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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第1章 M期 
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第7話 家事と罰

 

 こんにちは神戸ティルです。今お母さんにティナのアレを見ちゃった罰として、今日1日家事をさせられています。あと今日から全ての料理をすることになりました。不思議と野菜の切り方や料理の仕方がわかります。これは味覚を失った代わりでしょうか? あっ……そろそろティナが降りてくるのでお皿を出しましょう。


「おはようティナ、もうお昼だよ」

「おはよう……なんで料理作ってるの?」

「これは、ばt……そういう気分だったからだよ」


 危ない言ってしまうところだった……ティナにバレたらママと一緒にお風呂に入らなければならないのだ。それだけは勘弁。だからここでバレる訳にはいかないのだ。


「ふぅん、まあいいや、それよりかあさ……ママは?」

「ママはもう仕事に行ったよ。転勤前最後の出勤だって」

「そうか」

「いいからはやく食べちゃって」

「はいはい」


 さてと、さっさと終わらせよう……あと残ってるのは洗濯と買い物だな、洗濯物干してこよ……




 よし、洗濯終わり。次は買い物だな。せっかくだしティナも誘って見ようかな。


「ティナー、買い物行くけど一緒に行く?」

「ご遠慮します」


 フラれてしまった……仕方ない1人で行ってこよう。


「じゃあティナ、買い物行ってくるから」

「いってら~」




 さて今晩は何にしようかな……何でもいいんだよねボク味覚ないし、ママから貰った金額は10万……多すぎない? でもこれだけの金額すぐ出せるって凄くない? だって、この前二人分の服や靴たくさん買ったのにこの余裕、前は月の小遣いだって2000だったのに……使いすぎないように気を付けよ……まあここは定番のカレーにしようかな。よしそうと決まれば具材を入れていこう。ニンジン、玉ねぎ、じゃがいも、お肉……

あとはカレー粉だけだね何処にあるかな……あっ、あった……あったけど……


「~~~~~~っ!!!」


 届かない……店員さんに取って貰おうかな……


「ねぇこれでいい?(日本語でよかったかな?)」


 小学生高学年ぐらいの少女がカレー粉を取ってくれた。取り敢えずお礼言わなきゃ。


「お姉ちゃんありがとー♪」

「グハッ!?」


 何か少女が鼻を抑えているどうしたのかな? もしかしてママの同類? 取り敢えず今言うべきことは……


「お姉ちゃん大丈夫?」

「グッ……だ、大丈夫よ……ありがとう、また困ったらお姉ちゃんに教えてね?」

「うん、ありがとー」

「じゃあね」


 なんか今の良かったな……お姉ちゃんとか言って甘えたりして……

 うちの周りは変態しかいなかったからこういうのは初めてだったかもな……さて会計して帰ろ




「ティル~~」

「あれ? ママどうしてここに?」

「仕事が終わったから帰るところにティルがいたから声を掛けただけよ」

「そうなんだ……はやく帰ろママ」

 

 ママと二人で帰りながら今日あったことを話したら「ママもカレーを必死に取ろうとする幼女を見たかったわ~」とか言ってた。ボクが女の子になってもママはロリコンのままだった。




「「ただいま」」

「おかえりなさいママと一緒だったんだ」

「うん。ちょうど帰りに会ってね」

「ふーん」


 夕飯早く作らないと……おっと、踏み台はどこにやったかな?


「ティルの作ったご飯は美味しいわ~」

「うん。そうだね。美味しい」


 褒めてくれて嬉しいけど、どんな味なのか自分じゃ分からないんだよね。まあ喜んでくれてるならそれでいいけど……自分でも味わってみたいなー

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