表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『僕たち!俺たちの!タピオカ脳汁!飲み飲み!元気元気!元気すぎっ!』

作者: ライティーエマー

【登場人物】


自分ボケ

他人ボケ

○タピオカ脳汁屋・店内


自分「あ~~~。とりあえず、席キメて。」

他人「はい。わかりました。じゃあ、奥の席で。」

自分「はいはいはいはい。」


自分「はいはいはいはい!?でかい実!?セルフで!発見!」

他人「タピオカでかい実!?南総里見八犬伝!」

自分「(笑)」

他人「(笑)」


自分「メニューはセルフだって。セルフプロデュース。」

他人「俺の場合はディレクションだな。」

自分「超気持ちいい~~~。」

他人「アドレナリン!」

自分「ナチュラル快楽だよ。ホントに。ホントにナンセンス。」

他人「何もしてないのにね。快楽なんて。どうかしてる。」

自分「え?セルフで作るの?このタピオカ屋。」

他人「タピろう。タピろう。タピろう。」

自分「さよなら、さよなら、さよなら。」

他人「ムービーインタレスティング!」

自分「ギャグに意味はない。意味がないのがギャグである。」

他人「さて。パンデミック忘れるような飲み物飲みたいよな。」

自分「エナジードリンク以外でね。」

他人「パーカー着てからね。散歩しつつ、情緒感じつつ。光浴びて。」

自分「おしるこ!?」

他人「そうだよ。情緒あるよね。エモいよね。」

自分「冬にね。残った灯油飲んじゃってね。」

他人「飲まねぇよな。とにかく、セルフで注文しようぜ。」

自分「いっちょ、作るか。」


   2人、呪文を唱え始める。


自分「脳汁出た?」

他人「いっぱいでた~~~。」

自分「懐かしいね。」

他人「脳汁出た?」

自分「大量に出たよ。」

他人「無量大数?」

自分「そう。無量大数の幻魔大戦。」

他人「じゃあ、準備しますか。」

自分「俺も難しいと思うよ。」

他人「何なんw」

自分「いや、難しいと思うよ。」

他人「きらりと光る宝石みたいに。」

自分「何なんw」

他人「もう一回、唱えようか。」

自分「ナンセンス!!!!」


   2人、再度、呪文を唱える。


自分「パーフェクトに脳汁出た。」

他人「俺は、まだ。足りない。まだまだ。足りない。」

自分「じゃあ、脳汁エナジードリンク飲めよ。」

他人「どこにある?」

自分「バッグ。」

他人「出して。」

自分「了解。」


   自分、バッグから「脳汁エナジードリンク」を出す。渡す。


自分「どうだ?」

他人「美味いね。毒々しいCOLORで、毒々しい味。」

自分「ドクドク、ドクドク、ドクドク。」

他人「洋画?」

自分「毒々しいモンスターだよ。」

他人「ああ、そう。」

自分「無機質だな。近未来か?」

他人「美味しかった。」


   他人、呪文を唱える。


他人「脳汁、特製の奴、出たよ。」

自分「じゃあ、出揃ったところで。」

他人「脳汁タピりますか~~~~~~~。」

自分「脳汁タピろう!!!!!!!!!!」


   2人、脳汁がパーフェクトなシチュエーションでタピオカを飲む。


自分「どう?脳汁タピオカは?」

他人「流行の最前線!特捜最前線!」

自分「トレンドの荒波に揉まれつつ、休んでるみたいな。」

他人「木陰でね。忍びの里の。漫画みたいな。劇画みたいな。」

自分「海外みたいだね。脳味噌。」

他人「うん、脳味噌が海外みたいだ。」

自分「脳汁のおかげだね。」

他人「エナジードリンクもね。」

自分「過激な身体感覚。」

他人「幽体離脱しそう。」

自分「美味しいね。」

他人「美味しいよ。」

自分「ところで。」

他人「何?」


自分「ごちそうさまでした~~~~~~。」


他人「何なんw急激に。」


自分「ごめん。会計、払っておく。」


他人「ああ、よろしく。」


2人で「やはり!割り勘がよろしいかと!」


   2人、顔を見合わせ。偶然の発言の一致に笑う。


2人で「何なんw」


自分「さらなる奇跡!」

他人「帰ってリンゴでも喰うか。お会計~~~。」


2人で「同時に!!!(お会計を)」


(了)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