表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パラダイム  作者: massam
17/29

相応の覚悟

俺は こんな状態の神尾を どうして良いか? わからず とりあえず 食堂で待機していた。

そこへ 司令官が 帰って来た。

「司令官 いかがでしたか?」


司令官「どうもこうも 上とは 20時まで連絡取れずだ。赤岩の件もある。ひとまず 教授に来てもらう様に手配した。内木田 何かあったか? お前もワールドモディファイによる情報を得たか?」

「司令官。。俺も ワールドモディファイの情報を得ました。どうやら 赤岩によって 神尾 食堂の職員が殺された様です。俺も擦り傷を。それと 赤岩の右手手首が無かったです」


司令官「・・・そうか。殺害されたのは 神尾と職員だったか。。お前も気付いたか。赤岩の右手に。。どうやら 赤岩はタイムアネステシアの任務を失敗。理由は不明だが その際 右手の手首から先を喪失した様だ。その動揺から おそらく 錯乱状態となり 神尾と職員を殺害したのだろう」


「それで 右手手首が 無かったんですね」

「それから もう一つ こちらの方が大事な報告ですが。。罪の意識からか? 神尾が壊れてしまい。こんな状態です。もう 俺どうしたらいいか。わかりません」

司令官「何?」

司令官は そう言うと 神尾を見た。確かに 生気が無い様に見える。

司令官「神尾 どうした?」

神尾「あなたは どなた? さっきね。とても お腹痛かったんだよー。でも 今はねー。治った!」

司令官「??? 神尾 どうしたんだ。お前?」

「さっきから こんな状態なんです。記憶喪失って言うんですか? 人格崩壊?」俺は伝える。


司令官は 神尾に近寄ると 神尾をじっーと見る。神尾は 照れ臭そうにする。

その様子を見て 司令官は『はぁー』と 大きく溜息をついた。

司令官は 何か悟った様に 考え込み始めた。


司令官「3人のサージョンの内 赤岩は死亡 神尾が使えない。となると。。おそらく 良くて『人口減少阻止計画』は破棄ないし 一時保留。いや 計画は続行だが 我々破棄の可能性が高いな。内木田 どちらにしても この先 相応の覚悟が必要になるだろう。逃げ出すなら 今のうちだ。どうする?」


「逃げ出す訳ないでしょ。俺達3人は いつだって 一緒だった。なのに 赤岩が 俺によって殺されてる。理由はおそらく 神尾を殺したからだ。。。それに 俺は。。神尾が 傍に居てくれないと たぶん 生きていけない。神尾がこんな状態なのに 1人逃げ出す訳ないでしょ」

そう 俺は 言葉にしながら 神尾への気持ちに気付く。


司令官「わかった。死ぬかもしれない。。いいんだな?」

俺は サムズアップして 司令官に答える。『相応の覚悟』なんて 正直 よくわからない。ただ 神尾は放っておけない。それに 逃げる って何処に?


「あのー? 私もいいでしょうか?」突然 食堂の職員から 話掛けられた。何か覚悟を決めた様に見える。

司令官「なんでしょうか?」

食堂の職員「私も 実は先程 ワールドモディファイ?って言うのですか。映像を見たっていうんですかね。感じたっていった方がいいですかね。。それを見ました。命の危険を感じる痛みも感じました。そちらの内木田くんに 助けて頂いた様です。皆さんは 命の恩人です。その皆さんを 裏切っている様で 実は ずっーと 心苦しくて。。お伝えしたい事があります」

食堂の職員が 何度も頭を下げる。何事かわからない。詳しく聞こうとした時 そこへ 教授が 食堂にやって来た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