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2.最初こそ定番を頼みたい

篠原光太郎 年齢17歳 レベル1


体力200 攻撃力100 素早さ200 MP150


スキル 自動翻訳 あらゆる言語を理解し話すことができる         使用MP 0


    約束   条件:相手が合意する 

         効果:絶対に守らせることができる           使用MP 15


    命令   条件:自分とのレベル差20以上             使用MP 100

         効果:70%で命令を守らせる

俺は走って逃げていたが、土煙の方が速いらしくだんだん全貌が見えてきた。顔はラフレシアのようで体は黒く2足歩行で走っていた。俺は何とかこの怪物から逃れようとしたが、隠れそうなところもなかったので、一番近く見える森の中まで全力でダッシュしていた。俺は、こののままだったらMA☆JI☆DE☆死ぬ、これ、俺こんなすぐ死んでしまうんか?俺まだ始まってばっかりなのに、何か考えろ!ここからでも助かる道を!と必死に頭の中で考えていると、足元の地面の小さな盛り上がりに気づかず俺は転倒してしまった。

その間にも怪物は近づいてきて、今にも追いつかれそうになっていた。

俺は、転んだ痛みも忘れて立ち上がり逃げようとしていると、突然声が聞こえた。

「伏せて!!」

俺は突然の言葉に混乱していたが、決死の思いで何とかかがみこんだ。するとその瞬間俺の隣を勢いよく何かが飛んでいきその怪物にあたった。俺は恐る恐る後ろを振り返ると俺の近くに刺されて倒れた怪物がいた。ほっとして体の力を抜こうとしたその時、さっきと同じ声が俺に、

「その化け物から離れて!」

と言った。俺はその言葉でまだ怪物が生きているのだと思いすぐさまその場から逃げようとすると、矢の刺さったあたりから怪物が赤く光り、爆発をした。俺は、爆風に飛ばされて転がってしまった。その瞬間俺は

この世界で生きるの無理じゃね?と思った。俺は指示を出してくれた人にお礼を言おうと周りを見渡すと、そこには弓を持っている女性がいた。俺は女性に、

「助けてくれてありがとう。死ぬところだったよ。」

と言うと、その女性は俺に、

「無事で良かった。今回はほんとごめんね、私のスキルのせいで危ない目に合わせてしまって。」

と言った。俺はそのスキルについて聞いてみることにした。

「あの、あなたのスキルって、どんなスキルなんですか?」

するとその女性は、

「私のスキルは接着爆弾(弓使い専用)っていうスキルで、矢の先端が当たった場所を10秒後に半径1メートルくらいを爆発させるスキルなんだ。まぁ、これのせいでいつも素材ごと消し飛ばしてしまうんだけどね。今回はごめんね、あのモンスターの素材は結構高いのに消してしまって。」

と言った。俺はそのスキルって割と最強格に近いんじゃね?とは思ったものの、モンスターのことを知らないことがバレると厄介なことになりそうだったため、遠くの村からやってきたことにして近くの街まで案内してもらおうと思った。

「あ、いや、全然大丈夫ですよ。俺遠くの小さい村から来たのであまりこういうこと知らなくて。良ければ近くの街まで案内してくれませんか?」

と聞くとその女性は

「もちろんいいよ。っていうか村出身なのにここの言語喋れるんだ!もしかして、あなたのスキルって自動翻訳?」

と言ってきたので俺は驚いて、

「なんで俺のスキルを知っているんですか?」

と聞くと、その女性は

「自動翻訳なんて欲しいスキルランキング3位だよ!なんてったって、自動翻訳のスキルを持っている人は少ないし、あれば一生それで食べていけるスキルなんだよ!」

と言ったので、今になって神様からもらったスキルが結構役立つことに気づき、心の中で密かに、神様ありがとうと言った。そんなことを思っていると、その女性は俺に

「じゃあ、とりあえず街に向かおっか。あと、そういえば、まだ名前言ってなかったね。私の名前は”りさ”、あなたの名前は?」

俺はこのとき咄嗟に光太郎と言おうとしたのを抑えた。そういえばここは異世界だから、カタカナみたいな名前が多いのかもしれないと思いつつ、なんと名乗ろうか考えていると、そうだ!俺は相手の名前を参考にすればいいじゃんと思った。すると、俺はもう一つのことに気づく。”りさ”って漢字系でもカタカナでもいける名前じゃん!俺は迷いに迷った末、コタロウならどちらであっても違和感はないだろうと思い、

そう名乗ることにした。

「俺の名前はコタロウだ。」

すると、”りさ”は、

「コタロウ君か〜、ちょっと変わった名前だね。少しカタカナっぽい名前。」

と言ったので、名前変えた意味とは何だったんだ、と思いつつ、りさについていき街に着いた。着いた頃には、もう夕方だった。すると、俺は街に入る前に出入管理がされていることに気づき、身分証明証ががないことに、俺は焦っていた。先にりさを行かせてどんな感じで行われるかを見てみると、りさは冒険者カードを見せていた。俺は、そんなものはなかったため、冒険者カード以外で通れる方法を門番に聞いてみると、他のギルドカードか銀貨2枚で通れるらしく、自信を持っていいのかわからないが、もちろんどちらもない俺はついに困り果ててしまった。すると、りさが、

「そっか村から北からお金もカードもないのか〜、じゃあ今回は私が払ってあげるよ。」

と言ってくれた。俺はマジで天使かよ、一生ついていきますと思った。しかし、そう思うのもつかの間、

りさはどんどん顔が真っ青になって、俺の方を向いてきた。俺はまさか、と思っていると、

「ごめん、コタロウくん今私銀貨1枚しか持ってないや。」

その一言に俺は絶句してしまった。そう、最初に察せばよかった、リサはよくモンスターを素材ごと爆破してしまうことを。すると、とうとうどうすればよいかわからなくなっっていた俺の頭の中に出てきたのは、ジビリのあの名シーンだった。俺は咄嗟にこう言うことにした。

「ここで働かせてください!」

門番は、戸惑った様子で

「そう言われてもこの門番の仕事は国の派遣でやってるものだからなぁ、俺らが気安く採用するわけにはいかないんだけどなぁ。」

と言った。俺はきっぱり断っていない分、押せばなんとかなるかもしれない、あとジビリでもあの子は、

何回も言ってたしと思い、とりあえず何度も言ってみることにした。

すると、その近くにいたもう一人の門番が俺に、

「じゃあ、俺の仕事を代わってくれないか?1周間で、銀貨3枚でどうだ?」

と言った。さっき喋っていた門番が、

「この仕事を人に代わらせてもいいと思っているんですか?あと、その給料はあまりにも安すぎるんじゃないんですか?」

と言った。すると、俺に仕事の提案をしていた門番が、

「いいじゃね〜か。どうせここはモンスターなんてほとんどいないんだから、大丈夫だろ。それにお前、今金がねーんだろ仕事をするにもここに入らないといけない、わかるな?やるだろ?」

その一連の話を聞いていた俺は銀貨3枚って安い方なのかよ!じゃあリサが持っている金って…と思ったが、飛びつくように

「それで、お願いします!」

と言った。そして俺の一週間の兵役のような仕事が始まったのであった。

2話目遅くなりました〜。すみせマン。

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