プロット 越中への進出(Ver.1.1)
飛騨への移動
近江が一段落着いたので、
越中に向けて出発することとする。
軍神様、姉小路に先触れを送っておく。
越中に派遣する柴田勝家及び青母衣衆は、
岐阜城の東にある兵の駐屯場で年明けから
資材等準備並びに派遣兵の選抜をさせている。
越中~飛騨間は上杉・椎名が請け負っており、
仮設道路は設置済みであるが、
コンクリート舗装及び道幅の拡張工事を行う必要がある。
地盤が緩まないうちに、危険個所に杭打などして、おかなくてはならぬ。
突貫作業になってしまうが、
開通後に使用しながら手直ししていくしかないだろう。
飛騨には金森ら黄母衣衆及び織田家の内政官が入っており、
木材、山砂、砂利など資材及び労働者の確保、
並びに鉄製道具やコンクリート資材の生産拠点を設置させている。
姉小路も冬期間の収入になるので、進んで人手をだしている。
飛騨と越中にも織田永楽賎を流通させるつもりであり、
織田銀行支店の設置も進めなければいけない。
織田が出資する額はかなりのモノになるが、
越中の開発費は上杉も負担することになっており、
北前船に参入して、飛騨街道が開通すれば、
織田の商業圏が拡がるので、いずれ回収できるであろう。
宗教対策
越中に行く前に、一向宗に以外の寺社の各宗派の代表者を招集する。
臨済宗、曹洞衆、浄土衆、浄土真宗各派、法華宗
天台宗寺門派・真言宗・熊野三山系の修験者及び美濃白山信仰代表
津田神社の御師
集めた目的を説明する。
「越後上杉は、越前朝倉の要請を受け、
加賀及び越中の一揆を平定するために軍を発する。
これは、京の将軍も認めたことだ。
織田はこれに協力し、飛騨から進むこととした。
一揆には一向宗徒以外の者も参加していると聞いておる。
各宗派は、加賀・越中の宗徒供に
一揆に参加しないように通告することを要請する。
もし、各宗徒が一揆の中にいたとしても、
俺は武には武で対抗するとしておるので、
逆らう者、向かってくる者らは、全て討ち果たす所存である。
北陸にある各宗派の寺社経由で宗徒らに通告をしておいていただく。
なお、協力の礼として、上杉と織田の名において、
越中・加賀にある寺院・社殿を修築・再建し、
寺社領を保護することとする。
わかっていたただけたかな! 頼むぞ。」
「「はい!!」」
と、納得させる。
一向宗の恐ろしさは、その数である。
こちら兵の数倍もの人数が
突然、死に物狂いで襲い掛かってくるのだ。
倒しても倒しても、いつ終わるかわからない戦いである。
それだけでも脅威であり、兵たちとっては恐怖であろう。
少しでも数を減らした方がよい。
中立を保つだけでも良いが、
どうなるかは、わからだろう。
取り敢えずは、期待半分としておく。
主戦力は上杉・神保軍であるので、任せるしかない。
織田がやることは、北陸道を整備し、兵站を整え、
継続して戦えるようにすることだ。
武田との交渉は信行らに任せ、
柴田と青母衣衆らの越中派遣軍と、
猿・犬・策士ら越後技術指導団を連れて出発する。
下呂温泉
姉小路の居城である桜洞城に寄るたびに
近くにある温泉には入っていたが、
下呂温泉であったことが、あとから気づいた。
街道開通に併せ、観光地として整備することを思いついた。
さらに豊富な湯量を使った温室を作り、
野菜の出荷時期をずらす。
南方の作物を育てる。
湿気を利用して、菌床栽培を実験する。
川魚な冬眠するスッポンの養殖などなど、
計画する。
桜洞城
姉小路にあって挨拶して、武田との経過を知らせ、
越中の打ち合わせしてから、宴会に突入する。
宴会には、凍み豆腐使った料理が出てきた。
飛騨高山
城の縄張り及び城下町の区割りが進行中である。
資材生産拠点をすでに普請しているところであるので、
そこを一時駐屯地とする。
飛騨街道
越中に抜ける道はいくつかあるが、
川運も併用できるよう神通にのそって街道を通す。
雪が残っている個所もあるので、除雪しながらになるはず。
工期を急ぐため火薬を使うこととする。
黒色火薬なので、ダイナマイトほど威力はないが、
火薬を鉄筒に詰めて、爆発する力を一点に集中させるとした。
これと楔を組み合わせれば、効率よく岩を割ることができるだろう。
鉱山用に作ったものだが、爆発によって筒が後ろに飛ぶ危険があったので、
筒にカエシをつけたりして工夫をしている。
失敗しても上に飛び出すので、注意しておけばいいだろう。
雪が残っていて雪崩の危険がある箇所は、
安全な場所から、石弓で爆弾を打ち込んで、
人工的に小規模で発生させることにする。
崖を削ることになるため、落石の危険のある箇所は、
下をコンクリートで固めるのと、
上部に網をかぶせて大規模被害を防ぐこととする。
沢はとりあえずは吊り橋をかけるとし、
後で、コンクリート製に付け替える。
工事の計画はこの通りである。




