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白く幼き妖と  作者: すなぷあ
一.「いつも通り」に過ごしたい
7/35

6.平日

えー、皆さんおはようございます 白露です

今私は自分のベットで横になってます 今目が覚めました はぃ

何故でしょうね? 上半身裸の兄が隣に居ます 気のせいでしょうか? 前にもこんな事があった気がします


「ぅふへぇぇ 白露ちゃん・・ すりすり・・ ぐえへへへ 気持ちいいねぇ」


はい また完全な出落ちですね 

夢の中では何をしているのでしょうかね? 是非ともスカイツリーから飛び降りて欲しいものです 


さて、また兄を起こさずに部屋から出なければいけません 

時計の針は5時20分を指しています 昨日寝るのが早かったので起きるのも早めなのです

朝早いので親の助け舟は期待出来ません なので前の方法と同じやり方で部屋の外に出ようと思います


「・・・ぁれ」


何故でしょう 自分の服がありません 下もパンツだけになってます 昨日は上着も着っぱなしの状態で寝たはずです なぜでしょうか?


・・ああわかりました 兄が自分が来ていた服を抱き枕変わりにしています なんてことをしてくれたのでしょうか

布団をかぶっていたのであまり寒さを感じなかったのでしょう さすがに上が裸というのはキツいです さっさとシャツを着てしまいますかね ついでに着替えも出しておきましょう


ペタッ ペタッ


・・・そういえば自分は裸足でした 靴下は・・・ 兄が持ってますね・・えぇ 足が冷たいじゃないですか

この足音で兄が起きるかもしれないのでシャツを下にしきたかったのですがねぇ ・・・

とりあえず手の届く範囲で服とスカートを回収しましょう それを足に敷いて   っと

う〜・・ん 靴下と履いてたスカートは取れそうにないですね がっちりホールドされてます くそぉ

さて、着替えを取ってさっさと出ましょうか・・ ばれないようにそ〜・・・っと





もって来た着替えを脱衣所にある籠に放り込む

脱いだ下着と取り返した服を洗濯機に入れ、風呂場に入る


朝にシャワー浴びるって良いよね!


・・・ぅぐ  やっぱりまだこの体には慣れないなぁ

元の体がもうないとわかっていても中身は男なのだよっ いくら自分の体とはいえ  その  すっごく恥ずかしい・・

いやいや 何処を見て言ってるんだっ そして何考えてん自分っ 慣れだ慣れ! 回数を重ねていけば慣れるって・・

だから今はぎこちなくていいのですよ えぇ ・・・・いいのだよ!! 


どーでもいい事を考えながらもボディタオルで全身を洗って行く あまり力が入らないのでこそばゆい

昨日は少し動揺してて、変な力が入ってた気がするが・・ 今は落ち着いている 大丈夫だ、問題ない


シャワーで泡を一気に流す っくぅぅぅ・・きもちいいなぁ 

何故だろう・・夜に入るのとは違って朝に入るのはスッキリする そして目も覚める この感じが好きだ 好きなのだっ


シャンプーを手に付け、頭を洗う・・・ 何だっけ、昨日は頭じゃなくて髪を洗っちゃったんだっけな


・・にしても綺麗だなこの髪 一応この体は元は自分のじゃないんだししっかり手入れしてあげないとなぁ


そうだ・・この体で思い出した

この体、全然疲れが溜らないのだった 昨日あのくそ重いぬいぐるみを3匹も持った状態でも、ちゃんと家まで歩けたし・・・ やっぱり妖怪は疲労が溜りにくいとかあるのだろうか? 

むぅ 悩んでても仕方が無い この体で暮らして行く事はもう決まってるような物だし今日のお昼にでも試してみるかな


ぁ・・ やべぇ シャワーラックの位置が高くて掛けられねぇ




月曜日の朝は朝食前に前に歯を磨く、と言うより朝食はとらない

え?昨日の夜から何も食べて無いじゃないかって? いあ・・そうだけど 何か動いた日の後ってあんまりお腹空かないですよね? 毎回ではないけど8割くらいはお腹空いてない事が多いです 

よくあることだね うん・・・・ あるよね?  ね?


