プロット 入り札(Ver.1.2)
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12/24陶器の数二十に変更(四窯×五ケ)
入り札
入り札の日まで、品評会を継続する。
品物を一目でも見ようと、毎日客が押し寄せてきた。
悪党も毎日顔を出していた。
せっかくなので、浜から魚介を仕入れ
刺身にして、醤油・山葵の試食会を行う。
もちろん、酒の試飲もさせる、
他には、冷奴、湯豆腐、湯葉刺身なんかも用意する。
すると、さらに大量の人が押し寄せてくるようになった。
整理するのに人手が足らず、宗達から堺衆に許可を取らせ、
船にいる織田兵を呼び寄せて、行列整理させる。
入り札の対象の品は、陶器と硝子の器のみとし、
色や形に特徴がある品だけとした。
今後の卸値を決めるためと、好みの品を探るためである。
そのため、欲しい品の額を書かせる、入り札方式とした。
(リサーチ)
後で文句が出ないよう、
津田宗汲、今井宗久、千利休と相談して、出す品を決め、
銘を付けさせ、保証書替わりに箱書きを書かせる。(日付入り)
報酬として、好みの品を優先して注文をできるようにした。
あと、今回のはあくまでも試作品であり、
更に研究を進め、よりよい品を出荷することとし喧伝、
また、一人に付き一点までとする。
複数落札した場合は、次点の者に権利を与える。
と、品評会の場に大きく張り出しておいた。
(公平正をうたい、独占を禁止する。)
毎日、大商人がやってくるので、
宗汲達に交代で茶会を開かせ、
軍神様、謀神様たちと一緒に面会する。
その間、高野山から使者が了承の返事を持ってくる。
一方、根来の方は津田監物の息子が直々にやってきた。
代表として、岐阜への同行するとのことである。
入り札
当日は、堺の郊外に入り札の会場を設営した。
見物客も含め、かなりの人が押し寄せてきた。
津田達に手配させて、屋台も用意する。
収益は堺商人に材料の手配させたので、諸経費も含め折半とした。
関白様達や悪党もやってきたので、挨拶する。
まず、入り札の参加者を確認して、見物目的の者と別にする。
最低落札額を決め、現金を持参した者だけ参加させる。
それでも、代理人を立てているのか、百名くらい残る。
品の前に入り札用の箱に用意し、
こちらで用意した紙に屋号と金額を書かせ投函させる。
最後の考える時間として、一刻与える。
商人同士で情報交換したり、金額を大きく叫んだり駆け引きしている。
一刻後、入り札を投函させる。
陶器を二十・硝子製十の計三十に絞ったので、すぐ終わる。
これから集計作業だが、兵士達に任せてやらせる。
時間がかかるので、相撲大会を開くこととした。
賞金の代わりは、出品しなかった器とすると、
商人の用心棒や武士達が次々に名乗り出てくる。
いきなりだったが、大いに盛り上がり、
優勝者、準優勝者、敢闘した者に褒美として自由に選ばせる。
ついでに、醤油や清酒の樽もつけてやった。
集計作業も終わったので、高額な者から読み上げる。
用意させた舞台の上で、銭との交換で渡す。
呼ばれた者は、自慢げに舞台に上って、現金を置いていく。
事件もなく終わった。
儲けは、織田総合商社堺支店の開設の根回しとして、
堺商人の有力者に一部渡し、残りは運転資金とする。
残った品物も店の飾りとして、見本とする。
悪党にも警護の礼として、渡すこととし選ばせてやった。
信照ほか支店に残る者に、注意をいい含めて任す。
長益が茶道を習うため残りたいと言いだした。
そういえば、こいつは数奇者になるんだったと浮かんだので、
許しを与え、宗汲、宗久、利休たちに習わせることにする。
何か仕事与えなきゃいけないので、信照の補佐に任じる。
これで、堺での用事を終わったな。




