晩餐
気だるい雨が降っている。踏みしめる革靴がぐちゃぐちゃと音を立てていた。
街並みのネオンは、薄煙に揺らめいている。まだ週末の宵の口とあって、人通りは止まることを知らない。
俯瞰したら、さぞかし色とりどりの傘で道は埋まっているのだろう。互いに一定の距離を保つ人々の群れは、飲み込まれるように駅へと向かっている。もっとも、俺の周りは例外で、さながら花畑のそこだけが毟り取られたかのような様相を見せていた。
雨の中、傘もささずフラフラと歩く者に誰が近づこうか。背中を伝う雨が、温さを伴って下着へと染み込んでいく。雨粒が細長いフレームにはまったレンズから流れ落ちていた。
都会の人群れは無関心を装いながら、しかし俺を見ている。異物である俺は、一時の非日常なのだろう。
仕事がダメになった。
ミスが出た。
気持ちの切り替えが出来ないうちにまたミスが出た。
俺のせいか? 俺のせいなのか?
終わりのない自問自答は、俺の心を腐らせた。
気持ちの切り替えが出来ないようでは、社会でやっていけない。お前は甘い。上司だか誰かが言っていた。
そうだ、俺は甘い。
だから、俺は人生を諦めていた。
誰かの下で働き続けるだけの生に何の意味がある?
しかも。
そんな意味のない生を、意味あるものにするはずだった女から電話があった。
かれこれ一時間前だ。
別れましょう、だと?
もう、私たちだめなのよ、だと?
は、はは。
もう、何がなんだかわからない。
頭が滅茶苦茶だ。
畜生、俺が何をしたッ。
仕事のミスだって、俺のせいじゃない。あれはグループ全体の責任だ。
俺のせいじゃ、ないんだ。
クビを斬るなら他にいくらでも居るじゃないか。なんで、なんで俺なんだよ。
あぁ、畜生ッ。
別れましょう、別れましょう、別れましょう。
えぇい、ウルサイ、うるさい、五月蠅い!
葛藤は、他人には見えない。見えるのは、無様な俺の姿だけだ。
駅が近づいてきた。
電車の群れがひっきりなしに周囲に轟音を響かせていた。
がたんごとん、がたんごとん。
心地いい轟音だった。
がたんごとん、がたんごとん。
何もかも身を任せてしまいたい轟音だった。
がたんごとん、がたんごとん。
それは、まるで滝つぼのように俺を誘っていた。
思考の悪循環に疲れた俺の中に、一つの終わりが鎌首をもたげ始めていた。
このまま改札口を抜け、ホームに入り、鉄の蛇の進路に飛び込めば、何もかも楽になる。
そう、楽になる。
もう、何も考えなくていいんだ。
ふふふ。
我知らず卑屈な笑い声を上げていた。
なんだ、人生の終わりがこんな身近に転がっているなんて気がつかなかった。それとも、満たされているものには見えないのかもしれない。よくよく考えてみればエンディングはどこにだって落ちている。
トラックに飛び込もうが、川に飛び込もうが、窓から飛び降りようが、手首を切りつけようが。あぁ、世界は終わりに満ちているんだ。
不思議と愉快だった。
愉快ついでに、俺は財布の中身を確認する。
地獄の沙汰も金次第などというが、俺は無神仏主義者だ。あの世に金は必要ない。
偉い学者さんが何枚かとカードが出てくる。
結構金持ちだな。
本当の金持ちが聞いたら失笑しかねない金額に、俺は満足そうに笑った。
どうせ最後なんだ、パーっと使ってやるのがこいつらのためだろう。
さて、何に……ぐー。
ぐー?
あぁ、腹へってたのか。
そりゃそうだ、ここ数日ろくに食いもんが喉を通らなかったからな。まったく、随分と繊細だったんだな、俺は。
丁度いい。最後の晩餐なんて洒落ているじゃないか?
