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プロット 第二次将軍謁見(Ver.1.3)

将軍や朝廷に対する謙譲語なんてわからないから適当です。

あとで直すかもしれません。

堺津田屋敷

 宴には、今井宗薫、千利休も参加している。

 津田に革を取り扱っている商人の紹介を依頼したら、

 紹介されたのが、今井だった。

 革の取引で何度か尾張に来ている。

 ついでに茶の指導してもらっている。

 陶器の監修もサービスで頼んでいる。

 

 商売のことで、事前に依頼していたこともあり、

 茶道具の目利きでもある利休を連れて顔を見せに来た。

 ざっくばらんの宴なので、参加させ茶道の解説などさせる。

 

 新作が気になるようだが、

 残念ながら朝廷・将軍に献上してからである。

 帰りの時に品評会を行うことを約した。


 京からきんかんと慶次もやってきた。

 軍神様たちに土岐一族で妻の従兄であると紹介する。

 将軍との取次役で京に在住しており、

 京での世話を命じている。


 きんかんに、美濃・伊勢の併合について、

 祝いを言上される。

 続いて、京の現在の状況を報告させる。

 

 昨年、長慶の嫡男義興が亡くなり、

 長慶は気を落とし、公式な場にほとんど出て来ない。

 三好家と朝廷の間は、家宰である悪党が取り仕切っている。

 

 六角軍から京を奪還したときに、

 将軍が政所執事である伊勢貞孝を更迭し、

 代わりに摂津晴門を任じられた。

 政所の掌握して、将軍権力の回復を図るつもりのようだ。

 

 悪党は御供衆として、将軍の補佐に徹している。

 

 更迭後、貞孝が子貞良とともに挙兵したので、

 親子ともども悪党に討たれた。

 生き残った孫は、マムシの外孫であったので、

 将軍に願い出て、きんかんが保護しているとのことである。  


 細かな内情の確認は、明日将軍と会ってからとなる。

 

京に出発

 翌日、悪党が迎えに来たので出発する。


 策士には堺に残らせ、明及び南蛮の書物の捜索を命ずる。

 ぼったくられるのが嫌なので、津田の息子宗及に手伝わせる。

 欲しいものは「三国志演義」「水滸伝」と

 「火薬」「漢方薬」「錬金術」関するものである。

 

 信長が明・南蛮から伝来の物を収拾しており、

 多額の銭や新作の器の交換と応じると噂を流させる。

 念のために真珠と金貨、硝子のぐい飲みを見せ金替わりに渡し、

 本気であることを商人たちに匂わさせるよう命じる。

 あとから、売り込みに来る者が出るだろう。 


 せっかくきたので、慶次を策士の護衛を命ずる。

 報酬として、洒落で作った「方天戟」を渡す。

 三国時代一の豪傑の武器だと言ったら喜んだ。

 作っては見たが、鋼鉄を芯にしたため重く、

 戟の重量により、重心のバランスも悪いため、

 使い手がいなかったが、バカ力の慶次にちょうど良いだろう。


 悪党の兵に警備され、

 軍神様(関東管領)、謀神様(御相伴衆)、俺(三カ国守護)、

 姉小路(飛騨国司の子)、長政(無役)、糞狸(無役)の順に進む。

 

京に到着

 宿泊先は何かと縁のある妙覚寺である。

 軍神様と謀神様は、宿泊先が別なので分かれた。


将軍との謁見

 きんかんの案内で軍神様、謀神様たちと

 将軍家の武衛家屋敷に向う。

 剣好き将軍に謁見し、

 南伊勢の攻略及び伊勢外宮式年遷宮を成功させたことを

 褒められる。

 

 志摩及び伊賀の守護に正式に任じられ、

 併せて、幕府の御相伴衆に任じられる。

 

 返礼として、熟成鯨肉をメインにいろいろと贈る。

 

 軍神様は金鉱石、謀神様は銀鉱石、

 長政は国友製種子島、

 狸は山葵や木綿などを贈っていた。

 

 将軍は剣をコレクションしているので、

 関の孫六製の新作の太刀と

 鋸刃刀も贈ると、興味を示した。

 鋸刀は刀身を肉厚にして頑丈にし、

 細かい波状により、骨をも切れるようにしている。

 ただ、手入れ(研ぎ)に手間がかかる。

 

