プロット 東美濃完全併合（Ver.1.1）
遠山一族
遠山一族を代表して、苗木遠山家と岩代遠山家の両当主を呼ぶ。
美濃の東は木曽山脈の西側に広がる裾野で、
平野部が少なく、ほぼ山林が占めている。
遠山一族は木曽川に沿って居城を設けており、
七遠山と称して七家にわかれ、少ない平地を所領としている。
尾張とは木曽川を利用した水運で昔から交易しており、
また、春日井郡を通してつながっている。
親父は本家筋に自分の妹と娘を嫁がせて誼を通じていた。
美濃併合戦のときにも織田の連枝として援護してくれたている。
苗木は木曽氏、岩室は小笠原氏の傘下にあった。
武田が信濃を併合したあとも、そのまま傘下となっていたのである。
ただし、木曽山脈を挟んでいるため、たまに軍を派遣する程度であった。
織田が美濃を併合した後も、武田との関係を考慮して、
あいまいにしていたため、双方に属している状態にある。
東美濃を直接支配すると武田と隣りあうことになるので、
遠山一族に任せて、武田との緩衝地帯としていたのだ。
もちろん、織田の連枝であるので、
開墾や家畜などの援助はおこなってはいた。
武田との同盟交渉するにあたり、
両遠山家の帰属をはっきりさせねばならなくなった。
信濃木曽谷と繋がる苗木城遠山友忠は義兄であり
その娘を俺の養女として、
虎の子諏訪勝頼に嫁がせて同盟の証とすることは、すでに了承は得ている。
もともと木曽との交易地点となっているので、おおいに利益を受けているはず。
もう一方の入り口である伊那谷には、岩村城があり、
ここは義叔父である遠山景任の居城である。
ただし、道が開けてないため交易を活発にするには、
道路普請などの、さらなる支援が必要になる。
それに、史実の知識によると、
虎の配下に調略で落とされ、武田の侵攻拠点となったはずである。
協議
武田交渉役 織田信行（弟）
東美濃担当 齋藤龍興（義甥）
補佐 佐藤利成（義弟）、日根野弘就
与力 緑母衣衆筆頭 飯尾尚清（織田一族妹婿）
旧担当者 柴田勝家
与力 青母衣衆筆頭 佐々成政
苗木城主 遠山友忠（姉婿）
岩代城主 遠山景任（叔母婿）
信行の司会で進行させる。
武田との同盟に向けて交渉中である。
織田と武田との境界を明確にする必要があり、
両遠山家は武田との従属を切り、織田の被官とする。
両家に異論がないか確認するが、
すでに織田の経済圏に入っており、
武田の飛騨侵攻時に、青母衣衆を出して威圧しておいたので、
織田への従属を了承した。
両遠山家には所領を安堵し、さらなる支援を約束する。
特に岩代には、苗木と尾張につながる街道普請と、
武田との通商のため、城下町の整備を約束した。
なお、双方に武田との人脈を活かして、
交渉に参加するよう命じる。
浜松城
狸から文が届く。
遠江では武田・今川との睨み合いが続いていることから、
居城を引馬城に移すとの報告である。
なお、引馬は縁起が悪いので、浜松城と改名するとこと。
東三河吉田城は酒井忠次を城代としていれるとのことであった。
了承の返事をだすが条件をつけた。
岡崎城は、嫡男竹千代に与えることとし、
元服に併せ徳と婚姻させ、岡崎城に入場することとする。
それまでの間、傅役である石川数正を城代とすることである。
石川数正
数日後、石川数正が狸の返事を持ってくる。
岡崎城の件について了承する返答であった。
数正と西三河の開発について打ち合わせる。
これまで、織田は三河の統治に積極的に干渉しなかったが、
娘婿の竹千代のため、今から開発を手助けすることとした。
まずは街道の整備からである。
浜松城まで街道を伸ばし、兵站を整えることとする。
三河湾の港の整備もおこなう。
狸が積極的に進めていた木綿の生産にも資金を融資する。
武田が奥遠江二俣城に進出してきたので、
奥三河の奥平の長篠城含む各城を強化を支援するので、
つなぎを命じる。
