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あらすじ
夏休み、久しぶりに霊感の強い幼なじみの悠子と再会した康介は、自分が幽霊に取り憑かれている事を指摘する。
それを解消する為に原因である肝試しを行った廃病院に向かった。
同じように怪現象に悩まされていたクラスメイトの女子である時任と悠子の三人で向かった廃病院では、危険な怪現象が起こったが、何とか原因である少女の幽霊を見つける事が出来た。
しかし、除霊までは至らず、次の晩に少女の夢の世界に入って、成仏出来ない理由を探る事になった。
夢の中での「死」は現実でも「死」であると知らされた康介は怯えながらも、悠子と共に原因を探る。
少女の記憶を辿るうちに二人は原因にたどり着いたが、突然少女が暴走を始めた。
必死で逃げる二人だったが、悠子が康介を庇い、命を落としてしまう。
愕然とする康介に、少女が迫ろうとした時、不意に光と共に少女の母親が現れた。
母親に会った事で成仏した少女だったが、悠子が殺された事で釈然としない気持ちを抱えながら、康介は夢の世界から帰ってきた。
涙の止まらない康介に、何故か死んでいない悠子がケロッとした表情を見せたのだった。