脳
とある大学での教授の講義
「脳は とても面白い。人間の脳の重さは 1200g~1400g程度 普段 脳を30%~50%程度しか 使用していないと言われています。もしかしたら 人間は平和に慣れ過ぎた為 上手く脳を使用出来ていないのかもしれません。
脊椎動物のほとんどが 右脳 左脳に分かれています。
現生人類は 全球睡眠といって 左右脳を1度に休ませる必要がある。左右脳を別々に休ませる事は出来ない。そして 全球睡眠中 身体は活動出来ない。それが 睡眠です。
しかし 渡鳥やイルカに 代表される様な野生動物は 右脳 左脳 片側を交互に休ませる事が出来る 半球睡眠を行います。常時 どちらかの脳が起きており その為 身体は活動が可能であり ずっと 飛び続けたり 泳ぎ続けたり する事が出来ます。それは 敵から身を守る為とも考えられてます。
現に 水族館などで 長く飼育されたイルカは 危険を感じなくなり 平和に慣れ過ぎて 全球睡眠をとる様になる事があります。
もしかしたら 脳の機能を 引き出すには 危険である事が 必要かもしれません。
また 脳が起きていると 脳が身体を コントロール下に置いています。
代表的な事は 歯軋り 食いしばり です。 脳が起きている時よりも 脳が寝ている時の方が 歯軋り 食いしばりは 何倍も激しい。と言われています。
つまり 脳は 身体に気を遣って 上手く その機能を発揮出来ないのかもしれません。もしその機能を 脳が いかんなく発揮してしまうと 身体が破壊される可能性がある為 脳は身体に 縛られているのかもしれませんね。
ただ 身体にしてみれば 脳はその身体から 血液という栄養を貰わないと死んでしまう為 現実的には 脳と身体は互いを 必要としています。
ここからは 私の空想のお話ですが。。
脳を脆弱な身体から開放し 栄養を確保 危険を感じさせる事が出来れば その機能を100%近く発揮させる事が 可能かもしれません。そして 100%近い機能を発揮した多数の脳を ひと繋がりにする事が可能だとしましょう。その多数のひと繋がりの脳を 多数脳と呼称します。多数脳を2個作成して 左右脳に見立てれば この世界の脳として この世界に干渉する事が 可能になるかもしれません。
あくまで 空想の話ですが。。」
この大学教授は しばらくして 行方不明となった。