パーソナルスペース
総理官邸
「国民も議員も 揃いも揃って 愚者ばかりだ。水面上昇による国土縮小だけでなく 既に この国の1/10 以上が 隣国の富裕層に買い占められている。隣国がそこに カモフラージュして 秘密裏に軍用施設を造りでもしたら。。突然攻め込まれても 反撃出来ない。実質的な国土は 縮小する一方だというのに 有効な対策も無い。
出産 育児の施策が進んでないから 安心して 出産 育児が出来ない。だと! 人口も減少の一途 70歳以上が
国民の半数を占める。納税額も激減している中 どうやっても 少ない予算から捻出出来るはずがない。
逆なんだよ。人口が増加して 初めて 良い施策が打ち出せるんだよ。
今は 我々が未来の為に 礎になる時なんだ。この機を逃すと 国の崩壊を止められなくなる。
この国は 人口も国土も激減 出生率も0.73だ。夫婦2人で 子供が2人以上でないと 人口が増加するはずがない。人口が増加しなければ 納税額が増えない。納税が減少するから 結果 施策が何も出来ない。
そんな事もわからず。自分の事ばかり。
議員は選挙の事ばかりで 有権者の顔色伺い。国民は国民で 現実が把握出来てない。周囲の事など 他人事。自分のパーソナルスペースだけ安寧なら良いと思ってるだろう。だが このままでは この国が崩壊して 自分のパーソナルスペースすら無くなるというのに。。」
「だから その為の 人口減少阻止計画ですか?」
「いや そうではない。あれは一時的な応急処置だ。人口減少阻止計画など 行っても 対して効果は無い。本来は
人口増加に転じ 働く世代が増えないと この国は終わってしまう。あれは 試験的な運用だ。いつでも 廃棄可能な状態だ。ただ 打てる手立ては多い方が良いからな。
ちなみに 私との接点は 全く無い。私は預かり知らぬ事 私の憂いに 君達が勝手に初めた事だ」
「心得ております。ご安心下さい」
「現状は 上手く運用さている様だが どこで綻びが出るかわからない。私とて ようやく掴んだ総理の椅子だ。
くれぐれも 注意してくれ」
「心得ております。ご安心下さい」
「警察庁 警視庁 消防庁 等 現場職員は 大丈夫なのか? 妙に仕事熱心過ぎる奴などは いないだろうな」
「心得ております。ご安心下さい」
「・・・・」