プロット 兵器開発(Ver.1.2)
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岐阜城下技術工房街
根来衆当主津田監物の長男算正を技術工房に案内する。
鉄鋼や合金の延べ棒を渡し、品質を確かめさえ、
続いて、鋼鉄の精錬所の内部を見せる。
はじめてみる大型機械らに驚いていた。
続いて高温路を見せるが、見ただけではわからないだろう。
作るには特殊な粘土が必要であり、
織田でしか作れないものだと説明しておく。
続いて兵の訓練所に併設した火薬の保管庫に案内し、、
完成品の火薬や各原料を見せる。
(安全のため分散して保管しているうちの一つ)
積み上げられた硝石の山、材料から選別して品質のよい木炭、
そして硫黄石と大きさを揃えた鉛玉
長い期間の試し、調合し続けた煤が少ない黒色火薬
少量の火薬に火をつけ試させると、その性能に驚く。
次に国友で作られた種子島を年代順に見せていく。
国友村には口径の統一など細かく注文しており、
品質を必ず一丁ずつ確かめてから、購入している。
鋼鉄などの材料提供や鋳造の技術を交換し、
意見を交えながら、品質を高めてある。
まだまだ満足できてはいないが、年々品質は向上している。
実際に射撃場で種子島を試させてから。
新しい構造の種子島を作りたいので、協力を要請すると
算正は根来衆の協力を約束し、
父に連絡し、根来から技術者を呼び寄せることとなった。
算正はそのまま製錬の手伝いを申出たので、許可を与える。
ガラス工房
堺で手に入れた南蛮メガネを
レンズ加工を任せていた職人に渡しにいく。
凹レンズを手前に凸レンズ奥にして見るよう指示すると、
遠くのものが大きく見え、びっくりしていた。
手本として一組を渡し、もう一組に筒をつける加工させる。
今まで、半信半疑でガラスを磨いていたようだが、
完成例を見てやる気が出たようだ。
専用の工具のアイディアも出す。
鉄かセメントでサイズにあった、凹や凸のある型を作り、
研磨剤と油か洗剤など併せたものを垂らしながら、
荒削りしたレンズをサイズに合うよう磨いていく、
(参考:宇宙のまにまに)
透明ガラスを使えば、もっといいものができるであろう。
あと、器を作っている親方に、
堺の入り札のデータを渡して参考にさせる。
また、硝子鏡の資金を集めたので、
給料あげるので、品質を上げるよう命じる。
秘密兵器工房
兵器の開発は試験や実験のための広い用地を必要とし、
他国から秘密を守るのため、城下の工房街とは別にした。
火薬も守秘技術なので、一緒にしてある。
油や火薬を扱うため、爆発や延焼の危険性が常に伴うので、
北美濃の山中に広大な用地を用意して工房を造り、
周囲を忍衆や犬を使い警戒させている。
少しのミスでも危険であるので慎重に試すよう、
技術者に厳重に命じている。
実際に爆発事故も起きているので、皆気を付けている。
鯨用の銛を打ち出すバリスタも、この工房の成果である。
今は炮烙火炎弾や爆裂弾を打ち出せるように
バリスタを改造を愛じているさせている。
テコでの投石器では、大型のわりには飛距離も大したことないので、
板バネとスプリング併用した、投石機の開発させている。
まずは、船に設置できる大きさからとし、
目標は荷台に積んで運べるよう小型化を目指す。
スプリングバネと板バネを併用した石弓も開発させている。
石弓は害獣駆除用には使ってはいたが、
あの時は材料がなかったので、飛距離や威力が今一で、
牽制ぐらいにしか役に立たなかった。
いまは、十分な威力があるものが作れるであろう。
数が少なく連射ができない種子島の補助する武器とする。
発射音が小さく、飛距離が長いので、
隠密兼狩人兼森林警備隊に正式に装備させる。
また、騎馬兵に持たせれば、高機動弓騎馬兵にできる。
連絡で馬を使う母衣衆に優先的に配備するつもりだ、
いずれは鉄砲騎馬隊も編制するか
堺で元代や明の花火に関する書物を見つけたので、
研究させることとした。
花火は日本の夏の風物詩だ、打ち上げ花火を作りたい。
他にも理由があるしな、
火薬に金属の粉を混ぜて、色の変化を試させる。
閃光弾や煙幕用の煙玉も作りたい。
爆弾の方式もいろいろ研究中である、
切込み入れた竹に詰めて、大型の爆竹として試したり、
金属の筒に詰めて、指向性爆弾を作ったり、
火箭のように少しずつ燃焼して火を出す火薬を作り
竹に詰め込んで火をつけて飛ばしたり、
などいろいろ試している。
完成にすることにより、戦い方が変わるだろう。
アルコールや油を使った兵器も研究させている。
今のところは、焙烙火炎玉と、
灯台設置用の大型ランプしか実用されていない。
アルコールを熱して気化させて
ポンプと組み合わせて火炎放射器は作れないだろうか、
兵器としては火薬ほどの威力はないが、
心理的影響はあるだろう、使う相手はあそこになるだろうな、
後は、望遠鏡が作れる見込みができたので、
熱気球を作るとする。
鯨の一枚革を使えばできるであろう。
上空から敵の城の中を探ることをができる。
長距離の連絡方法も研究しなければならないだろう。
遮蔽物が無ければ光が使えるな、
多少遠くても望遠鏡で補助できるであろう。
紙などで光源を囲み、一方向にだけ光を出るようにする。、
色ガラスや光をふさぐなどで、信号をだす。
モールス信号なんか知らないので、
主に利用するのは忍衆になるだろうから、
信号の案を作らせることとする。
船用には、手旗信号と拡声器、伝声管も用意しよう。
伝声管は城にも設置するか
前から研究させている着火ライターは
いまだ、完成にいたっていない。
鑢状の金属ホイールを造り、
板バネを使って固い石を接触させ
火花が出るようにしたが、
うまいこと火花が出ず、安定性に欠ける。
時間をかければ着火できるので、火打ち石よりマシだが
将来のため、確実に着火できるものにしなければならない、
もっと固い石を見つけるか、
ばねをスプリングに変えてみるか、
もしくは仕組み自体を根本から見直すか、
まだまだ試すことができるであろう。
これらの兵器を使うのは、まだまだ先の話だ、
織田軍が主になって戦う予定は今は無い。
今は船に搭載できるものからとし、
通信方法だけ、急がせることとする。
やはり何かを作り出すということはと心が躍るものだな~




