5話 潜伏?プルルンジェリー!
2人同時にくすぐられるシーンは書くのが難しいですね。どっちがどっちかわからなくなります(笑)
森の中を静かに歩くリナとアミ。辺りは木々が生い茂り見通しが悪く、二人は慎重に進んでいた。
「リナさん、なんだかこの辺り薄暗くて不気味じゃないですか?」アミが不安げに声をかける。
「うん、確かに…変な感じがする…。」
リナは小声で答え、周囲を見回しながらさらに警戒を強めた。
リナとアミが森の中を歩く中、何かが静かに忍び寄っていた。もちろん二人は警戒していたが、その存在は気づかれることなく近づいていた。
そして突如、アミが足元を取られたようにバランスを崩し、体が一瞬で何かに包み込まれた。
「きゃあっ!」
アミの悲鳴が響き渡る。リナが振り向くと、アミが半透明なゼリー状の物体【プルルンジェリー】に捕まっていた。プルルンジェリーは、この森に潜むモンスターで、透明な体を使って擬態しプレイヤーを待ち伏せしていたのだ。
「な、なにこれ…ぷにぷにして…うごけない!!」
「アミ!?今助けるから!」
リナは叫びながら、すぐに助けようと駆け寄ったが、プルルンジェリーは素早くアミを丸ごと取り込み、彼女を完全に取り込んでしまった。そして、アミの体に奇妙な感覚が走り始める。
「う、うそ…!んっ!!いやははははははっ!あ、あははっ!くすぐったい!」
アミは脱出しようとプルルンジェリーの中で必死にもがくが、ゼリー状の柔らかい触感が体全体を包み込む。
「うひゃっ!くすぐったい!?やだ、やめてっ!あはははっ!」
プルルンジェリーは体内に触手のようなものを作り出し、アミの全身を優しくくすぐり始めた。脇腹、背中、足の裏、さらには指の間まで、ゼリー状の触手は太さや形を変えてどこまでも侵入し、柔らかく繊細な刺激を与える。
「あははっ、や、やめてぇ!くすぐったい!!あはははははははっっ!!!」
アミはプルルンジェリーの中で必死にもがき続けるが、体のどこを動かしてもその動きに合わせて変形し、新たな刺激を与えてくる。特に面積の広い脇腹や太ももは、激しく揉むようにくすぐられ、耐えきれないほどの刺激がリナを襲う。
「あははっ、助けて!リナさん!!本当に無理!あはははっ!」
リナはアミの苦しそうな笑い声を聞き、焦りながらも剣を手にした。
「待ってて!……何これ?物理攻撃が効かない…!!」
リナは剣でプルルンジェリーに切りかかったが、その攻撃は全く効果がなかった。ダメージを与えるどころか、剣が吸収されそうになってしまう。
「あはははっ、もう無理!くすぐったい!あはははっ、リナさん、早く!あはははっ!」
「リ、リナさん、助けて!や、やめっ、あはははははっ!」
リナが次の手を考える間も、アミは触手に全身をくすぐられ、抵抗することもできずに笑い続ける。物理攻撃が効かない以上、魔法を試すしかない。
「アクアピック!!」
リナは水属性の魔法を放ち、プルルンジェリーをめがけて水の杭が命中する。しかし、プルルンジェリーは魔法を吸収してしまい、ゼリーの体をプルプルと揺らすだけであった。
「えっ、吸収した!?」
リナは驚いたが、事態はさらに悪化する。水を吸収したプルルンジェリーの体はより一層ぷるぷると柔らかくなり、アミの体をさらに激しくくすぐりはじめた。
「あはははっ!やめてー!あははっ、もっとくすぐったい!リナ、お願い、やめて!あははははっ!」
アミはもう耐えられないほどの笑い声を上げていた。触手は彼女の脇腹や足の裏を執拗に刺激し、彼女の体中を這い回る。
「ひゃっ、やめてぇぇっ!あははははっ!も、もう無理ぃぃぃ!あはははははっ!」
プルルンジェリーはアミの体にぴったりと密着し、脇腹に絡みつくゼリーの感触がより強くなる。彼女は声を上げて笑い転げた。触手は時折ピンポイントで攻撃するように動き回り、さらに大きな笑い声をあげてしまう。
くすぐりがますます激しくなっているのを感じて、リナは焦りながらも必死に考えを巡らせる。
