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プロット 商談 (Ver.1.1)

ブックマークありがとうございます。


出立

 悪党の兵に警護され京を出る。

 きんかんも同行させる。

 医聖:曲直瀬道三に預けていた甲賀者を同行させる。

 これで領内に医療所を作れる。

 

 医聖に医学・薬学の本の執筆を依頼すると、快く応じてくれた。

 今後も誼を通じたいとし、医学校に寄付することとした。


堺津田屋敷

 堺に津田屋敷に到着した。

 悪党は京に戻らずに兵だけ返し、品評会まで滞在するようだ。

 宗達と相談し、陶器&硝子製品他の品評会の日時を決め、

 商人どもへ周知させ、開催に向けて準備する。


 上洛前に依頼しておいた。

 根来寺と高野山(軍神様紹介)の取次ぎについて確認する。

 両方ともに使者が堺に到着しており、面談の手筈はできている。


 その前に、今井宗薫を呼び出ださせる。



今井宗薫との商談

 宗薫に依頼した件ついて確認する。

 

 家畜の頭数が増えるにつれ、肉の生産量を増えていったが、

 皮が余ってしまい、革への加工する職人が足りなくなった。

 早急に人手が必要なので、堺で革の大取引している

 今井宗薫に話を持っていき、職人を斡旋を頼んだ。

 

 西日本では東と違い、動物の死体に触れる者は「穢れる」とされ、

 身分の低い者の仕事とされている。

 

 「穢」なんて、「禊」や「祓」ばいい話だ、

 武士が血や死を恐れるなんて、どうかしているぜ。

 織田剣神社も作ったことだし、

 行事として盛大に「禊祓」行うこととする。  

 

 織田領では身分を平民とし、家族ごと引き取ることを条件に、

 腕のいい職を集めさせた。

 宗薫も、品質の良い革を取扱が増えるので、

 喜んで斡旋の手配に応じる。


 宗薫から、すでに定員に達しているとのことであった。

 腕前及び裏は、宗薫が調べて保障する。

 

 次は北美濃の牧場に移動させる手はずを整える。

 服や食料な必要とする物は船に積み込んできている。

 堺の近くに、広い場所を確保するよう宗達に指示、

 テントを張り、宿泊できるようにする。

 兵士に風呂を用意させ(川の水を引き込み、熱した石を投入)

 身なりを整えさせてから、宗薫から提出された名簿と照合する。

 船には、女・子供や老人・病人を優先にして乗せ、

 元気な男どもは、伊賀路経由で移動させる。

 途中の警護を百地に連絡し、任せることにする。

 

津田信照

 弟信照の氏を津田に替え、宗達に預ける。

 織田総合商会堺支店長の誕生である。(但し、間借り)

 母方の親戚である熱田商人もつけてあるので、大丈夫であろう。

 今後は、堺との取引量が増大するので、織田側の人間を送り込むとした。

 堺は中立地帯なので、よほどのことがなければ危険はないであろう。

 なにかあった場合は、覚悟しとけよ、


会見その壱

 根来衆からの使者と会見する。

 要件は根来衆と誼を通じたいとし、

 種子島の販売契約及び

 鉄砲指南として射手及び技師の派遣と

 有事の際の傭兵契約を結びたいとの書状を渡す。

 なお、根来衆の指導者の一人である津田監物に対し、

 宗達と同様に織田と親戚付き合いを申し出るともに、

 喜捨、挨拶料として、金の延べ棒と鋼鉄の塊を渡す。 

 あと、根来塗を織田商会で取扱いたいと伝える。

 返答は後日とした。

  

会見其の弐

 次の相手は、軍神様にも同席いただく、

 会見の相手は高野山真言宗からの使者である。

 内容は、畿内で騒乱が起きても、

 中立もしくは朝廷を護ることを求める。

 条件としては、織田が確保している宮大工を派遣し、

 建物の新築と補修を行う。

 美濃・伊勢で採取した椎茸を一定量確保して高野山に販売する。

 会談の礼の喜捨として、金の延べ棒を軍神様と連名で使者に渡す。

 こちらも、返事は後日とした。


策士

 堺に残していた策士から成果を報告する。

 「三国志演義」と「水滸伝」は数冊づつ確保できた。

 漢方薬の書物は数点見つけたが、

 他の書物は見つからなかったり、あっても不確かであったとのこと。

 だが、「堺中を回り、織田が明・南蛮の物を収集していると

 喧伝できたはずである。」とのこと。


 「三国志演義」と「水滸伝」訳して内容を吟味し、

 士官学校の教本にしろと命ずると喜ん引き受けた。


 「三国志演義」は、明代の戦を参考に書かれたはず、

 近代の集団戦や駆け引きなど、いい教本になるだろう。

 但し余計な部分は削り、都合がいいよう捏造しよう。


  

品評会

 この日のため用意した商品見本は

 ・瀬戸焼、常滑焼、美濃焼、信楽焼のそれぞれの陶器、

 ・色つきガラス製品&試作の硝子製鏡

 ・金や銀、漆、貝殻、真珠など高級材料を使用した、

  蒔絵、沈金、螺鈿、七宝焼きなど高級細工物

 ・製錬した鋼鉄や合金などの金属の延べ棒、

 ・関の孫六や村正の銘をもつ、包丁など刃物類

 ・料理のため特別に作らせた調理道具

   深鍋、銅鍋、フライパン、中華鍋、金網、七輪、ボール、

   フライ返し、金お玉、金ふるい、金おろし、スライサー、

   泡立て、ピューラーなどなど、

 ・領内の各蔵の樽入り味噌、醤油、清酒、焼酎、味醂

 ・まだ試作の段階だが、サスペンション付き大八車

 ・多色刷り版画の見本や絵物語本 


 陶器及び硝子製品は、津田や今井・千の監修を受けているので、評判も上々である。

 当初から釉薬の研究を続けているので、変わった配色の器も混ぜてある。


 特に硝子製品は、赤・青・黄・黒など様々な色を出すことに成功した。

 皆、手に取って太陽に透かしして、驚いている。

 

 まだ、完成していないが、鏡の試作品にも驚く


 あくまでも試作品の品評会であったが、

 商人から売ってくれと申し出が殺到する。

 

 試作中であるが、持ち込んだ分については、

 数日後、入り札で高い金額を付けた者に売ると宣言。

 

 それから、まだ試作の段階である硝子製鏡の大八車の

 購入権を与えることをチラつかせ、出仕を募ると、

 多数の商人が申し込んできた。


 それはそうと、明や南蛮からの伝来品を持ち込む者がいた。

 狙い通りである。

 必要とするものかどうか吟味し、買い取りの交渉する。

 銭ではなく、金や真珠、陶器、硝子製品などとの交換を希望する多く

 金と真珠は制限したが、欲しいものはなるべく希望通り取引してやる。

 

 中には、近眼用と遠眼用の眼鏡を持ち込んだものがいた。

 うれしくて喜んだが、顔に出ないように交渉するのが大変だった。


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