、ノーストライクスリーボールだった。ネクストバッターサークルには、プロ注目の八乙女が待ち構えていた。わざと、ファーボールを与えるんじゃないだろうな?俺が想像していた通りになってしまった。

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