表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常で世界を変える(湯浅編)  作者: mei


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/80

8月5日 白峰工業高校戦5

 今日は、朝から山名とキャッチャーボールをしていた。山名は、進学先ではもう野球をしないらしい。そりゃあ、誰だっていつかはやめるし仕方がない選択だと思う。でも、もしかしたらあの日の試合結果によっては、、、、。あの日の自分に腹が立っていた。


 ー8月1日ー


 8回裏、俺はマウンドに上がった。さっき、キャッチボールをしていると肩が重く感じた。直江は、いい球がきてると言ってくれていたが、投球練習をしていると全くそんなことは感じなかった。キャッチャーの山名は、二塁へ送球した。いよいよ始まる。不安が高まるけど、胸をトントンと叩き落ち着かせた。

 審判な、俺に向かって"プレイ"とスタートの合図を示した。俺は、調子はよくなかったが、ボールを投げ始めた。投げてみると、6番、7番を外野フライ2つとなんとか抑えることができた。なんとかツーアウトまでくることができた。

 ボール回しが終わり、ファーストの直江からボールを受け取り、打席を見ると、丹生がやってきた。丹生かぁ、、、。せっかくツーアウトまで来たのにめんどくさいバッターがきてしまった。今日の4打席は、3本ヒットとレフトフライという結果だった。

 丹生遊は、昔から野球センスに溢れていた。しかし、小柄で白峰工業高校に進んでもレギュラーは難しいと思っていた。それなのに、こうしてレギュラーで出ているなんて驚きしかねぇ。どんだけ努力したんだよ、お前。

 俺は、マウンドの近くに行きながら、丹生の方を見つめていた。すると、さっきまでの右打席ではなく、左打席へと丹生は、入っていた。どういうことだ?打席に入ると、とても真剣な表情をしてきた。俺は、頭が混乱してしまった。今日は、左投手の佐藤だったということもあり右打席だったのだろうか?

 でも、とりあえず投げるしかない。まずは、様子を見るためにアウトコース低めにボールを投げた。しかし、少し甘く入ったこともあり、丹生は、バットを出した。打球は、ショートの頭上を超えて、レフトの前へと落ちていった。これが、名門のショートかぁ、、、。中学校まで同じだったチームメイトの成長にどこか感心させられていた。

 打席には、9番の三好が入った。このまま三好が最後まで投げ続ける気か。俺は、セットポジションに入ると、キャッチャーのサインに頷き、第一球目を投げた。すると、ヒットで出た一塁ランナーの丹生がスタートをしていた。キャッチャーの山名が二塁に投げるも、主審は大の字になるように大きく手を広げた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