あいつと出会った2
いやーなんか、あの女の子だけ秘密を抱えるのはかわいそうだなぁと思ったので、メインを2人にした訳ですよ。
日常物語はもう少し先になるかもです。
「何故いる。」
大抵の奴は驚いたり、顔を青ざめたり、怖がるものだが、
「ああ、俺保健委員だから。先生いなかったからさ、」
奴は違った。なんでこうも落ち着いているんだ?
「つか、そのナイフどっから・・・・・」
「言ったら、」
私は命の言葉が言い終わる前に、割り込むように言った。
「このこと言ったら、殺すぞ」
命は大きく深呼吸して
「いったらどうなるの?」
まるで、死を恐れていないようだった。
「そうだな、」
私は黒刀で命の首を切り裂いた。
一瞬で保健室が赤色に染まる、そう真っ赤な・・・
「・・・お、おまえ・・あ・・りえね・・・・・」
一瞬の事なのにすぐに状況を把握しているようだった。
「・・・・・ゔっ・・・・あ、く・・・・ゴッホッ・・・・」
声が出ないようだ。まあ、首だしな。
本棚にもたれるように倒れる。
私は手のひらに自分の涙をためた。
「なんで・・ない・・・て」
「首を出せ・・・・」
「バガじゃないのっ、みぜるわげ・・・」
首を抑え、座り込んでいる。
「死ぬぞ」
私は、無理やり命の手を押しのけ、自分の涙を傷口に塗り込んだ。
「や、・・・・・やめろ!殺すぞ!・・・声が・・・・」
「なんで、治って、」
つづく・・・
多分5話ぐらいから日常入ります!