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プロローグ

※プッロトなしでの投稿となります。更新は不定期で終わりが無いかもしれません。感想はできる限り返信します。会話率がかなり多めです。

 その男は少女に一言ぼそりと言った。自分は殺し屋、と……


 少女は男の去り際に感銘をうけ、自分もいつか「殺し屋」になると、決意する。


 少女の名は、バーニー・キャッツ。十七歳の現役の女子高生である。


 なぜバーニーは殺し屋と接触したのか?


 それは、これから起こる事件の序章に過ぎない。


 殺し屋の男は、コードネーム・ホワイトキャッツ、と名乗った。


「この体は改造されている。だから、もうすぐに死ぬだろう」


「死んじゃうの? 殺し屋さん……」


「ああ、だからお嬢さん殺し屋にはなるな」


 ホワイト・キャッツは、そういうと体が光を放ち消え去った。


「オーバーヒート」を引き起こしていたのだ。


 彼の体には、「キャッツ細胞」いう、特殊な細部があり、何者かがその細胞を強化して体の一部を五分間だけ強化するようにしたのだ。


「消えた……」


 バーニーは、悲しくはなかった。殺し屋は、すでに死んだ人間だからだ。


 この世界での「殺し屋」という、存在はいわば「死人」どうぜんなのだ。


 だから、消えて当たり前だし、誰も悲しまない。


 いわゆる、使い捨ての兵器、だ。


 バーニーもまた、特殊な細胞を持っていた。


 ラビッツ細胞、だ。ラビッツ細胞もまた改造を施せば、強化できる。


 殺し屋になれる存在だ。


 だから、殺し屋に憧れていた。そう遠くない未来バーニーは殺し屋になるのだろう……。


 コードネーム・ブラックラビッツ、としてこの世に産声を上げるのだろう。


 あの時の忠告も聞かずに。


 静まり返った、真夜中に猫はウサギを狩る。

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