じゅーごー。 輪ゴムの居場所
実家に戻った。
実家に戻ったらやることがない。
よく嫁、姑戦争がおこる戦場は台所だ。
台所は主婦のテリトリーだからな。
うかつに入ったら最後、バトルはまぬがれないことだろう。
そんなわけで母ちゃんちに戻ったはいいのだが家事は風呂掃除とごみ捨てくらいしかしたことない。
料理なんて一年くらい作ってません。
台所のかってが全くもってわかりません。
一年も住んでいるのに、輪ゴムがどこに収納されてるんだかわからず、食べかけのポテトチップスをそのままにしていたら輪ゴムでとめなさいとお母様に怒られました。
私は輪ゴムの場所さえ把握しておりませんでした。
そんなわけで私はお母様に反論いたしました。
「輪ゴムがないんだから、輪ゴムでとめられるわけないじゃない‼」
お母様は、そんな私に言いました。
「輪ゴムならここにあんでしょーが!台所の隣の棚にたくさんヒッカケテあるでしょう‼なんで一年も住んでて知らないのよ?」
我が家に輪ゴムはあったのだ。
輪ゴムの居場所なんて、今日、はじめてしった。
輪ゴムは、私のすぐ側に息を殺して存在していたのだ。
あいつ、存在感薄すぎじゃね?
一年たっても、存在を認知されないなんて。
でも、今日認知したから。
あなたの居場所。
どうでもいいけど
この一年、忙しかった。
フルで忙しかった。
食事の最中もパソコンでひたすら作業。
当然、我が家のお母様はお怒りです。
「食事の最中くらい、パソコンいじるの止めなさい‼」
「何いってんだ。食事の最中もやらねーと終わらねーんだyo!」
はい。食事を食べる時間さえも惜しい。
いや、終わらないんだもの。
一流企業マンでもないくせに、終わらない。
一流じゃなくて、三流すぎて終わらないの‼
パソコンの作業が三流すぎて終わらないの‼
作っている人から見たらふざけんな‼でしょうが、
こちらがわとしては、そうでもしなきゃ終わらないのだから、ふぉぉぉぉ(怒)となる。
そうでもしなきゃ終わらないものをやってんだよ。
三流の壁深し‼
めちゃめちゃ自分が行儀が悪いのは、わかるが食べる時間を作業して怒られんなら、普通に家で食わない‼の道を選ぶ。
飲食店に入り、作業をしながら夕飯を食べる日々。
終わらない‼終わらない‼
食わないでいいなら、たべないで作業をしていたい。
だって、終わらないから。
まさか、一流じゃないにもかかわらず、食の選択を放棄する日が来ようとは過去の自分は想像もせんだろう。
服も買いにいかない。
友達と遊ぶのもノーせんキュー!
ただひたすらパソコンの日々。
パソコンは苦手だった。
好きになりたかったが、今ではパソコンも触りたくないくらいに嫌いになったね。
あいつは、魔法の箱だが、魔法の箱とはいえ一生仲良くなんてなれそうにない。
パソコンから、距離をおきたい…。
私、あなたが嫌いです。
と、思っているけど、パソコンも私が大嫌いなのだろう。
パソコン立ち上げに40分かかるなんて。
この40分間、私はひたすら、パソソンが起動するまで待っているの。