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プロット 岐阜命名(Ver.2.80914)

ここからが、改革の始まりとなります。


尾張清州城

 北伊勢の神戸具盛から降伏の使者が来たとの連絡が入る。

 一益を呼びよせ確認する。


 降服した関一族の者が、熱田神社の祭りで織田家の力の程を知り、

 神戸氏を説得したとのことである。

 

 神戸氏の先々代は北畠家出身だが、

 今代の具盛は日野城蒲生より妻を迎えており、六角派である。

 北畠本家よりも本家の関氏を優先しているとのことであった。

 さらに、日野城に逃げ込んだ関一族者達の

 北伊勢への帰還を望んでいるので許可してほしいとのことである。


 対応を検討するため、策士を呼び出そうとしたが、

 兵法書の口語訳の添削を頼んでから見ていないことを思い出す。

 確認すると、食事以外は部屋に引きこもって作業してるとのこと。


 部屋に入り、急ぎの仕事だといって引きずってくる。

 (仕事自体は終わっていたが、勝手に注釈つけたりしていた。)

 

一益・策士と相談、

 神戸具盛の降伏を北畠家をひっかける策に利用できないか検討した結果、

 神戸氏の降伏は受け入れるが、城は囲んだままに見せかける。

 そして、神戸氏から北畠に救援の援軍の使者を送らせる。

 畠が援軍に来たら、北伊勢にくぎ付けにするという、

 もともとの策を実行することとする。

 援軍に来なければ、これを南伊勢に宣伝し、

 北畠から国人衆を離反させて各個に調略していく。

 

 関一族の帰還は了承することにし、日野城主に依頼する。

 本家当主である関盛信を一益の寄子とするとし、

 蒲生定秀に令状と贈り物を送ることとした。


 美濃から稲葉山城本丸の館が完成したとの連絡があり、

 帰蝶・池田・瀬奈姫に知らせ、引っ越しの準備をさせる。

 師匠である沢彦和尚にに稲葉山の改名を相談し「岐阜」に決める。


稲葉山城本丸

 稲葉山の頭頂部を削り、本丸を大きくとり、

 館(家族の居住する生活の場)、天守閣(未完成)、

 織田剣神社分社、道場を設置する。

 落雷による火災防止のため、避雷針も設置する。

 磁石がほしいので、他の城や熱田神社などにも設置。


 館は帰蝶の意見を取り入れ暮らしやすいように設計した。

 特に台所は広く作り、様々な料理を試すことができる。

 子たちも新しい館に喜んでいた。

 そろそろ子たちの近習を選出しなければならないだろう。

 正月までに天守閣を完成したく、陣頭指揮をとる。

 

 ニの丸・三の丸等の改修は後回しとする。

 いずれふさわしいよう整えていく。


城下町は、

 区割り及び基礎工事が終了し、施設の建設を行っている。

 上下水道設備も命令どおり行っていた。

 長良川から水を引き、溜め池を用意して、

 そこで浄化させ、木曽川に流す。

 

 未来では伊勢湾での赤潮・青潮の発生が

 懸念されていたはずだ。


 両方とも、川の水の富栄養化が原因だったはずである。

 この時代は人口少ないが、自浄作用がどのくらいあるかわからない。

 生活排水など、直接川に流すことは禁じておいた方がようだろう。

 

 鉱山から出る水での鉱毒の危険があるのだったな、

 こちらも方も対策を指定置いた方がようだろう。

  


 中央区(政治)

  仮であった政庁舎は完成しており、内政官がつめている。

  士官学校、武家屋敷は建設中である。

 

 東区(軍事)

  兵の宿舎及び訓練場の建設は終わっている。

   蹴球グランド、闘球グランド、飛球コート、羽根つきコート 

   剣術場、柔術場、弓術場、種子島射撃場、

   馬場(競馬コース、輓馬用坂、障害コース)

   アスレチック、クロスカントリーコース

  併せて兵器運用実験場を建設する。

    

 西区(生産特区)

  造幣局・実験施設を山裾側に設置し、周りに各工房を配置する。

  他国の間者が入りこまないよう、

  ブロックごとに塀で細かく区分する。

  水路及び水車・風車を配置して動力を得る。

  登り窯を設置し、陶磁器の研究を行う。  

  すでに、建設資材の製造加工場が動き出している。

   木材、石材、瓦、煉瓦、漆喰、麻袋、

   大型建設機械、溶鉱炉、水車・風車部品


 南区(商業区)