 鯨肉は本日の宴に出すこととなり、

 連れてきた織田家の調理人任されることとなった。 


 それから、いろいろ話を聞きたいということで、

 皆で将軍と雑談する。

 

 桶狭間の戦い、美濃併合の手際、伊勢の攻略などを語らせられる。

 面倒だが将軍相手では話すしかない。

 

 軍神様は、関東や川中島の戦いについて


 謀神様は、対尼子の戦況について


 長政も六角との戦いについて、話を求められた。

 緊張しながら話していた。

 

 狸は、今川家の状況を説明させられた。 

 

 長政のため、六角について確認する。

 将軍は、六角には世話になったが、

 話に聞くような低落なら、切り捨てても構わない。

 浅井は京極と縁戚であり、

 六角に変わって、幕府に忠孝を誓うなら、

 口を挟まないと約する。


 続いて、東海道について

 義元の後継である氏真について、

 桶狭間びあと、家中をもとめきれず

 現在遠江が混乱しており、氏真に抑える能力はない。

 前尾張守護である斯波義銀を遠江守護に任じていただき、

 遠江の平定許可を願い出る。

 

 駿河に侵攻しないことを条件とし、

 検討していただけることなった。

  

 やはり、苦労しているだけあって、

 現実的な考えかたをする。

 力がともわなければ権威なんて何の役にもたたない。

 阿保公方とは違う。

 やはり、この方を神輿にまとめたほうが、よいだろう。

 

 遠江進出には東三河平定が必須であり、

 併せて狸の官位受領の件について、助力を求める。

 将軍はまかせろとし、摂津晴門と悪党を呼んだ。

 悪党はすでに交渉しているとのことであり、

 近日中に朝廷からの返事があるはずとのこと。

 返事くるまで、昇殿を延期することとなった。


 将軍からきんかんが なかなか役に立つ男だと褒められた、

 政所代蜷川氏の甥である石谷頼辰・利三兄弟が

 新政所執事である摂津晴門の補佐をさせており、

 土岐明智氏出身で親戚であるきんかんにも補佐させている。

 (政所=幕府の土地や財政の訴訟を担当する役所、伊勢氏が独占していた。)

 

 その日は、幕府に出仕している奉公衆、奉行衆たちとの宴会である。

 織田家料理人よる、

  鯨カツ、鯨ステーキ、鯨ハンバーグ、鯨竜田揚げや、

  伊勢湾や今日で仕入れたの魚介を使った鍋と、

  濃尾式薬膳鍋(牛、猪、鶏)

 軍神様から越後産の荒巻鮭と昆布、

 謀臣様からは瀬戸内海産の牡蠣などの魚介

 長政からは琵琶湖名物フナずしの提供があった。

 清酒や焼酎を持ちこみ、軍神様も越後産の新酒を持ってきた。

 

 久々の珍味に奉公衆が喜ぶ。

 将軍様も料理を褒め、定期的に食材を送ることと、

 将軍家料理人に伝授することを約束させられた。

 

 謀臣様から、軍神様、織田と交易をしたいとの申し出があった。

 こちらも検討していたので、こちらこそと了承するが、

 問題はルートだった。

 できれば、三好の勢力圏は使いたくないので、

 奉行衆の石谷頼辰の妹が土佐の長宗我部に嫁に行ったとのことなので、

 中継のため港への寄港許可の仲介を石谷に依頼しOKをもらう。  

伊勢氏の後継者の母がマムシの娘だということは、

この前買った「歴史読本」の信長特集に載っていた。

ウィキぺで確認したら、母不明(いつの間に記載されていた。)

マムシが親子二代であったことなど、斉藤氏には不明な点が多い

義龍が早々と御相伴衆になったことなど、

幕府と何らかの交流があったと推測されるが不明である。


伊勢氏は、将軍・管領が不在の時にも、京に居続け、

政所執事として、訴訟など内政を取り仕切っていました。

幕府をなんとか成立させていましたが、

三好が手を出せないほどの権力を持ち続けておりました。

阿保公方の時には、政所の人員(奉行衆)がいなく、

信長が自分の家臣を奉行に派遣しないと成り立たたなかったほどです。

いい資料が手に入った。


※2017/2/28追加

伊勢貞孝の実父貞辰が北条家臣であると判明。

祖父が従兄の早雲と一緒に下向したのかな?



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