1話 -悪魔と相乗りする運命-
初めまして。ちょっと爆竹で書いた面も否めないのでサラッと読んでいただきたいです笑。更新は随時する予定ですので、よろしくお願いします。^_^
-悪魔が現れた-
目の前に。ただ悪魔は自らの前だけに現れた訳ではなかった。世界中に、今日夜中に突如として姿を見せたのであった。
「お前に、悪魔と相乗りする勇気はあるか?」と悪魔は言った。
(悪魔って喋るんだ・・・囁くのかと・・・)
「悪魔との契約。それは超常と言えるほどの能力を与えることが可能になる。ただそれと引き換えに・・・」
芦戸 工
高校生だが自分の年齢も分からなくなってしまった。親に捨てられた途端に人生が狂ってしまった数ある人の一人だ。常にパソコンに入り浸る毎日。もちろん正当な方法で金を手にしたことはない。
ーそんな彼に、いや、彼にも悪魔は現れた。
翌日。
この世界中で起こった奇妙で不思議な現象は、瞬く間に話題になり世界の均衡はあっという間に崩れ去った。
警察や軍事力は力を失い、無法者は圧倒的な権力者の下についた。世界政府はこの緊急の緊急事態に対策が取れず、寧ろ内紛が起きるまでになっていた。悪魔が与えた超常と言える能力の選択は、当事者自ら要望できる。もちろん能力を得ず、今まで通りの日常に戻ろうととする者も少なくなかった。
ただそれと引き換えに・・・悪魔に捧げなければならないものがある。」
悪魔はそれらしく囁いた。
「お前から”死”を奪う。」
次回からはちょっと長めになります。