2025/10/11 嫌いなカップルが別れるらしい
エピソード7で出てきたあのカップル。別れるんだって。
彼氏側の方から聞いたよ。彼女が冷めたんだって。
予想通りだった。夏休みが山場だなって。
感情は湧かなかった。
いや、感じないようにしてた。
だって、どうせまた誰かに寄りかかって、誰かを都合よく使って、同じことを繰り返すんだろうって思ってたから。
そして案の定、僕のところに来た。
まるで何事もなかったかのように。
まるで僕がずっと待ってたかのように。
どちらかの家に泊まって、翌朝には二人並んで説明会に現れる。
その切り替えの早さ、器用さ、無神経さ。
俺には到底真似できない。
バイトの制服の隙間から見える、彼女の独占欲の痕跡。
それを見て、俺は何も言わない。
でも、心の中では叫んでる。
「俺はその痕を見せつけられるためにここにいるんじゃない」って。
飲み会で彼女の惚気話を聞かされたこともあった。その割に僕の腕はあまがみして、触れようとしてくるんだね。
君たちはいつもそうだ。
友達よりも恋人を優先して、都合のいいときだけ戻ってくる。
でもね、そんなふうに人を扱っていたら、居場所なんてもうどこにもないよ。
俺は誰かの代わりじゃない。
俺は誰かの暇つぶしでも、慰めでも、次の選択肢でもない。
君たちが失ったものは、恋人だけじゃない。
信頼も、尊敬も、そして俺の心も。
もう戻ってこなくていい。
俺は、君たちの“次”にはなりたくない。




