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第2話 獣耳美少女

「よーし! まずは食料調達だ!」


俺は、魔物がいる森にやって来ていた。

この森には冒険者などがたまに来るが、そもそも僕がいるのは、メデューサが統治している森でドラゴンやフェンリルと言った上位種がいるため、まず入ろうとするものはいない。

そして、俺は魔法で魔物を狩りつつ、探索していた時である。


「きゃあぁぁぁーー!!」


そんな悲鳴を聞いた僕は急いで、その声の方に風魔法を使い向かった。

すると、そこには木にもたれかかり足怪我をした獣耳の美少女がオークに襲われていた。


「ひ、ひいっ!? く、来るなぁー。来るなぁー」


「しょうがない。助けてやるか」


ワーウルフの少女に、オーガはデカイ丸太の棍棒を振り上げた。

俺は、その棍棒を指一本で軽々と止めた。


「……えっ?」

「君、大丈夫? まあ、足を怪我してるから大丈夫じゃ無さそうだけど」


俺がそう流暢(りゅうちょう)に話していると、再びオーガが棍棒を振り上げた。


「遅い……」


俺はオーガに向けて、回転式拳銃のコルト・シングル・アクション・アーミー(S.A.A.)を頭に向けて撃った。

そして、オーガは後ろに倒れた。


「ふぅ、やっぱりリボルバーはカッコいい」

「あ、あのう、助けて下さりありがとうございます」

「例には及ばないよ。僕はたまたまここを通っただけだから、それじゃあ」

「ま、待って下さい!」

「ん、何?」

「あの、私さっきのオークに村を襲われました」

「えっ? 一匹のオークに?」

「いいえ、私を追ってきたのは一体ですが、村には三十体以上います。だから、助けて下さい!」


僕は獣耳美少女の事情を聞いて、考えた。あれ、これってつまり武器使い放題じゃね。


「いいよ、今から君の村を助けに行こう」


そうして、考えがまとまった俺は獣耳少女に向けて笑顔で返すのだった。


「でも、その前に君の足の治療が先だ」

「こ、このくらい平気で──痛ッ」

「ほら、言わんこっちゃない」


僕は倒れかけた獣耳少女の体を支えながら、木にもたれさせながら、優しく座らせた。

俺は治癒魔法を使い、傷を治していると獣耳少女は話しかけてきた。


「無詠唱なんて、凄いですね」

「え、無詠唱ってそんなに凄いの?」

「それは、凄いってもんじゃないですよ。普通の人は詠唱しないと使えません。詠唱を短くして、使う人もある程度いますが、無詠唱は高ランク冒険者じゃないと聞いたことありません」


そんな話をしている間に治療が終わったので、一応包帯は巻いた。


「治療をしたのに、なんで包帯を巻くんですか?」

「一応念のためだ」


さて、治療が終わったことだし、オークを狩りに行きますか。






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