プロット セメント工法(Ver.1.6)
セメントの説明だけでいつもの分量に達してしまった。
京につくのはいつになるか
軍神様の訪問
軍神様が飛騨経由で岐阜にやってきた。
何故だか、相婿である姉小路の息子が同行している。
せっかくだったので、連れてきたとのこと。
直江・柿崎など家老クラスも数名同行している。
事前に連絡していたので、長政も今浜よりやってくる
技術工房見学
岐阜城下の秘密技術研究工房に案内し、
ガラスと金属製錬技術を説明する。
大型機械などが並んでいるが、
一目見ただけでは構造とかは
理解するこはできないであろう。
南蛮の技術で、商人からの又聞きであり、
試しながら作っていると誤魔化しておく。
続いて、セメントをアピールをする。
漆喰を改良したものであり、
水と一緒に砂や砂利と混ぜて乾かすことにより
土壁よりも固くなると説明する。
石垣に使えば、ノリの効果と隙間が埋まるため、
より強固となり。
型にはめれば、自由な造形ができる。
塀、道路や川の堤防の基礎にすでに使用している。
長政の今浜新城の建設にも使用しているので、
長政にも感想をしゃべらす。
軍神様はかなり興味を示しているようだったので、
石灰の採取所やセメントを使用している現場を見せることとした。
製錬工房では炉が常に高温で熱せられているので、
サウナ風呂を併設させて、
工員がいつでも使用できるようにしている。
試しもかねて、みんなで入り汗を流す。
その日は美濃で岐阜に来れる幹部を集め、歓迎の宴を開いた。
今回は、乳や肉、野菜、茸をふんだんも使った料理を用意した。
ホワイトシチュー
ホワイトチーズグラタン
ウィンナーソーセージ、
サラミ
新鮮なホルモン料理
サラミ&チーズ入り自然薯お好み焼き
(ピザを作りたかったが、パンを作っていないので代用)
食器は色ガラス製の器や皿、ぐい飲、徳利を取りそろえた。
軍神様たちはこれらを見て珍しがっていたので、
これからの織田家の主力商品であり、
将軍&朝廷への献上品として持参するが、
これは雑器として試したものなので、
持って帰ってほしいと言うと、全員が喜んだ。
上杉家臣の中から「無理に同行を願って良かった・・・」との
つぶやきが聞こえてきた。
岐阜~近江間の道路普請状況視察
地面をかなり掘り下げて、基礎からしっかり作る。
まず、長木で作った杭を土中に打ちつけ土止めとする。
土、砂利をひき、コンクリートを円筒型で成形した
「重い混陀羅」で土を固める作業を何度も行う。
地面より高くし、できるだけ平坦にするよう指図している。
側面には、コンクリートブロックを階段状に設置する。
仕上げに、木枠で別に作った白コンリート製の石畳を
表面に設置する。
水はけがよいよう、左右に軽い傾斜をつける。
念のため、脇にはコンクリート製のU字側溝を埋めて、
きちんと雨水対策を施すしている。
越後衆も初めて見るもので、驚いていた。
岐阜~飛騨~越中~越後間道路でも
同じ施工する予定だが、距離が長いため
後回しにしており、とりあえずの開通を目指している。
そのことを説明しておく。
西美濃石灰鉱山視察、
露天掘りの鉱山及びセメント工房を視察する。
西美濃で埋蔵量を相当と見込んでいるが、
他の場所でも出ないか探索中である。
軍神様が発注、若しくは製法の提供の依頼があるが、
商談は実際に使用しているところを見せてからとして、
墨俣に向かう。
墨俣
現在、急ピッチで大規模河川改修工事中である。
墨俣は木曽三川が分流・合流を繰り返す場所であり、
河川の氾濫がおきやすく、そのたびに川の流れも変わる。
川の流れが安定しないと、開発計画のメドが立てられず、
住民も危険な状態におかれている。
そのためにも渇水期であるこの時期に
早急な工事が進める必要がある。
墨俣は美濃併合戦から猿にまかせているが、
工事に関しては遅遅として進んでいなかった。
改修・開墾するには大変な場所であり、
他に優先する場所も多かった。
ただ、調査だけは進めさせていた。
セメントのおかげで、工期を短縮できるように
なったことから、工事を開始し始めたところだ。
まずは、中州にコンクリートで隙間を埋めた
石垣の高台を作って、安全な場所を確保する。
土嚢で仮の堤防を作って、川の流れをコントロール。
その間に地面に杭打ちをして堤防の位置を確定させる。
併せて水を逃がすための、
用水路やため池の設置工事も進める。
水をコントロールすることは難しいので、