「水がだめなら炎で…!!フレイムショット!!」
リナの放った炎属性の魔法をくらったプルルンジェリーは、突然強く震え始めた。そして、耐えられないかのように爆発した。アミはジェリーの体から解放され、地面に転がり落ちる。
「きゃあ!!……ひっ、はぁ……はぁっ……助かった…?」
アミは笑いつかれて地面に座り込み、息を整える。
「大丈夫?アミ?」
「…なんとかね… はぁ…でも、もう笑いすぎて体が動かないよ…助けてくれてありがとうね。アミさん。」
まだ肩で息をしながらも、リナに感謝を伝えた。
「遅くなってごめんね!でもなんとか倒せてよかったよ!」
二人が安堵の表情を浮かべたその時、突然空から破裂したプルルンジェリーの破片が降り注いできた。そこら中に破片が散らばり、いくつかの小さな破片が二人の体にくっつく。
「えっ、これって…」
リナが驚いて状況把握する間もなく、そのゼリーの破片が彼女の体を撫で回すように動き出し、くすぐり始めたのだ。
「どうしよう!なにこれぇえへへへへっっ!これ止まらないよ!くすぐったい!あははっ、アミ!とめてー!たすっ!たすけてぇええへへへへっ!!」
リナは大笑いしながら手でゼリーの破片を取ろうとするが、破片はまるで吸い付くように皮膚に密着し、取ることができない。脇腹を特に執拗に攻められ、リナは必死に体を捩りながら笑い続けた。
「無理!あはははっ、やだ、やだ、これ、すごいくすぐったい!そこむりぃいひひっっ!!」
ゼリーの破片は容赦なくくすぐり攻撃を繰り返す。リナは笑い声を抑えきれず、ついに地面に横たわりながら笑い転げていた。
「あはははっ、足裏はダメ!やだ、もう!あははっ、取れない!取れないよ!やめっ、いやぁはははははははははははっ!!!」
プルルンジェリーはアミの地面から離れた足裏にすばやく張り付き、足裏をなぞるようにしてくすぐる。リナは必死に笑いながら足をバタつかせるが、一度張り付いてしまうと簡単には剥がれない。
一方で、助けを求められていたアミも同様に、体中に張り付いたゼリーの破片にくすぐられ、笑い転げていた。
「ちょっと!またくすぐられるんですか!?あはははっ、もう無理!あはははっ、やだ、やめて!」
ゼリーの破片は、ついさっきまでくすぐられていた彼女の脇腹や足の裏を再び刺激する。
「どうしよう!んっ!どうやったら止まるの!いやはっはっは!!あはははっ!」
アミは必死に笑いながら叫ぶが、ゼリーの破片はまるでそれを楽しむかのように攻撃が強くなっていき、長時間くすぐられて既に敏感になっている場所を執拗に刺激していた。
「もう、ほんとに無理だって…!あはははっ、助けて!!」
時間が経つにつれて二人の体力は徐々に消耗していき、お互いを見つめながら、どうしようもなく笑い転げるしかなかった。リナは笑いすぎて涙を流し、すでに限界を迎えていたアミも同じく声にならない笑い声をあげ続けた。
ようやく5分が経過したところで、ゼリー破片は消滅してくすぐり攻撃が止まった。そして、二人は息を切らせながら座り込み、笑い疲れた顔で空を見上げた。
「もう…これ、数日分はくすぐられたんじゃない…?」
リナは地面に倒れ込むように寝転がり、まだ笑いの余韻が残る体を落ち着かせようと、深く息を吐いた。くすぐられた感覚を思い出すと、反射的にピクッと体が反応してしまう。
「私もそう思います…」
アミも同じように、横たわりながら力なく笑った。
二人はしばらくその場で休み、ようやく立ち上がると、お互いに顔を見合わせて微笑んだ。
「こんなモンスター、もう二度とごめんだね…」
ひどい置き土産が用意してあるモンスターはもうこりごりだと、リナが冗談めかして言うと、アミも頷く。
まだ体に残る余韻と疲労感とともに、二人は再び歩き始めた。
自分で読み返してて思ったんですけど、普通なら「一生分」ですが、この二人だと「数日分」なんですよね(笑)




