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日常で世界を変える(湯浅編)  作者: mei


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8月18日 図書館

 昨日の晴天と変わって、今日は朝から大雨だった。俺は、傘をさしながら図書館を目指した。最近、雨が降っていなかっただけに、この雨で涼しくなったら嬉しい。耳もとからは、スマホから流れる音楽。

 その音楽を聴いていると図書館に着いた。図書館に自転車を置いて、雨に濡れないように入り口を目指した。すると、前から佐藤が歩いてきたのだった。まだ、少し距離があるところから、佐藤も、俺のことをわかっていたみたいだった。


 佐藤「おう、何してるの?」

 俺 「勉強しにきたわ」


 傘を閉じて、近くの屋根があるところに移った。


 佐藤「次、いつ練習いくの?」

 俺 「俺は行く気ないんだけどな」


 昨日、一緒に練習していたこともあり、俺のことを気にしていたみたいだ。


 佐藤「監督に言われてるの?」

 俺 「ああ。めんどくせぇよ」


 監督からは、毎晩のように連絡をしてくる。そして、練習くるように指示が出ていた。


 佐藤「スポーツ推薦受けるの?」

 俺 「全然、受けないよ。佐藤は?」


 スポーツ推薦。俺もいくつかの高校から誘いはあったが、大学で野球をするつもりはなかったから、当然断りをしていた。


 佐藤「俺も受けないよ。普通に勉強して入るよ」

 俺 「他の奴らは、どんな感じ?」


 同じ3年生の様子を聞いた。佐藤は、同じクラスの村田や高橋たちとよく喋っていた。


 佐藤「みんな遊んでるじゃないかな」

 俺 「そうなんだ。お前誰と会ってるの?」


 佐藤は、雨宿りをしながら、俺の方を見てきた。


 佐藤「俺は、ほとんど会ってねぇよ」

 俺 「そうなんだ」


 意外だ。


 佐藤「ああ。毎日勉強して、気晴らしに野球くらいだ」


 佐藤は、大学でも野球をやるのだろうか?俺とは違って佐藤は勉強も野球も真剣だった。


 俺 「そっかぁ。今は、何したらいいか迷ってるわ」


 佐藤は、真剣な表情で何か話したそうだった。

 

 佐藤「昨日、直江投げてなかったけど、どうしたの?」


 昨日の様子が気になっていたみたいだ。


 俺 「アイツ、園田学院戦で打たれてから自信なくしてるみたいだぜ」

 佐藤「へぇー。そんな感じなんだ。声かけないといけない」


 昨日の直江は、やっぱり誰からも見てもおかしかったみたいだ。それでも、直江を気にするのは俺らから見てもそれだけ大きな存在だったと言うことなのだろう。

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