慎重に工事を進めている。
止めたと思えば、別の場所で決壊が起きる。
猿と弟も毎日見回り欠かさないでいるとのことである。
木曽川の上流、犬山城付近から農業用水路の作っては、
水量を減らしいるので、だいぶ楽にはなっているはず、
用水路のおかげで、田畑の開墾も進んでいる。
氾濫により流れが変わる原因は思いついていた。
木曽川の水位が他の川より高いためであり、
決壊すると西側の二川を巻き込むため、
大規模な氾濫が繰りかえしおこっている。
そのたびに川筋を大きく変わってしまう。
原因は川底に土砂が溜まっていることだと判断した。
山の土や石が水よって運ばれ、
墨俣でカーブしているため、土砂が堆積しやすい。
川砂は、コンクリ・モルタルの良質な材料になり、
工事には大量に必要になるので、
掘り起こした土砂を確保させている。
併せて川底の浚渫もさせているため、
相当量を確保し、大きな砂山がいくつもできている。
今は水を抜いている最中である。
水が抜け次第、領内各地の工事現場に運んでいる。
また、源流が飛騨などの鉱山があるので、
砂鉄などの金属が採取できないか確認している。
雪どけの増水期まで間に合わないかもしないが、
その時のため、土嚢袋も多数用意している。
木曽三川の上流から堤防及び用水路を順次作らせている。
流出する土砂が多い場合は、砂防ダムも必要かもしれない。
などなどの現場の状況を説明する。
軍神様はなるほど聞いており、
越後で実施するつもりのようだ。
長政は、琵琶湖でも採取できるか検討している。
上杉家臣も真剣に聞いていた。
直江が、工事労働者の統制がとれた働きと
クレーンなどの大型機械は何かと聞いてきた。
労働者は織田家の兵士だ、と答えると驚いた顔した。
なので、続いて説明する。
このような大規模工事だと、労働者の指揮や連携が重要である。
織田は常備兵を確保して、一糸乱れぬ訓練を毎日行っている。
指揮官の指示を第一として、違反するものは罰している。
だから、このような工事での指示の伝達も
兵同士の連携もすぐに行える。
兵は戦がなければ、ただ飯ぐらいだが、
このように平時の仕事を作れば、役に立つ
指示伝達や連携の訓練にもなり、更には体を鍛えられる。
屯田兵は、シナの三国時代の魏の曹操の政策を参考に
組織させ開墾し、農地を増やした。
それを普請に当てはめるだけである。
と説明すると、一応は納得したようだ。
上杉家臣たちだけで、話し合っている。
続いて、大型木造組立式機械などを説明する。
杭打機、
クレーン
シャベル
人力でテコの原理や滑車・ロープで動かすものである。
多くの人員が必要であり、
動かすにはタイミングを合わさなければいけない。
うまく使えば 普請がはかどると説明する。
それと、
サンドダンプ(人力ブルトザー)
ベニヤ板・スノコ・トンボ、竹ぼうき
アンカー・脚立・足場板・ネコなど
工事用に、作った道具を説明していく。
皆、感心し色々と細かく質問を求めてくる。
面倒になったので、猿にまかす。
労働者の休憩時間中に(休みキチンとらせる)
道具を使って体験させてみることになった。
その効果を実際に体験し皆驚く。
技術提供を求められるが、
技術の習得は一朝一夕でできるものではない。
この機会なので、四国で建設組合作り、
原材料や人員、技術指導などで
協力しあうことを提案する。
軍神様も長政も前向きの返答であり。
姉小路も父を説得すると答えた。
墨俣で一泊する。
労働者のための湯治場もあり、ゆったりできる
工事現場なので、大鍋料理が主である。
戦場と同じなので、文句はなかった。
労働者たる兵たちに酒をふるまい、
大騒ぎな宴となった。
セメントに関し、実家の家業が左官なので、小さい頃から見ていた。
家の建て方も基礎や骨組みの状態も見ていた。
本業にあまり関係ないが、なんとなく知識を知っている。
一般知識からは外れているが、所さんの番組もあるので、知る機会もあるだろうってことで、
11・15自然薯追加、
栽培方法は、節を抜き穴を回り穴をあけた大きな竹に土を詰めてむかご入れる。
もしくは、斜面を利用する。
パンは蒸すか中国料理のパオになるかな?
2・4砂鉄追加
たたら製鉄とか調べていたら、木曽三川で採取できる可能性があった。
上流には鉱山があり、美濃には関の孫六、伊勢桑名には村正があり、
刀鍛冶には砂鉄から玉鋼を作る必要がある。
原料があるとところに作られるはずなので、推測です。