まぁいいや それはいいとしてさっさと歯を磨こう 昨日磨かずにダウンしちゃったからなんか気持ち悪い


「・・・・・・ぁ」


風呂から上がり、脱衣所のすぐ横に洗面台がある そこにる鏡を何気に覗いたのだが・・・


小さな女の子が映っている 背の高さで言えば小学二年生くらいの 銀髪の女の子が


いや、それは知っている 風呂場で何度も確認した そこは別にいいのだが・・


目が・・ 青い 凄く綺麗だ 空のような澄んだ青色 そこに曇りなど1欠片も・・・ いや何言ってんだ自分

あんちゃんが綺麗な瞳と言ってたのはこの事だったのか・・ ココには何度も来ているがフラフラだったり寝ぼけてたりで鏡を確認する事などあんまり無かった というより無かった 何故見てなかったのだろう・・ こんなに綺麗で可愛い・・・   

いやいやいや待て待てっ 自分はロリコンじゃないそしてこれは自分の体だ! 言い聞かせろぉぉ 自分に言い聞かせろぉぉぉ  おぉぉおぉおぉ


・・・ぅぅ 一瞬でも自分に見惚れてしまった自分が恥ずかしい 元は自分の体じゃないけど・・ 

うん 多分自分の体が元に戻るなんて事は無いだろう 何せ「殺された」じゃなく「消された」のだから くそ 今日文句言いに行ってやる


ちなみに今着てる服は、小さい時に来ていた半ズボンと雪の結晶の絵が入ったシャツ、昨日買ったパーカーだ

あ・・あと白い狐さん そうだなぁ・・これから長く使って行く事になるかもだから名前もつけてあげないとなぁ


って・・もうこんな時間か とっくに6時半すぎてらぁ 母さん起こさなくちゃなぁ



「んじゃ 行って来るね〜」

「いってらっしゃい」


仕事に出るお母さんを見送り、自分一人だけの時間に・・・


「さぁっ やっと二人きりになれたねっ!」


ならな・・え!? 何で!? 兄貴は学校のはずじゃ・・


「忘れ物したから取りに帰って来ただけだがなっ さぁ 一緒に行こうか」


どうやら自分の事を忘れ物と言ってるらしい マジで意味わからん 


「ぁっ・・ 昨日お兄ちゃんへのお土産で黒の狐のぬいぐるみ取って来たんだけど・・それが自分の変わりってことにはならないかな〜 なんて」


とりあえず逃げ道とトラップを仕掛けてみる


「ぬいぐるみなんかより白露ちゃん本人の方がいいじゃないかぁぁあ」


よし 罠にかかったな馬鹿め!


「そうかぁ・・・ せっかくお兄ちゃんとお揃いだったのになぁ・・ おにいちゃん自分とお揃いなの嫌なのかぁ・・」

「お揃い・・・ だとっ!?」


ささっ さっさと黒君持って去りやがれ


「ならぬいぐるみと白露ちゃんを連れて行って皆にお揃い!ってのを見せつけ・・」

「ごめんマジでやめて」


逆効果でした・・ どうして自分の罠はこう逆方向へ発動してしまうのか・・ というより何故この事を予想出来なかったのか・・・ 兄貴がそのまま黒君持って行くと思ったのかよ・・ ぅう


「あとさ・・自分の友達以外にはこの姿の事あんまりバラさないで・・・・ほんとに」

「ぇぇ!? もったいない・・何で!?」


理由は簡単 決まってるような物じゃないか


「ばれるの恥ずかしいし・・ それに皆混乱するし説明がめんどくさいから」

「ぅぐっ・・・」


説明のめんどくさはあんちゃんの時で経験済みだろう 兄もわかってくれてるようだ 


「でっ・・でも俺の友達はロリコン多いから大丈夫だって!」


いや、そういう問題じゃない ってかお前の友達そんなんしか居ないのかよ


「・・さっきも言ったけど説明するのはお兄ちゃんだよ? それに自分は これ以上おもちゃにされるのは嫌なんだけど」

「わ・・わかったよ  僕の白露ちゃんじゃ無くなるのは嫌だし・・」


おい待て、いつから自分がお前の物になったんだ? 


