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世界新生"世界をRPGに!"  作者: ドクロ屋
6/6

食料問題

何も……思いつかない

チクッタクッ……チクッタクッ……チクッタクッ………ジリリリリリリリリ

「……ん?もう朝か………?……眠みい………」


けたたましい目覚し時計の音で目が覚める。

やはり朝は眠いものだ……


まあ昨日のことで頭を整理したいから起きるか……

いやでも人は寝てる時に記憶を整理するんだったよな…

もう一回寝るか………


ジリジリ……ジリジリ……


「あー!もう!暑い!どうしてこんな暑いんだよ!!」

汗ばんだ身体を起こしその原因を探る。

窓を見た瞬間に理解した。


確かに……ここ砂漠だったな…………

道理で寝れない訳だ…

しゃあない、起きて整理しよう。


確か昨日の朝はゲームを買いに行ったんだよな。

そこで買ったゲームやってるといつの間にか寝落ちしてて神がいる空間に飛ばされたはずだ。


………この時点でかなりおかしいな…でもまあ…本当に起きた事だし受け入れるしかないか…


んで、神に世界を創り変える約束して転送してもらったんだよな。

だけど水が見つからず、水分不足による衰弱死して一回目の人生は終了……


これ殺人神じゃないか?あまりにも酷すぎるぞ…


そしたらあの空間に戻って神に【不老不死】のスキルを貰ってこの今いる世界に飛ばされた………と


・・・こんなもんか。

それにしても不思議なことが起こり過ぎだよな…

もはや思考が追いついていること自体が不思議だ…


そういや昨日は何も思わなかったが、この家の持ち主一体誰なんだ?

こんだけデカイ家はどこにあったんだ?

どれだけの金持ちなんだ?

向こうの世界の家はどうnグルルルルルルルル


「あ…そっか」


昨日から…何も食ってないもんな。

まあ一、ニ日脱食しても大丈夫だろう。


さて、頭の整理も終わったことだし暇だな。

とりあえず今まで見た部屋をもう一度よく見ておくか。


そんなことを考えながらリビングへ向かっていた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


……足を踏み入れるのは二回目だが、やはり少し怯んでしまう。

この家は家具は一般的なんだがどれもこれもバカでかい。

普通の家がそのまま巨大になっているみたいに。

慣れるのを…待つしかないか………


まあいい、今日はリビングの探索をしよう。

軽くは見たが、細かい(サイズはデカいが)家具は見てないしな。


少しだけ奥の方に行った。

手前はソファーとテレビだけ、というシンプルで何もなかったからな。

すると今まで棚で見えなかった物が見えた。


それはーー台所だった。

もちろん俺は冷蔵庫の方へ身体を向ける。

さっきは脱食しても大丈夫とか言ったが、まあ腹が減っているのは変わりないしな。

できるだけ早く食べ物を口に入れたかったのも当たり前だろう。


デカイ冷蔵庫を開ける。

少し冷気が出てきて気持ちいい。


中身は…やはり豪華だった。

高貴な奴が食べる物があれば庶民的な物もあり、食材の種類の幅が広い。

その中からすぐ食べられる物を探す。


……あった。

10秒チャージだった。


食べ物と言われると口を濁してしまうが即刻性があり、腹がそこそこ満たされるのは見た感じこれしかない。

見た感じと言っても冷蔵庫全体からみると、十分の一にも満たない程度でのはなしだがな。


キャップを空け、体内に流し込む。

冷たい液体が口の中から全体を冷やしながら回る。

完全に冷えた時に中身が無くなった。


まだ小腹が空いているがしょうがない、少し我慢しよう。

どうせまたすぐに食べられるしな。

いざとなればある程度は作れるし。


そんな他愛のことを考えてると〈【食料ー10秒チャージー】のスキルを手に入れましたー〉との声が聞こえた。


今回は焦らず、ゆっくりと『ステータス画面』と念じる。

すると案の定、例の画面が出てきた。




    Lv.1 黒猫 眷峙 [通常]

     HP184 MP36

      攻撃 17

      防御 13

      魔攻 6

      魔防 7

      CRI 2%

      命中 98%

      回避 3%

      幸運 6%


      スキル【不老不死】〈詳細〉

         【食料ー10秒チャージー】〈詳細〉




前と同じ様に〈詳細〉のところを押す。

       

         【食料ー10秒チャージー】

10秒チャージを目の前に出す。


・・・以上だ。

少ない!説明文があまりにも少ない!!

まあ説明するとこがそこしかないのだから、しょうがないと言えばしょうがないのだが…


いや、今注目すべきはそこではないな。

このスキル、要は10秒チャージを無限に出してくれる物だ。

そしてこれは10秒チャージを食べた時に入手できた。

つまり他の飲食類を胃の中に放り込めば別の食料(?)スキルも入手できるということか?

試しに…このお茶を飲んでみるか。


〈【飲料ー茶ー】のスキルを手に入れましたー〉


…どうやら予想は合っていたようだ。

そうと分かればやる事は一つ、この冷蔵庫に入っている物を全て胃に入れるだけだな。


量がヤバいが…まあ頑張るか。

胃と冷蔵庫の勝負

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