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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第1章 M期 
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第3話 買い物をしよう


 変態(母さん)が鼻を押さえながらリビングに入ってきた。


「ティルもう一度ママって言って」

「ママ」

「尊い」


 また鼻血をだした母さん。まだよく状況を理解していない兄貴もといティナ。


「母さん、こいつ誰だ?」


 ティナが母さんに聞いた。


「ティナあなたの双子の妹よ。」


 それに答える母さん。少しくらいは息子たちの状況に対して混乱してほしい……


「は? 双子?」

「そうよ♪」

「ティルは小学生でもいいわよ? いや待ってランドセルを背負ったティルいいわね」

「すいません小学生は勘弁してください……っていうか高校は?」

「何言ってるの高校なんてあと数ヵ月しかないじゃない。そんなものどうでもいいのよ。別に高校だってアンタたち友達いなくてボッチだったんだし」

「「ボッチじゃないし!」」


 別に学校で友達がいなかったとかそんなことないし友達だって3人組でよく居たし、ただちょっと2人組を作るときにあっちで勝手に2人組作ってるから1人余っちゃうだけだし! 断じてボッチではない!


「そういうわけであなたたちには中学校に通って貰います。あと、ママ3月に転勤で隣の県に行くことになったからそっちの中学校に通って貰うね」


 何か話が勝手に進んでいく。ていうかさっきボクのことわからなかったティナ絶対この話理解してない気がする。


「そうと決まれば買い物に行くわよ」


 まあお決まりだね。もうボクのプライドとかズタズタにされまくったあとだし、もうそう言うのは捨てていこう。


「はい、到着」


 という訳でやって来たデパート。

 だが、特にする事はなく勝手に母さんがかごに服を入れてきて試着とかしないままブラとかも入れてきた。サイズ大丈夫なのかな?


「大丈夫よ。ママの目に狂いはないわ」


 少なくとも頭は狂っているが目は狂ってないらしい。そんなこんなで服や靴も買い終わりデパートのフードコートでお昼を食べることにした。なんかすごい視線を感じる……


「ボクK◯Cで」

「俺も」

「買ってくるから待っててね?」


 そう言って買いに行った母さんを後にティナが話掛けてきた。


「お前宏希か?」

「だからそうだって」

「って言うか双子ってなんだよ。あと中学行くってどういうこと?」


 全く理解していなかったティナに全て説明した。


「えええっ!?」


 どうやら本当に理解していなかったようだ。


「ちょっとトイレに行ってくる」


 そう言ってティナはトイレに行っ……


「男子トイレ入るなよ」

「はい?」


 危ない危ないあやうくティナが男子トイレに入るところだった……美少女が男子トイレに入ったら大変だもんね。


「買って来たよ」


 そこで母さんが買ってきたのでお昼にしよう。

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