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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第1章 M期 
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第12話 雪奈と紅葉


 紅葉ちゃんと挨拶を済まし今ボクたちはショッピングモールに来ていた。


「雪奈お姉ちゃん今日は何か買うの?」

「今日はね、本の新刊が出たから紅葉と買いにきたんだよ」

「ユッキーは最近アニメ化した本に嵌まっちゃってさ今日がそれの発売日なんだよ。『ご注文は幼女ですか?』って言うやつ、ヤバいよね?」


 そのアニメは大好きだけど、今の自分の状況からみたら大分ヤバいな……だって見た目幼女だし……


「別に普通だと思うぜ」


 余計なことを言うティナ、フォローは完璧だけど、それ自分がロリコンって言ってるようなもんじゃない?


「そっか……普通かぁ……」


 信じちゃってる!? ロリコンが普通な訳ないでしょ! ボクも男の時はそうだったけど!


「じゃあ買って来るね」


 行っちゃった……


「ありがとね、ユッキーに優しくしてくれて、あいつは元々引っ込み思案であたし以外に友達なんていなかったから……」

「だいぶ活発的に見えるけど……」

「それはティルとあってからだよ。ユッキー、おじいさん家から帰ってきた時から変わってたからずっとティルと会いたがってたよ。ユッキーがそこまで興味を持った人は初めてだったからあたしも会ってみたかったんだよね」


 意外だ雪奈お姉ちゃんあんな性格してたから沢山友達いるものだと思ってた……


「ボクと話してどう思った?」

「ユッキーが気に入った理由も分かる気がしたよ」

「そう……よかった」

「紅葉、私を抜いてティルちゃんと楽しそうに会話するなんて羨ま……ひどい!」


 今羨ましいって言おうとしたな……


「今羨ましい言ったろ!」

「まあいいや、それよりお昼食べに行きましょ?」




 雪奈お姉ちゃんの提案でボクたちは◯ニーズに来ていた。


「ティルちゃんはなに食べるの?」

「うーん」


 こういう時ってどう言うの頼めばいいのかな……

 オムライスとかにしておこうかな?


「ティル、ここにお子様ラン「ん? なに?」……何でもないです」


 年齢を考えろよ……常識は考えないよ? 見た目幼女、中身は大人だよ?


「ティルちゃんはティナちゃんによく当たるね」

「別にティナが悪いだけだし……」

「そんなティルちゃんにお願いがあるんだけど……お子様ランチ食べてくれない?」

「……」


 そのあと結局ボクはお子様ランチを食べさせられました。

 食べてるときに3人が鼻を摘まんでいたのは気のせいです。

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