「とりあえずお揃いの黒色君はいただいていくぜっ いってま〜」

「ぁぁ・・うん ぃってらぁ」


何だ・・・凄く不安だ 兄が帰って来た時に・・何かが起こりそうだ 

ダメだっ! 考えていても仕方ない 何か起こったときはそんときだっ どーせ罠張っても対策とっても空振りだろう どうにでもなりやがれ!




ぅむぅ ・・皆なが家を出ると一気に暇になるなぁ 

いつものこの時間はパソコンとかしてる・・・ お昼までは・・お昼までは!!

それからお昼を食べて外出、公園で時間つぶしたり 神社に行ったりしている 帰ってくるのはだいたい7時すぐぎくらいかな ・・・お金は使いませんよ??

神社に行く時間までは釣りしたり子供と遊んだり公園でお昼ねしたり・・ まぁ色々ある


それはいい問題はその時間までなのだ 昼飯を食べるまでの暇つぶしだっ パソコンをとりだすっ

ことが出来ないのだ

理由は簡単 いつもパソコンをしまっている所に手が届かない、それだけだ

もちろん椅子を台変わりにして手を伸ばしたさ だけど届かないんだもん・・うぅ


・・お昼までの暇つぶしする物が無くなった!

そ・・どうしよう まだ8時前だ お昼には全然早いし、お腹もあんまり空いてない

暇つぶしする物もないし・・・ 漫画くらいあるだろって? ないんだなそれが


う〜 この体の事・・調べてみるかな 今の時間 公園に居る人など居ないだろうし・・・


妖怪の体には興味はほとんどない だか、この体で暮らして行く事になるのなら、少しでも知っている方が良いと思う

・・そういえば住職さんは「もう少し遅ければ獣の姿に」と言っていた これはその姿で固定だからと言う意味なのか?

もしもそうじゃないとしたらその獣の姿とやらに変わる事は出来るのだろうか?

そして疲れ・・ 疲れが溜りにくいと考えていたのだからどれくらい動けば疲れるのか等試してみたくなる

ぅ・・・ 早く実験したくなる・・ 

そうだなぁ お昼まで結構時間あるし先に実験するかぁ 疲れた後ご飯食べに戻って・・お昼寝でもするかな

よしっ そうしよう それがいい!いや、それしか無いっ


ペットボトルにスポーツドリンクを入れ、ペットボトルカバーを付ける それを狐君に入れて、肩にかける

水分補給は大事なのだ 昨日は忘れていたけど・・・ うん

この狐君の名前は白君にしよう「はく」君だよっ 

人形に名前付けてるのかと馬鹿にするような人が居るらしいが・・ 何故馬鹿にするのだろうか? 愛着がわいていいじゃないか

まぁそれはいいか 何気にこの白君、皮が分厚いのかペットボトルを入れてもごつごつしないのだ

しかもあたたかく、マフラー変わりにもなる それのせいで昨日地獄をみたのだが・・・ 

・・・そういえばあんちゃんに黄色の子を渡すのを忘れてたな・・ う〜んいつ渡せるのやら


ととと 話がずれてしまった  んじゃっ! 行きますかねっ









やゔぁい   鍵置き場に手が届かない・・・・ 


次回は結構遅くなると思います^^;(1週間以上投稿できないかも

自己紹介文にも書いてますけど、自分は1話が書けたらすぐ投稿する事にしています

書き置きとか出来ないタイプなのですw(((


なるべく早く書くつもりですが、遅れるかもしれないので一応報告を・・

こう言うのは活動報告の方に載せたほうがいいのでしょうかね???

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