第1話 拳者になりました
思いつきで書いたものになるので更新ペースは少し遅めになると思いますが週2-3回は更新出来るように頑張ります。
僕の名前はルイス
今日は待ちに待った職業の与えられる日。
僕たちの世界では10歳になるとみんな職業が与えられます。
僕は剣聖か賢者になれたらいいな、なんて
誰しもが思う事を考えながら自分の未来に期待で胸を膨らませながら教会へと足を運ぶのでした。
教会へ入ると大きな女神様の像が立っています
この女神様の名前はアマテラ様と言い、職業を司る神様なのです。
今日は僕の運命を決めると言ってもいい日、アマテラ様よろしくお願いします!
意を決して授職の間へ入った僕は女神様へ祈りを捧げます。
すると頭の中に声が聞こえてきました
これが女神様の声でしょうか
『あなたの職業は拳者です』
賢者ですか!やったぁ!
『あっ・・・やばっ・・・』
何か小声で女神様とは違う、でもとてもそっくりな声が聞こえました
何やら不穏な台詞が聞こえてきたような気がしますがよく聞こえません。
職業も無事に貰えたので授職の間を出る事にします
教会の人から女神様から与えられた僕のステータスの載った紙を渡されました
ルイス
職業 拳者
LV01
HP500
MP500
STR300
DEX300
INT300
基本スキル
ストライクスマッシュ(5)
ファイア・スマッシュ(10)
アイス・スマッシュ(10)
エア・スマッシュ(10)
アース・スマッシュ(15)
ライト・スマッシュ(20)
ダーク・スマッシュ(20)
ヒール・スマッシュ(10)
ブレス・スマッシュ(20)
特殊スキル
スマッシュ・オーラ
属性スマッシュを身に纏う拳者の真髄
肉体成長(S)
肉体の成長に大きな補正を受ける
レベルアップ時に上昇するHP、STR、DEXが大幅に多くなる
精神成長(S)
精神の成長に大きな補正を受ける
レベルアップ時に上昇するMP、INT量が大幅に多くなる
ステータスはとても高いのは僕でも分かります
ですが拳者とは一体何なのでしょうか?
もしかしてあの時女神様っぽい声が言っていたのはこの事だったのでしょうか?
早く家に帰って母さん達に報告しないといけませんね!
----------
(女神視点)
「やばいやばいやばい」
私はいつものように職業の授与をしていました
そしていつものようにランダムで職業を授与していったのですが
一人にだけ昔私がジョークで作った職業が入っていたんです
能力はいいほうだったのが救いでしたが、絶対主神さまにバレますよねこれ・・・
----------
「母さん、ただいま!」
『あら、ルイスお帰りなさい。職業はどうだったかしら?』
この人は僕の母さんで職業は料理人です
母さんの作るご飯はとても美味しいんですよ!
「凄いことは凄いと思うんだけど、僕の知ってる賢者じゃないんだよね・・・」
『賢者!?凄いじゃない!今夜はご馳走ね!』
喜んでる母さんには悪いんだけど、何か知らないかな?
「これ、見てみてよ母さん。」
僕のステータスの記された紙を母さんに渡すと
『えっ?えーとステータスは高いわね、物凄く・・・』
さすがの母さんも困惑しているようです
「初めて見る職業なんだけど母さんの様子見てると知らなさそうだね・・・」
『お父さんが帰ってきたら聞いてみよっか?』
そして夕方父さんが帰って来ましたが
父さんも知らないそうです
一応魔法のようなスキルなので
僕は父さんの勧めで王都にある魔術士学校の入学試験を受けてみたらどうかと言われました
魔術士学校と言っても魔術ばかり習う訳ではなく
魔術士だけが入れる学校を指しているんです
この学校を卒業することで冒険者ライセンスが貰えるのですが成績によってDからBランクの間のどこかのランクに認定された状態で冒険者になる事が出来るんです
来週王都で試験があると聞いたので試しに受けて見る事にしました
面白い、続きが気になると思いましたら評価や感想など頂けると嬉しいです!
よければお願いいたします!