『僕たち!俺たちの!タピオカ脳汁!飲み飲み!元気元気!元気すぎっ!』
【登場人物】
自分
他人
○タピオカ脳汁屋・店内
自分「あ~~~。とりあえず、席キメて。」
他人「はい。わかりました。じゃあ、奥の席で。」
自分「はいはいはいはい。」
自分「はいはいはいはい!?でかい実!?セルフで!発見!」
他人「タピオカでかい実!?南総里見八犬伝!」
自分「(笑)」
他人「(笑)」
自分「メニューはセルフだって。セルフプロデュース。」
他人「俺の場合はディレクションだな。」
自分「超気持ちいい~~~。」
他人「アドレナリン!」
自分「ナチュラル快楽だよ。ホントに。ホントにナンセンス。」
他人「何もしてないのにね。快楽なんて。どうかしてる。」
自分「え?セルフで作るの?このタピオカ屋。」
他人「タピろう。タピろう。タピろう。」
自分「さよなら、さよなら、さよなら。」
他人「ムービーインタレスティング!」
自分「ギャグに意味はない。意味がないのがギャグである。」
他人「さて。パンデミック忘れるような飲み物飲みたいよな。」
自分「エナジードリンク以外でね。」
他人「パーカー着てからね。散歩しつつ、情緒感じつつ。光浴びて。」
自分「おしるこ!?」
他人「そうだよ。情緒あるよね。エモいよね。」
自分「冬にね。残った灯油飲んじゃってね。」
他人「飲まねぇよな。とにかく、セルフで注文しようぜ。」
自分「いっちょ、作るか。」
2人、呪文を唱え始める。
自分「脳汁出た?」
他人「いっぱいでた~~~。」
自分「懐かしいね。」
他人「脳汁出た?」
自分「大量に出たよ。」
他人「無量大数?」
自分「そう。無量大数の幻魔大戦。」
他人「じゃあ、準備しますか。」
自分「俺も難しいと思うよ。」
他人「何なんw」
自分「いや、難しいと思うよ。」
他人「きらりと光る宝石みたいに。」
自分「何なんw」
他人「もう一回、唱えようか。」
自分「ナンセンス!!!!」
2人、再度、呪文を唱える。
自分「パーフェクトに脳汁出た。」
他人「俺は、まだ。足りない。まだまだ。足りない。」
自分「じゃあ、脳汁エナジードリンク飲めよ。」
他人「どこにある?」
自分「バッグ。」
他人「出して。」
自分「了解。」
自分、バッグから「脳汁エナジードリンク」を出す。渡す。
自分「どうだ?」
他人「美味いね。毒々しいCOLORで、毒々しい味。」
自分「ドクドク、ドクドク、ドクドク。」
他人「洋画?」
自分「毒々しいモンスターだよ。」
他人「ああ、そう。」
自分「無機質だな。近未来か?」
他人「美味しかった。」
他人、呪文を唱える。
他人「脳汁、特製の奴、出たよ。」
自分「じゃあ、出揃ったところで。」
他人「脳汁タピりますか~~~~~~~。」
自分「脳汁タピろう!!!!!!!!!!」
2人、脳汁がパーフェクトなシチュエーションでタピオカを飲む。
自分「どう?脳汁タピオカは?」
他人「流行の最前線!特捜最前線!」
自分「トレンドの荒波に揉まれつつ、休んでるみたいな。」
他人「木陰でね。忍びの里の。漫画みたいな。劇画みたいな。」
自分「海外みたいだね。脳味噌。」
他人「うん、脳味噌が海外みたいだ。」
自分「脳汁のおかげだね。」
他人「エナジードリンクもね。」
自分「過激な身体感覚。」
他人「幽体離脱しそう。」
自分「美味しいね。」
他人「美味しいよ。」
自分「ところで。」
他人「何?」
自分「ごちそうさまでした~~~~~~。」
他人「何なんw急激に。」
自分「ごめん。会計、払っておく。」
他人「ああ、よろしく。」
2人で「やはり!割り勘がよろしいかと!」
2人、顔を見合わせ。偶然の発言の一致に笑う。
2人で「何なんw」
自分「さらなる奇跡!」
他人「帰ってリンゴでも喰うか。お会計~~~。」
2人で「同時に!!!(お会計を)」
(了)