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プロット 織田兵士訓練所(Ver.1.0)

視察準備

 東美濃の現地を視察し、

 国衆から意見を聞き取りしてから、

 開発計画を立てることにする。


 軍神様に同行している視察中の東美濃国衆に伝え、

 現地の視察の受け入れ準備を命じる。


 続けて、三河・遠江にも視察に入ることにし、

 同じく同行中である各国衆にも伝え、

 所領への先ぶれを命じる。


 指示をしていたところ

 軍神様に事情を聞かれため、

 説明したところ、ついてくることになった。


 越後も開発しなければならない土地があるので、

 参考にはなるだろう。


 五郎佐と佐脇に、

 スケジュール調整と視察の用意を命じる。


 三河に行くのだから、

 松千代を故郷に連れていくとし、

 折角なので、徳も連れて家族旅行とすることにし、

 子と子の近習や守役らも連れていく。

 更に一向一揆で追放中である

 旧臣らも連れていくことにした。

 謀臣と数正に準備を命じる。



兵訓練所

 視察の準備が整うまで、

 軍神様に同行することにした。

 

 商業区と鍛冶区の視察は終わっていたので、

 兵士兵訓練所を視察する。


 訓練場は金華山の東にあり、

 関連施設も併設している。

 志願者の新兵と弓兵及び種子島兵と

 織田精鋭部隊が訓練の場である。 


 織田の兵は志願制であり、

 数え15歳から志願できるとし、

 除隊までの期間は、最低5年である。

 訓練所は尾張・伊勢のにもあり、

 美濃の者はここに集まることになる。


 新兵は基礎訓練と体力づくりを主とし、

 ついでに、読み書きと算学の手ほどきもしている。


 適性が判明してから、領内各所の部隊に配属する。


 織田軍の直営農場や武器整備工房などを併設しており、

 訓練の傍ら農作業と土木作業も手伝わせている。


 

 食料や草鞋、蓑など消耗品など生産

 武器・武具・工具の整備・修理や

 兵站にかかわるの物に関し、

 一部の作業に従事させるなど、

 職業訓練校の面も有している。


 五年をすぎれば除隊でき、

 その間、各種技術を習得できるため、

 農民の長男も志願してくる。

 

 除隊時に年数に応じて一時金を与え、

 建設工房など、就職先を斡旋している。

 また、除隊者に年数回の集団訓練の参加と

 手当に与えることで、予備役とし

 緊急時の増員を確保している。


 兵の単位は、5人で班、10人で隊とし、

 複数の隊を士分格以上の者が指揮を行う。


 日常訓練は、班行動とし

 集団行動、連帯責任を植え付けることを主としている。


 訓練は、日の出から始まる。

 起床の合図とともに、

 訓練場の広場に出て班ごとに整列する。


 体操・柔軟をおこなってから、走り込み行う。


 朝食で栄養を補給し、広場に出て整列

 合図の音(呼子、銅鑼、太鼓)に併せ、

 行軍、方向転換、駆け足、停止など

 軍隊行動が、一糸乱れぬようになるまで

 体にしみこませる。


 季節にもよるが、

 昼前は労働作業が主とし、

 農場らに班ごとに分散し、

 専業の者の指示により従事する。


 昼食とってから、休憩をはさんで


 本格的な訓練を開始する。

 槍、盾、工作などの戦闘技術の取得にあて、

 合間に、蹴球、闘球、闘蹴鞠、羽根つきなどで

 リフレッシュもかねて競い合う。


 夕刻から、持久力をきたえるため、

 瑞龍寺山の山道コースを走り、

 戻ってきたも者から、

 風呂に入って夕食をとり、自由となる。


 自主訓練や、読み書き・算学を習う者

 賭博・ゲーム、スポーツに興じる者


 ここで差ができる。


 日没とともに就寝して、訓練を終える。


 訓練期間を通して、

 適性を確認し、選別を行い。

 各部隊への配置を決め、

 転属させていく。


 弓兵・石弓兵・種子島兵は

 とにかく、視力と当て感を重視する。


 志願兵はほぼ経験がないので、

 基本は士分出身となり、士官学校出身者となる。


 射撃場が併設されており

 とにかく数多く打って経験させる。


 騎兵も同じく士分で、

 馬場で訓練し、馬の世話も行う。


 工作兵は、

 訓練施設の整備行い、

 障害コース、アスレチックコースの拡充などで、

 城下町の整備にも駆り出される。


 精鋭兵は、ここで訓練することもあるが、

 色々な状況を想定し、

 尾張、美濃、伊勢に移動しながら訓練する。 

 主に熊野三山の修練場である。


兵装備、

 一般の兵は

 褌、腹に晒しをまき、

 首まである木綿の長袖にタイツ

 その上に、革製の服と袴

 通気性を考えて、腋などに窓が開けてある。

 足には脚絆と一体となった革足袋に草鞋である。


 具足は、革と鉄と布をサンドイッチプレスし、

 パーツごと部品を作り、組紐で繋ぎあわせる。

 フリーサイズにし、革ベルトで調整する。


 頭部の守りは、ヘルメット型とし、

 直に接しないよう、革ベルトを組んで浮かす。

 剣道の面と同じく、頭に布を巻いてかぶる。


 喉・頸動脈・延髄を守るためと

 汗を拭くため、手ぬぐいを首に巻かせる。


手は、軍手、若しくは皮手袋


 武装は、技量のない者でも扱えるよう

 剣鉈を通常装備としてある。


 槍などの武器は戦時に渡すことで一括管理している。

 関の孫六や桑名の村正一派の鍛冶師の指揮のもと

 大量生産させている。


 上級兵は

 具足が細かく作りこまれ、豪華になる。

 兜は日根野が工夫したもので

 鉄板に無数の穴をあけてメッシュ状にして

 ゴーグルとし、目を守る。

 

 足元は鉄板を仕込んだスパイク付ブーツになる。


 これらは同盟・従属勢力への有力な商品となるはずで、

 すでに軍神様から注文が入っている。

 

 毛皮の防寒具などともに重要な交易品である。


 複製されるかもしれないので、

 常に改良を続けなけらない。

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