第3話 一撃で爆発しました
かなり今回の台風は強いようですね
皆さまの地域は無事でしょうか?
貴族風の女の子と別れて1時間ほど経ったでしょうか
僕にとうとう二次試験の順番が回ってきたようです
『ルイスさん、こちらへ来てください。』
試験官の声が聞こえたので試験官の元へと向かいます
「はいっ!」
とても緊張します
『ルイスさん、二次試験の内容ですが、あそこにある木の的に魔法を当てて下さい。』
そう言われて指を指している方向を見てみると
木で出来た板がありました
『あの木の板には魔法への抵抗を高める魔法が施されています、もしも魔法で破壊出来た場合は確実に三次試験へと進めます、何か質問はありますか?』
僕の魔法は近接で発動する魔法なので近づいてもいいか聞いてみることにします
まだ遠距離で使うことはできないので要望が通るといいんだけどなぁ・・・
「僕の魔法は近距離で使うものなんですけど、近づいて発動するのは大丈夫なんですか?」
『そこは人それぞれの個性です、大丈夫ですよ。』
大丈夫なようなので思い切りやってみる事にしましょう!
僕はまずブレス・スマッシュを両手に使用して手を合わせる事で自分自信にブレスを付与します
ブレス状態はダメージが明らかに増えているように感じるのでこの状態でいきましょう!
「ファイア・スマッシュ!」
自らの拳に炎の力が宿っているのがよく分かります
そのまま的へ渾身の一撃をお見舞いしました
阻まれた感じもないのでそのまま的へ魔力をオーバー気味に放出します
ここまでしっかり使うのは初めてですがどれほどのものでしょうか?
とても気になるな、そう思っていると
板が爆発しました
「えっ?」
『えっ?』
試験官もキョトンとしています
「えーと、これはどうすれば?」
『えっと、一応合格・・・ですよ。』
『次の三次試験は模擬戦になっているので、明日、またこの学園へ足を運んでください。』
「は、はい、分かりました。」
そうして一度宿屋へと戻ることにしました。
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