信長の独白 教育(Ver.2.71118)
「そろそろ、家臣たちの教育にも力を入れなければならない。
まずは、犬たち馬廻、小姓衆からだ。
美濃の併合後のことを考え、
今のうちから、統治の方法を教えねばならぬ。
さ~てどうするか、
この時代、孔明みたいな軍師は存在しないし、
祈祷師見たい者だっけ?
実践の戦術を終えなきゃならないのにな~
そうだ!
マムシの養父(一応尊敬してる)に頼むか、
義父は下克上で成りあがった人物だ、
実戦も統治の方法も経験豊富である。
いい指導者になってくれるだろう。
京や堺で孫子などの兵法書を買ってきており、
いま訳している最中である。
これを教本にするとするか、
後は算術だな、
税の計算や兵站の管理などに絶対に必要だ、
量産にむけ算盤を開発中だが、試作品はすでにできている。
犬が興味をしていたな、
さわってみたが、なんとなく指の使い方を覚えていたようだ、
俺も練習しておかなきゃな示しがつかんだろう。
「あとは、幹部には教養も必要だ~、
漢文、連歌、舞、小唄、茶道、蹴鞠だったか、
畿内に騒乱が起きれば、
尾張まで、落ち延びてくる公家もいるだろう、
教師として雇うとするか。」
「んっ、
そうだ、蹴鞠だ!
サッカー(蹴球)があったな!
あれならボールがあればできる。
遊びとしても、体力作りにもちょうどよい。
くっそー なぜ、今まで思い出さなかったのだ、
この中途半端に知識、つかい勝手が悪い
ほかにできるスポ-ツはないか、
バレー(撞球)、バスケット(籠球)、卓球、テニス(庭球)、
どれも道具が必要だ
道具から作らければならぬ、
あとはラクビー(闘球)ぐらいしかないが、
細かいルールを知らん。
ボールを相手の陣地まで運べばいいのだったかな?
まっいい、鎧つけてやれば、いい訓練になるだろう。
あっ、バトミントン(羽球)と羽根つき!
これならできる。
もともとあるものだから、ルールを整えるだけでいいだろう。
反射神経を鍛えるのにちょうどいい、採用だ。
スポーツで思い出したが、体育を奨励しよう。
剣術と柔術、槍、弓、馬術、それからマラソンと水泳だな、
あいつらで試して、カリキュラムを作ろう。」
「そうしたら、士官学校を設立するか。
武士の子を入学させて鍛えることを目的とする、
教育によって、
俺の意思を理解できるやつを育ててなければいけない。」
「あと、平民はどうするか、
寺子屋だったけ?、
まだ、そこまでいいか
仮名の教本と算盤を無料で配布すればいいだろう、
意欲のあるやつ自ら学ぶ、それを雇えばいいか。」
「ふー
たまに一人で静かに思考するのも必要だな、
いろいろと知識が浮かんでくる。
少し休んでから、もう少し考えてみるか」




