8月16日 悩み
颯希「勉強は、どうなの?」
俺 「うーん。まぁ、なんともかな」
これからの進路に俺たちは迷っていた。
颯希「大学どうするの?」
俺 「一応、何個かは探したんだけど、どうだろ?って感じかな」
素直に言うと、そんなに行きたい大学はなかった。
颯希「そうなの?」
不思議そうに俺の方を向いた。
俺 「うん。なんか、まだ実感わいてなくて。颯希みたいにもう少し目指すところを決めていきたかな」
高校野球で燃え尽きてしまった俺は、これからどうしたらいいのだろうか?まだ、わからないでいた。
颯希「守ならできると思うよ」
俺 「目標さえ見つかればなんとかなると思うんだけどな」
颯希「一旦、考えるのやめたら?」
よくわからなかった。
俺 「どういうこと?」
颯希「考えすぎたら、行動にうつせなくなるよ」
俺 「あー、そういうことね」
なんとなく、颯希の言いたいことが理解できた。
颯希「もうすぐで、夏休みも終わるしどっか行ってきたら?」
そんなことを言われてもな。
俺 「どっかねぇ、、、、、」
颯希「これも、ピンとこないかな?」
ピンとこない。
俺 「例えば、どうしたらいいの?」
颯希「そうだな、、、、。オープンキャンパス行くとかは?」
オープンキャンパスかぁ。たしかに、そんなものもあるな。
俺 「ああ、なるほどな」
颯希「なんか、そういう感じじゃない?」
俺 「じゃあ、やってみようかな」
颯希は、いつも前向きな言葉をくれる。
颯希「それがいいと思うよ
俺 「ありがとう、ちょっと考えてみるわ」
颯希「よかった、守のヒントなって」
とても嬉しそうにしてれた。
俺 「颯希は、頭がいいから、助かるわ」
颯希「いや、守は、勉強してないからでしょ。本当は、賢いんだから」
颯希の中で、俺は賢いという風になっていた。
俺 「いやいや、昔から颯希には敵わないって」
颯希「そうかな?中学校の頃は、同じだったじゃない?」
俺 「それは、ないよ」
この話になると、いつと中学校時代の話が出てくる。
颯希「そうかな?」
俺 「そうだよ」
颯希は、おどけながら俺の方を向いた。
颯希「私の守の学力は、昔のままなのか。ハハハ」
今日も笑顔だった。やっぱり俺には颯希しかいない。そう思えた瞬間だった。