  織田銀行本店を中心に、問屋街、商店街、歓楽街を作る。

  (裏路地に公認賭場を秘密裏につくる。)

  店舗の位置は抽選とし、毎年ショバ代をとる(ランク分け)

  区域の外に青空市場を作り自由に売り買いできるようにする。  


 北区(倉庫)

  長良川を水運に利用することとし、

  兵糧等の備蓄も兼ねた倉庫街を作る。

  河川の氾濫に備えて高床式にし、消防設備も設置する。

  また、商人に相手に貸倉庫業を行うこととする。

  ついでに、大型の氷室も作ることにする


 城下町は各区ごとにを、塀で囲む数年計画の予定。

 中央区、西区の建設だけは急ぐこととする。


本丸屋敷内(正月前)

 屋敷の中に中庭を作り、庵を設置。(ロの字の中)

 庭の造成はまだまだ途中だが、庵は指示した通り完成していた。

 

 上下水道完備、四畳半の部屋に小姓の詰所、簡易台所

 部屋から南側の戸を開ければ庭が見えるつくり、縁側もある。

 部屋の中心の半畳は取りはずせ、火鉢を置けるようしてあり。

 冬は堀炬燵になり、囲炉裏も兼ねており天井から鍋を釣るせる。

 夏には水車動力の扇風機を稼働させ予定で、庭に川をつくる。

 信長の書斎・茶室を兼ねた、心を休めるための秘密基地である。

 

 実は茶室が目的ではなく、本当は亡国の遊戯「麻雀」をやるためである。

 牌は陶器製、背には竹を接着、研磨に尾張美濃の特産のベンカラを使用

 (ベンカラが研磨剤と使用できることが分かり、他の製品への使用を模索中)

 座椅子と座布団も作っている。料理や酒も用意できるようにした。

 ゆったりした環境で麻雀をしながら、本音を引き出してやる。

 

 ルールはゲームで覚えたため、点数計算は不確かだが、

 役は覚えていたので、織田流麻雀道を設立する。

 茶道ならぬ麻雀道を許可制にして広めるつもりだ。

 わび茶に先んじてやる。

 利休がどんな顔するか見てみたい。

 

 家臣どもを呼んで、個々に麻雀しながら密談する。

 新年の評定まで根回ししておく。


 なお、北伊勢の状況については、

 北畠が一当てしてすぐに退却していった。

 肩すかしだが、次の策への準備期間ができたと思うことにした。

 神戸氏の降伏を認め、関氏とともに一益の与力とする

 もちろん南伊勢の民衆に北畠のふがいなさを、

 瓦版で南伊勢中にばら撒き、国人衆や土豪の離反を誘うこととする。

 

美濃岐阜城

 天守閣が完成し、稲葉山を岐阜に改名すると発表した。

 家臣たちから年賀の挨拶を受け、そのまま評定を行う。

 

 織田家の方針として、

 外に関し、

  甲斐・南信州の武田家と同盟を結び通商を行う。

  南伊勢を攻略し、伊勢湾一帯を支配するので、心しておくこと。


  同盟者である浅井家対六角戦及び松平家対今側戦を支援する。

  また、飛騨の姉小路家の開発を支援する。


 内政に関し、

  尾張と同様に、美濃領内の新田開発を進める。

  まずは木曽三川の治水を行い、水源の確保する。

  また、川は水運に活用し、木材や生産品を尾張に運びいれる。

  そのため、三本の川が交差する墨俣周辺の整備を行う。

  それから、水田に適さない土地には、

  麦・蕎麦などの他の穀物を栽培する。

  さらに、畑作にも適さないような山側の傾斜地は家畜牧場とする。

  候補地は北美濃と東美濃とする。


  続いて領内及び周辺の同盟国との間の道路を整備して、

  通商を活発化させる。


 税について

  穀物及び豆類は、五公五民とする。

  これは、軍事物資だからである。(流通量を管理)

  その代り、軍役・労役は無しとし、

  野菜・草履などの販売益は免除とする。


  製造業及び商人の税は、売り上げの一割とする。

  (純利益ではない。)