ワインとパンなんて質素なもんじゃない、もっと上等な料理を食べてやる。
上機嫌に口笛を吹きながら、俺は傘の花畑から飛び立った。
ネオンを求める蛾のように、フラフラと夜の街を彷徨う。
最後の晩餐。
俺にふさわしい最後の晩餐を探して、かれこれ何時間がたったろうか。いまだにコレといった店が見つからない。
このままでは正常思考が戻ってきて、俺はまた陰鬱な、今日よりなお陰鬱な明日を生きなくてはならなくなる。そんなものはまっぴらだ。美味いもん食って、とっとと終電でくたばってやる。
路地は奇妙に捻じ曲がり、古びた建物の間から虫食いされたような満月が見えた。雨はいつの間にか止み、薄煙がなおいっそう濃さを増している。歪な街灯が、そこかしこに淡い光を灯していた。
はて、俺は今どこを歩いているのだろう。場所の感覚が掴めなくなっている。東西南北すらわからない。
駅を通り越して北へ歩いていたはずだ。それから東の繁華街に向かい、路地裏を何本かまたいでまた北へ向かって、それから。
それからどうしたんだ?
また東へ向かったはずだ。
それで?
東の空へ行き、時空の裂け目からあの千の鍵の門をくぐって。
何を言っている?
何をやっている?
俺は今どこにいる?
得体の知れない恐怖が背筋を上ってきた。不快な湿気をまとうYシャツすら凍てつきそうだった。
記憶が曖昧になってきた。
何をしていたんだっけ?
美味いものを探しているんだろう?
そう、美味いもの、最後の晩餐を探しているんだ。
ここはどこだ? この街はあの街じゃないのか?
アスファルトは石畳になり、コンクリートは石垣になっていた。薄煙の向こうで虫食い月が笑った。
怖気がした。あまりに嫌な笑い方だった。月が笑うとは知らなかったが、これはひどい。一刻も早く店を見つけなくては。
路地はますます奇妙な角度を持ち始め、上下の感覚すら曖昧になってきた。建物の腹を歩いているのにまったく違和を感じない。古さも新しさも何もなく、次第に世界は単純な直線と曲線に支配されていた。
だから、その赤い扉を見つけたときは心底うれしかった。その頃には、色もなくなっていたのだ。
幸いにして扉の向こうは料理店だった。古めかしいような新しいような服をまとった老ウェイターの姿に俺は安堵を覚えた。人間というやつに久しくあっていないような気がしたからだ。
老人に案内され店の奥へと歩を進める。薄暗いオレンジのような照明の下に、奇怪な八本脚の軟体とも鋼体ともとれない生物が燕尾服を着ていたり、狐がワインを傾けあう客席を通り抜け、俺は店の最奥の席へと腰を落ち着けた。
周囲を見渡せば、なるほど人間というヤツは俺だけのようで、他は得体の知れぬ連中ばかりだった。どれもこれもSFだかファンタジーだかにでてきそうな奴らだ。
不安が募ってきた。どうも失職に失恋の二大コンボは、俺の思考に致命的な損傷を与えているらしい。
「本日のご注文は?」
メニューも渡さず老ウェイターは尋ねた。
この人物だけはなぜか人間として捉えることができたが、周囲の情景とあいまって俺に安心と不安を与えた。
ひとまず、考えるのは食べることについてだ。
食いたいものを言えということなのだろうが、特に何が食いたいというわけでもない。しかし、メニューがないということは、きっと曖昧な注文でも受け付けてくれるだろう。
「最後の晩餐を。もちろん、パンとワインだけじゃなく、豪華に」
我ながら滑稽な注文だったが、老ウェイターはニコリと笑って口を開いた。
「かしこまりました。『最期の晩餐』でございますね?」
最期だか最後だか知らないがどっちでも構うものか。
「あぁ、なるべく早く。それから酒をもらいたいんだけど」
「すぐにお持ちいたします」
人好きのする笑みを浮かべ老ウェイターは調理場へと消えていった。
どっと疲れが出てきた。柔らかい椅子の感触が余計にそれを助長している。まったく、食い物に色気をだして、どれだけ時間を無駄にしたのか。これでは終電は望めまい。
そもそもここの場所がわからないのだから駅へ帰りようもない。電車ではなく、トラックに飛び込もうか。
