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プロット トップ会談(Ver.1.1)

飛騨姉小路親子

 飛騨から姉小路親子が新年の挨拶にやってきた。

 まずは、先の援軍の礼を述べられ、

 今後のことについて、打ち合わせる。


 飛騨での唯一の対抗勢力であり

 眼の上のたん瘤であった江馬が滅びたことにより、

 周辺の土豪どもは姉小路に従うしかなく、

 飛騨の統一がなった。


 前に織田家の統治方法を進言しており、

 二人とも織田分国法の中身を確認し、

 参考にして取り入れるとのこととなった。


 基本となる人別帳や検地などは、

 姉小路にはすぐに実施できる人材がいないため、

 金森ら黄母衣衆と内政官を

 当分の期間、手助けしてほしい頼まれたので了承し、

 越中での普請のため、江馬から奪った城を

 後方の拠点として、借り受けることとした。


 また、居城の移転や棚田を作るには、

 資金繰りが厳しいとのことであるので、

 鉱山と併せて織田銀行から追加で融資することを約する。

 担保がわりに、桜洞城下にある下呂温泉の使用権を求めたところ、

 なんなんく応じた。



 上杉と武田の戦いの経過を聞いてきたので、説明する。

 

 川中島は上杉が抑えてはいるが、

 武田は海津城に籠り膠着状態である。

 

 中信濃では上杉が仁科城は奪い、南下したが、

 雪が降り始めたため、攻めきれなかった。

 

 西上野では、箕輪城の長野以外の国人達が

 武田に下ったため、危うい状況である。


 いまは、将軍様からの要請があり、

 織田が間に入って停戦に向けて和議の交渉中である。


 上杉は川中島と中信濃の仁科城の確保だけになると予測されるが、

 武田の事だから、いずれ上杉と争うこととなるであろう。


 なので、中信濃への派兵できるように

 準備は怠らないよう忠告しておく。


 この後、上杉は越中に派兵することになっており、

 織田は上杉の越中進出に合力し、

 城及び港など拠点の普請を行うこととなる。

 そのため、越中の豪族どもとの取次ぎを頼む。


 現在普請中の飛騨街道の開通を急ぐこととし、

 開通さえすれば、商人の往来も増えるはずなので、

 融資した資金は、すぐにで回収できるようなると、

 言っておく。



浅井長政

 長政が遠藤らをつれて、高島郡攻略の打ち合わせにやってきた。

 もちろん、市と万福丸も同行している。

 市たちは帰蝶に任せて打ち合わせおこなう。


 高島郡への侵攻は、降雪が少なくからおこなうこととし、

 小谷城から湖の北側をまわってから一軍が侵攻し、 

 相手の目を向けさせてうちに、

 今浜城から船を出して湖を突っ切り

 兵を上陸させて、国人衆の城・砦を強襲する。

 さらに後方からは朽木が兵をだす。

 

 織田は西美濃衆を援軍に出すとともに、

 志摩の九鬼から漕ぎ手を出して協力する。

 

 六角に対しては、滝川が甲賀に兵をだし牽制するとともに、

 斎藤龍興を後詰とし、六角が北に兵を進めたら止める。

  

 高島郡攻略後は、

 浅井は南下して、堅田衆を傘下に入れるとし、

 さらに比叡山と交渉して、

 門前町である坂本から六角の影響を排除する。

 

 堅田は一向宗とのかかわりが強く、

 比叡山とは関わりたくないので、

 これらの交渉は一切は浅井に任せる。


 ただ、生臭坊主どもとび交渉を有利にすすめるよう、

 真珠の数珠一組と透明ガラス玉の数珠を数組渡しておく

 

 長政は恐縮したが、織田にしか作れはしないが

 原価は安いものだから、かまわんと言っておく。

 

 高島郡の領地の配分は浅井と朽木で話し合うこととし、

 織田は朽木と協議して若狭小浜への街道を作り、

 通商の権利をいただくこととする。


 朝倉は旧守護斯波を擁する織田家に反感を持っているので、

 交渉できる相手とは考えていない。

 ただ、敦賀は良港であるので

 浅井が朝倉と協議し、通商道を整備するのは構わない。

 街道整備の資金が必用なら、織田銀行から融資すると申し出る。

 長政はこれを幸いと、融資を申し出るとともに、

 近江での織田貨幣流通を頼まれる。

 織田の貨幣の交換により、

 近江で流通する貨幣が不足しているとも訴えられた。


 貨幣に関しては、いまだ需要に追い付いていないが、

 琵琶湖を有する近江は流通の要である。

 織田銭が主要通貨となれば、メリットもあるだろう。

 なんとか流通量を調整するしかないか。

 今浜と高島に織田銀行の支店設立を認めることで、

 対応を検討することとした。


三河の狸

 狸が奥三河衆と西遠江国人衆らを引き連れて

 東三河攻略の援軍及び遠江守護代任命の礼にやってきた。

 

 俺は斯波義好銀と並んで座り、

 礼を受けるとともに、東三河吉田城攻略を褒める。

 協力した奥三河衆らを褒め、太刀などの褒美を与え、

 今後とも三河国守となった徳川に協力するよう頼む。


 遠江については、狸は遠江守護代として、

 斯波義銀に代わって、西遠江の国人・土豪らをまとめ

 このまま今川と対し、東遠江掛川城を攻略を命ずる。

 そのため、西遠江引馬城を正式に譲るので、

 飯尾旧臣を引き受けさせる。

  

 織田が攻略した渥美半島の田丸城は、

 狸実母の再婚先である久松俊勝を徳川の家臣とし、

 城主として入れるよう命ずる。


 これで三河湾を掌握することできる。

 狸に水軍は作らせない。


 遠江井伊谷については、井伊直虎を当主として認め、

 周囲の国人・土豪のとりまとめとし、

 守護斯波義銀の家臣とする。

 なお、軍事に関しては徳川に従い、

 平時は遠津淡海西岸に作る守護所の警護を命ずる。


 また、次期当主である井伊虎松は、

 徳川嫡男竹千代の近習として、

 岐阜城で育てることとした。

 

 井伊家は、狸の正室瀬奈姫の親戚であり、

 悪いことではない。

 あわせて、直虎も岐阜城で竹千代らの

 傅役つくよう命じる。


 次に東遠江攻略について、打ち合わせることにし、

 小笠原長時を座敷に入れ紹介する。

  

 天竜川を挟んで守りに徹することとし、

 その間に西遠江を平定する。

 

 掛川城の南にある高天神城の城主小笠原氏興は

 長時の一族であり、下るよう説得することとした。


 高天神城の調略が成功すれば、

 次に天竜川び上流にある二俣城を攻略をめざし、

 掛川城の南北西の三方向を抑える。


 織田は引き続き物資の援助を行うこととする。

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