  支払わないものは、犯罪者として裁くこととする。

  軍事物資に限り、製造業は物納も認めるが税の割合をあげる。


 身分・報酬に関して

  尾張・美濃・北伊勢や、これから支配する領地を含め

  国境付近の外様は別にし、基本的にはすべて織田家の支配地とする。

  土地は民に貸し与えているものとし、家臣を代官として派遣する。

  土地の使用権は子々孫々に相続できるものとする。  


  士分に関しては、織田家当主が認めた者とする。

  譜代家臣には、功績により本貫地として土地を貸し与える。

  さらに、郎党を小作人として雇う権利を与え、

  子孫が無役になっても、郷士という士分を与える。

  土地の収穫物からの税の支払いと軍役・労役を課す。

  

  家督に関しては長子相続とし、長子以外が相続する場合は、

  織田家当主の許可を必要とする。(長子は報告のみ。)


  外様に関しては、上記に当てはまらないが、

  労役と軍役などは、織田家当主の命に従うこと、

  (水野家、佐治家、遠山家など)

  なお、外様とは自力で領地を支配できる者だけである。  


  なお、報酬は年棒制とし、功績をあげていけば年々増加していく。

  ただし、失敗が多ければ減額とする能力給である。

  

  言い忘れたが、士官学校を作る。

  10歳から入学でき、5年の間、

  武士に必要される教養の勉強と軍事訓練をさせ、

  卒業後は、部隊の指揮官からスタートできる。

  資格は、郷士も含む士分の子とする。  

    

  織田家は能力に応じ報酬を銭で支払う。

  能力がある兄弟がいた場合、片方に別家を立てさせる。


  以上を法として整備する。

  併せて軍法・刑法・商法等、必要とする法を整備するので、

  意見があるものは提出すること、参考とする。


  評定にでていたも者たちがざわついたが、

  「信長の命に従えないものは、ただの農民になるか領地から出ていけ」  

  と宣言する。

  「なお、もとは農民でも庄屋は郷士格とし、小作人を雇える。

  文字算術できる者とするが、人を雇ってやらせてもかまわない。」 


 続いて、人事発表する。

  本拠地を美濃の岐阜に移し、信長が中美濃を管理する。

  北美濃は、稲葉に任し、美濃衆の取りまとめとする。

  東美濃は、遠山氏と柴田に任せる。

  西美濃は、森に任し、不破 安藤 氏家を与力とする。

  (寄子から与力に名称変更)


  尾張は、織田信広を筆頭する織田一族に任し、

  佐久間、水野、佐治、梁田をそのまま与力とする。

  

  北伊勢は、滝川に任せ、信包、坂井、関、神戸を与力とする。


  国人衆及び土豪に美濃併合時・北伊勢侵攻戦の褒賞を与える。


  今後の進退については、すでに根回しずみ、

  美濃侵攻時に調略又は降した者ものが責任持つこととしており、

  北伊勢侵攻時に能力を確認させている。


  あぶれた者及び織田家に不満がありそうな者は、

  北伊勢に送り、対北畠戦に使う。


  なお、美濃併合時に逆らったものについては、

  引き取り手がいる者は赦免し、いない者は犯罪奴隷とする。 

  

  幹部連中には城下に土地を与えるので、屋敷を作るよう命じる。

  

  寺社勢力への対応について、改めて命を出す。


  織田家は神道を信仰するが、それを押し付けることはしない、

  宗教の自由を認める。

  ただし、僧及び神官の身分は例外を除き平民とし、

  武士以外のものが武器を持つことを禁じる。


  織田家の政策に逆らう者は、国外追放とする。


  そのあと、慰労のためいつもの宴会に入る。

  尾張の海の幸、美濃の山の幸をふんだんに用意、

  清酒、焼酎もかなりの量を用意し、無礼講とした。

  宴が進んで盛り上がってくる。


  余興で犬と慶次を相手に織田流格闘術の投げ技を披露。

  大男二人が、より小さい信長に簡単にぶん投げられるを見て

  国人衆がびっくりしていた。

  (背負い、体落とし、出足払い、送り足払い、

   大外刈り、大内刈り、小内刈り、小内巻き込み、

   内股、払い腰、袖釣り込み腰、巴投げ、肩車など)

  

  最初の「かまし」が肝心だ、力を見せつけておかないといけない。

  犬は練習の相手をしていたので、受け身が完璧で平気だが、

  慶次は受け身なんて知らないので、床に投げつけられ、

  かなり痛がっている。

  受け身を知らない者は不思議がっていた。


この評定が、織田財閥・織田総合商社のはじまりと、後の世の者が語る。  

  


上下水のこと書き忘れていたので追加。

避雷針も追加


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