「食前酒でございます」
突然の老ウェイターの声に、我に返らされる。
音もなくグラスが差し出され、ボトルから赤っぽい液体が注がれていた。
「これは?」
薄暗い照明のせいで判別は定かではないが赤ワインというよりは赤ペンキのような液体だった。
「最期の晩餐のワインでございます」
銘柄を聞いたつもりだったが、老人は勘違いをしているようだ。だが、それを更に聞き返すのも面倒だったので、俺はグラスを傾けた。
フッと眩暈がし、鮮烈な赤が舌に広がった。不可思議な味だ。どこかで飲んだことがあるような懐かしささえ感じる。食前酒としては少し濃厚すぎるきらいがあったが、特に問題はなかった。ふつふつと胃が湧き上がり、料理が出てくるのを待ち焦がれていた。
やがて料理が運ばれてきた。
真っ赤に彩られたレタスのような野菜に、餃子らしきものが二つ乗っている。何の料理を出す店なのか予想もできないが、メニューがないのだ。きっと、シェフの創作料理を出す趣向なのだろう。
フォークでその餃子らしきものを突き刺す。一瞬耳鳴りがしたと思ったが、気のせいだろう。それよりも、そのコリコリとした感触に俺は目を見張った。食いちぎれそうで食いちぎれない感覚がクセになる。そうかと思うと蕩けそうなほど柔らかい部分もあり、実に美味だった。
スープが運ばれてきた。
先ほどのワインを幾分煮詰めたような液体に、ピンポン玉のような塊が浮かんでいる。一口啜ると、眩暈がするほどの滋味が広がってくる。ピンポン玉に見えたのはどうやら何かの目玉らしかった。煮崩れしていないのが不思議だったが嫌悪感はない。マグロか、ウシか。何にせよ、めったに口に出来るものではなかった。スープと一緒に食べると、程よい硬さと柔らかさが広がり、実に美味だった。
俺はうきうきとした気分になった。変な客がいるから心配だったが、出てくる料理は絶品ぞろいだ。
肉料理が運ばれてきた。
ステーキに、ハンバーグに、ソーセージともうありとあらゆる肉、肉、肉である。子供の夢というより、共演ほぼ不可能な肉乱舞だった。一瞬、シェフの正気を疑ったが今までの料理からして失敗はない。恐る恐る、ステーキを切り裂き、口に運ぶ。こんな上等な肉は久しく食べていなかったため、口に運ぶ直前、背中や尻の辺りがビビッと震えた。情けないが庶民の反応だった。それでも口に含んでしまえば至福である。この瞬間は、どんな身分の人間だろうと関係ない。牛肉よりなお美味い牛肉だった。いったいどこの牛だろう。いや果たしてこれは牛なのか、いまだ食べたことのない未体験の味だった。ハンバーグもソーセージも絶品で、あまりの衝撃に胃や腸が捻くれてしまわんばかりである。実に美味だった。
料理は次から次へと出てきた。ほとんどが肉だったが、中には判別不可能な料理もあった。特に驚いたのは、頭蓋骨をモチーフにした(それも人間の!)容器に盛られた不可思議な彩りの卵豆腐のような料理だった。これは本当に見ているこっちが頭痛のする代物だったが、味は言葉に出来ないほどすばらしい代物だった。あえて表現するならば、俺そのものを食べたらきっとこんな味がするだろうという味だった。時折混じっている赤っぽい紐のようなものもまた美味で、そうめんのようにチュルッと飲み込むのがたまらない。
一体どれだけの量を食べたことだろう。もしかしたら自分の体重分くらい食べてしまったんじゃないだろうか。それなのに、胃の不快感はなかった。満たされた思いに感覚が麻痺しているのかもしれない。
そろそろ会計にしよう。手持ちではおそらく足りないだろうから、電車なりトラックなりに飛び込むのはまた今度だ。
大体、こんな至福が味わえるのなら、生きるということも満更ではない。我ながら単純だが腹が満たされれば、思考もプラスになる。何より、ここの料理が俺に生きる力を与えてくれたのだ。対価は払わなくてはならない。
「お会計をお願いしたいのですが」
老ウェイターを呼び、俺は財布を取り出した。
「お支払いの必要はございません」
「はい?」
今このじいさん何つった?
