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第11話 起きて早々大試練⁉︎

朝の日差しを感じ、俺は夢見心地から目が覚めた。

ついさっきまで昔の夢を見てた気がするが、頭が覚醒すると思い出せない。

そんな事はしょっちゅうだ。

昨日はそのまんま寝ちまったのか。

意外に疲れてたんだな。

頭がボケ〜っとする中、違和感に気付く。

ん?何か左腕に柔らかい感触が・・・。

クッションかな?

俺は腕の感触を確かめるために左を向く。

するとそこにはハルの寝顔と胸が!

吐息が当たる。近っ!!


あっ、思い出した。

ここはティルト村の宿だ。

家じゃねぇ。

しかもこの柔らかさは、まさかハルのやつ、ノ、ノーブラか??


ハルはまだすやすやと寝息をたてている。

俺の腕にしがみつくように眠っていた。

その寝顔がとても可愛い。

俺はそっとハルのおでこにチューする。

まだ起きないなぁ、ちょ〜っとだけイタズラしちゃおっかなぁ。

多分俺は今、さぞエロい顔をしていることだろう(笑)

俺たちはまだキスしかしてない。

3年間何をしてたんだと思われるかもしれないが、ハルを守れる程に自信がついたらって決めてたからだ。

だが今俺たちは異世界に居て、いつ帰れるかもわからない。

もしかしたら帰れないかもしれない。

そうなると心が揺らぐというものだ。

それにこっちに来てからはチューすらしてなかったしな。

この絶好のシチュエーションで心と下半身が揺らがぬ男などまずいまい。

もしいたとすれば、不能か男色野郎だ。

幸いに俺は今をときめく男子高校生。

ハルが無防備でいつでもカモ〜ンな状態なら行かねばならぬ、その先に!

男、ソラ、いざ、参る!


俺は心臓の音がバクバクするのを感じながら、ハルの慎ましく、だが決して小さくはない双丘の傍らに右手を伸ばした。

もちろん寝返りを装って。


ムニュ。


初めて触れる女の子の胸の感触がたまらなくイイ、すごくイイ。

手を置いただけだというのに、何という柔らかさ。

超柔らけ〜!


男性特有の朝のお通じもあいまって、血液が一気に下半身に集まってくるのが分かる。


ゴクッ。


唾を呑み込む音とハルの安らかな寝息だけが聞こえる。

久しぶりに見たハルの寝顔。

まだあどけなさの残るその顔は、俺が一番よく知る見慣れた顔だ。

だがその寝顔さえも今の俺にとっては凶器そのもの。


俺の中では今まさに、天使と悪魔せめぎ合いをしている。


ハルの寝込みを襲うなんてダメだ。

いやハルは彼女だ。このまま本能に身を委ねてしまえ。


どちらもごもっとも。

手が勝手に動く。


モニュモニュ。


ふむ、しばらくモミモミしてこの感触を堪能しよう。


しばらくハルの胸を揉むこと数分。

ハルに変化が起こり始めた。

時々吐息が、


「ンッ、アッ、ファッ。」


起きてないよな?

揉みながら手のひらに伝わる胸のポッチリ。

ん?これってもしかして、ハルのやつ感じてるのか?

と思ったらハルのやつ向こう側へ寝返り打ちやがった。


顔を覗き込んでみると頬がやや赤らんでいた。

もしかして途中から起きてたか?


まぁ、これ以上はさすがにマズいので俺はトイレに行くことに。


えっ、何をするかって?

もちろん何ですよ、何。

こんないきり立ったままでは何もできないぜ。


こりゃあ毎朝試練だな。

そのうち耐えれなくなるかもなぁと考えながら部屋を出て、トイレに篭るソラであった。




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