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アベレイト・ゼロ  作者: 海月
プロローグ
2/2

プロローグB



夏の強い日差しが肌を刺激する。


孤立し、自立したこの島で『外』の四季を適用させるのはたまに不思議に思ったりするが。慣れ親しんだ言語なのだしむしろ便利といえば便利なのだろう。


人工島ガンナが造られたのは今から約百年前。発案者と創設者が違うから色々ややこしい事もあるけれど。

『才能を平等に』そんなコンセプトを元にして造られたこの島は莫大な費用はかかったものの、確かに平等という言葉を一つの形にすることができた。


“この島では才能をお金で買える”



日差しはいっこうに弱まる気配を見せず、目的地もまだ距離がありそうだ。

ふわりと風が頬を撫でる。


絵の才能。これなんかは人気で、日本円で換金すると約640000円。将来性なんかを考えると破格と言える金額だ。

ただし、例えばAという人とBという人が買ったとする。

同じ金額、同じ才能、違いは無い。

しかしそこに絵の上手い下手はやはり生まれる。

平等がうたい文句なのにやはり完璧な等しさを保つことは無理らしい。


「何が言いたいかっていうと、結局最後にものを言うのは努力ってことだ」


どんな時でも、どんな事でも。




ーーーきっと。

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