「あの、お会計」
「ですから、必要ありません」
ニコニコと笑みを湛え、老ウェイターは答えた。
おいおい、冗談がキツイぞ。
「これだけの料理に、支払いが必要ないですって? 冗談でしょう?」
「冗談もなにも、お客様の料理に関してはお支払いの必要はございませんので」
困ったように老ウェイターは笑い、言葉を続ける。
「お客様のご注文になった『最期の晩餐』は、ほとんどの材料をお客様ご自身から提供していただいております。調理の手間等々は私たちの負担、まぁボランティアのようなものですので、お客様は何もお支払いする必要はございません」
「ご自身から提供?」
おかしな話になってきた。俺は何も材料など持ってきていない。アレだけの量の肉などどこにもない。どこにも……。あるとすれば、それは。だが、しかし、ありえない。なぜなら、なぜなら。
「はい、ご自分のお味は如何でしたか?」
俺が俺自身を食べるなんてことは起こりえないんだから。
「……お気に召しませんでしたか? ご不満でしたらもう一度調理させていただきますが。遠慮なさらずにお申し付けください。お客様が再びお客様になるための大事なことですから」
俺は食べたのか? 自分を? 自分自身を?
終わりのほうに出てきた肉は、そういえば俺の二の腕にそっくりだった。そういえば、最初に出てきた餃子だって、耳のように見えなくもない。あの時食べたのは鼻か? あの塊はレバー、肝臓?
「う、ぐ、ゲぇ」
吐き気がしてきた。眩暈がして、耳鳴りがして、頭痛がして、体中が歯を立てらかのような痛みに苛まれている。血液が沸騰してきた。右目の奥が熱い。耳が千切れる。腕が千切れる。脚が千切れる。胃が千切れる。内臓が一斉に演奏を始めた。
「あぁ、どうやらお気に召していただけたのですね」
脂汗を俺は骨だけの右手で拭い、老ウェイターを見た。そして、その瞬間意識を完全に手放したのだ。
「ぅ、ううう」
猛烈な吐き気に襲われ、俺は目を覚ました。チュンチュンと暢気な小鳥の声が窓の外から聞こえてくる。奇妙な違和感をはらむ視界に、カラッと晴れた空が広がっていた。
俺の部屋だった。寝なれた六畳一間のベッドの上に俺は居た。時計の針は6時半をさしている。枕もとの携帯で曜日を見れば土曜日だった。つまり、
「ゆ、め?」
夢だったのか? 全部、悪夢?
俺自身を俺が食ったのもゆめ?
「うぐ……」
思い出してしまった。
吐き気がする。ノロノロとメガネもかけずトイレに直行したが、何も出てこない。酸っぱい汁と涎の混合物が糸を引いて便器に落ちていった。
自分を喰うなんてまさか、そんなことあるわけないじゃないか。
「疲れているんだ」
鏡に向かってつぶやいた。だが、違和を感じる視界に映ったのは予想に反してよい顔色だった。
そういえば身体が軽い。
ここ数年、得ることの出来なかった感覚。いや、学生のときでさえこんなにも体調が良かったなどということはありえなかった。
おかしい。思考もだんだん晴れ上がってきた。いまや蒼天の様相すら呈している。
昨日までの憂いも何もない。
なるほど、だんだん考えもまとまってきたぞ。
俺は昨日、ぶっつぶれるまで飲んだに違いない。この吐き気は多分それだ。体調と精神がすこぶる良いのは、酒のおかげで抑圧された何もかもを吹き飛ばした結果だろう。
自分で自分を喰ったなんて、そんなものはアルコールが見せた性質の悪い夢だ。そうさ、そんなことは起こりえないのだから。
あぁ、それにしても。
俺は窓を開け放って空を覗き見た。
今日はホントに天気がいい。
せっかく早起きしたのだ。ちょっと遠出してみるのもいいかもしれない。俺は身だしなみを整えようとした。
とりあえず、久しぶりにコンタクトレンズをはめることにしよう。
「ん?」
おかしなことに気がついた。右目の度数が合わないのだ。左目はいつもどおりだというのに。
右目、右目?
「……違う」
右目の度数が合わないんじゃない。右目がコンタクトレンズを必要としないくらいの視力に回復しているのだ。起きたとき感じた視界の違和はそれだ。
あの時、スープに入っていた目玉は一つだった。会計のとき熱くなったのは右目だった。
「はは、まさか」
背筋を蛇が這い回った。脂汗が額ににじみ出てくる。拭った右手は骨ではない。普通の手だ。
頭を振るい、コンタクトレンズを外してみる。
正常な右目の視野と、ぼやけた左目の視野が認識できる。はっきりした思考はもう誤魔化せない。
悪寒と吐き気が襲ってくる。俺は何になったというのだ? 俺が俺だという部分は、この左目しかないというのか? でも自分で自分を食べたんだから、俺はやっぱりおれで。
そう、俺は俺だ。こう考えている意識が偽者なわけがない。でも、誰がそれを証明してくれる?
もし巧妙に複製された意識があるなら、それは本物の意識とどれほど違うのだろうか。日々を過ごすだけでも、幼少の些細な記憶など知らず消し飛んでいるというのに。
今、考えを巡らせている自分自身に不都合な点はない。少なくともこの異常を判断しようとしている自分は偽りのない自分だ。
妄想。
そう、妄想だ。
疲れた男の妄想として思考を停止してしまえば、何の問題もないじゃないか。
ぎゃくに考えるんだ。
目がよくなりました。片目のコンタクトレンズ代がいらなくなってさむい家計もおお助かりです。
ほら、どうだ。
いつのまにやら閉じていた目を開く。
ぼやけた視野、せいじょうな視野。
左目、世界がぼやけ、右目ありのままの世界。
酷くウツロな感覚、酷くりあるな感覚。
虚ろとリアルがとぐろを巻き、眩暈がおそってて、くくる。ついさきほどのSO快感など脳のどこかhe押しやられてしまった。今は、気持ちの/い二匹の蛇が頭の中に巣くってすくっていた。そいつらはぼやけていてはっきりしていてきもちが÷くてきもちがよくていつ÷でtrueでカコで未来未来でででoreがbokuがwatashiがががががが我我が
コンコン。
「昨夜は申し訳ありません。うっかりメニューを出しそびれてしまいました」
ガチャガチャ、ガチャン。
「さぞお苦しいでしょう、お苦しいでしょうとも。いえ、申し訳ありません。あなたの一部は昔のあなたで、あなたのほとんどは未来のあなたで。鬩ぎ合い拒絶し合い、過去と未来が喧嘩して今のあなたは置いてけぼり。さぁ、続きを。ディナーの続きにご案内いたしましょう」
いつのまにやら閉じていた目を開く。
皿の上の目玉がニコリと笑った。
自分で自分を食べたら、やはり自分は自分なのかどうか。
そんなワケの分からない疑問から書いてみました。
生きるとは「自分という人生を咀嚼するもの」なんじゃないでしょうか。
人生なんてうまいことばかりじゃありません。いい事、わるい事、いろんな事が絡み合って成り立っている。それを自分の内で消化して同化して、また前に進んでいこうとか、黒いけど実は前向きなメッセージが込められていたり、いなかったり。
それでは稚拙な文章でしたが読んで頂きありがとうございました。